
洗面台の蛇口交換はDIYできる?タイプ別に費用や手順を徹底解説!
水のトラブル
更新日 : 2025年11月19日

富士水道センター編集部
「洗面台の蛇口がそろそろ壊れそうだから交換を検討しないといけないな……」
「自分で蛇口交換してみたいけど失敗するのは嫌だな……」と悩んでいませんか?
本記事では洗面台の蛇口の交換方法について、タイプ別に解説しています。
自身でおこなう場合と水道業者に依頼した場合の料金相場まで解説しているので、ぜひ本記事を参考にして蛇口交換を検討してみてください。
洗面台の水漏れで悩んでいる方は以下の記事も参考にしてみてください。
目次
洗面台の蛇口交換する前に確認すべきこと

洗面台の蛇口交換をおこなう際は、必要な作業や取り付け方法を事前に確認し、正しい手順で取り組みましょう。
洗面台の蛇口を交換する前に確認すべきことは、以下の2点です。
- 洗面台の蛇口の種類とメーカー
- 洗面台の蛇口タイプ別の費用相場
蛇口交換を自身でおこなう前に、取り付ける蛇口のタイプや洗面台の取付穴のサイズをきちんと確認してください。
適切な準備と確認をして、取り付け後に不具合がないようにしましょう。
洗面台の蛇口の種類とメーカー
洗面台の蛇口を交換する際、蛇口の種類とメーカーの確認は必須です。
各メーカーごとの特徴と代表的な製品について、以下の表でまとめているので参考にしてみてください。
| メーカー | 特徴 | 代表的な製品 |
|---|---|---|
| TOTO | トイレや洗面台、浴室の設備の大手メーカー | エコシングル |
| LIXIL | 住宅全般の設備を手がけるメーカー | ナビッシュ |
| タカラスタンダード | ガラスの光沢の美しさを活かしたホーロー素材を取り入れているメーカー | エリーナ |
| クリナップ | 65年以上の歴史がある多目的なシステムキッチンを開発したメーカー | ティアリス |
| Panasonic | 家電製品で知られるが、住宅設備も手がける大手メーカー | エムライン |
また、上記メーカーで製造されている蛇口の種類について、以下の表にまとめてみました。
| 蛇口の種類 | 特徴 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| ・ワンホールシングルレバー混合水栓 | ・レバーを上下に動かして吐水する ・デザイン性が高い |
・使いやすい ・取り付けやすい |
・使用できる機能が少ない |
| ・ツーホールシングルレバー混合水栓 | ・キッチンや洗面台など、用途に合わせて選べる ・穴の間隔は規格によって統一されている(102mm) |
・温度調整がしやすい | ・取り付けがやや複雑になる |
| ・ツーホールツーハンドル混合水栓 | ・ハンドルで水とお湯を調節できる ・レバーよりシンプルで価格が安い |
・冷水と温水の温度をそれぞれ調整できる | ・調整がやや手間になる |
| ・洗面用コンビネーション | ・作業部分や部品が多く多機能 | ・多用途に使用できる | ・専用設計なので交換が難しい |
| ・単水栓 | ・温度調節ができない ・シンプルな構造でリーズナブルに使える |
・シンプルでコストが低い | ・お湯が出ない |
各メーカーごとに取り扱っている蛇口の種類や形状、設置方法が異なります。
蛇口の交換時に取り付けができないという失敗を避けるためにも、洗面台に設置されている蛇口のメーカーや種類を事前に確認しておきましょう。
洗面台の蛇口タイプ別の費用相場
洗面台の蛇口タイプによって交換費用は大きく変わります。
費用の相場としては、以下の表に記載してある金額帯です。
| 蛇口の種類 | 費用の相場 |
|---|---|
| ・ワンホールシングルレバー混合水栓 | 25,000~80,000円程度 |
| ・ツーホールシングルレバー混合水栓 | 35,000~60,000円程度 |
| ・洗面用コンビネーション | 40,000~80,000円程度 |
| ・単水栓 | 15,000円~ |
タイプによって構造や取り付け方法が異なるため、交換にかかる工事の費用や時間は状況によって変わってきます。
上記に記載してある費用は、あくまでも目安として参考にしてみてください。
洗面台の蛇口を交換する手順

洗面台の蛇口を交換する手順洗面台の蛇口の交換は、正確かつ慎重におこなうことが大切です。
とくに新しい蛇口の取り付け時には、接続部分がしっかり固定されているか確認しましょう。
はじめに確認しておくことで、将来的な漏水リスクを低減できます。
洗面台の蛇口を交換する手順を以下7ステップで解説していくので、参考にしてみてください。
- 洗面台の蛇口交換に必要な工具や部品を揃える
- 蛇口を交換する前の下準備をする
- 給水を止める
- 古い蛇口を取り外す
- 天板周辺を掃除する
- 新しい洗面台蛇口を取り付ける
- 漏水チェックと試運転をおこなう
作業前の状態に戻す蛇口の交換手順は、あくまで一般的な方法です。
交換手順を間違えてしまえば故障につながる可能性もあるため、不安な方は水道業者に依頼してみましょう。
洗面台の蛇口交換に必要な工具や部品を揃える
洗面台の蛇口交換をおこなう際には、以下のような適切な工具と部品の準備が必須です。
| 種類 | 名称 | 特徴 |
|---|---|---|
| 工具 | ・水栓取付レンチ(水栓取外しレンチ) | ・水栓の取り付けや取り外し専用のレンチ ・狭い場所でも取り付けや取り外しが可能 |
| ・モンキーレンチ | ・さまざまなサイズのボルトやナットに対応可能 | |
| ・タオル | ・水回りの作業時に水や汚れを拭き取るのに使用 | |
| ・パイプレンチ | ・パイプや大型のナットを掴んで回すのに使用するレンチ | |
| ・ウォーターポンププライヤー | ・幅広いサイズの部品をしっかりつかめる工具 | |
| ・パイプカッター | ・パイプをきれいに切断するための工具 | |
| ・ツバ出し器 | ・パイプの内側の凹凸をなくして平らにするための工具 | |
| ・ハンマー | ・釘を打ったり、物を叩いて形を整えたりするのに使用 | |
| 部品 | ・ステンレスフレキ | ・蛇口と給水管を接続するための柔軟なパイプ |
| ・袋ナット | ・蛇口の取り付け部分を固定するための部品 | |
| ・ニップル | ・給水管や蛇口と接続するための短いパイプ | |
| ・パッキン | ・接続部からの水漏れを防ぐためのゴム製の部品 | |
| ・止水栓 | ・水の供給を停止するための部品 |
蛇口の交換作業は複雑であり、正しい工具や部品がなければ作業がスムーズに進行できません。
また、部品の不具合があれば、のちのち水漏れやトラブルの原因となることがあるため、作業前にしっかりと確認しておきましょう。
蛇口を交換する前の下準備をする
必要な工具や部品がすべて揃っているか確認できたら、以下のような準備をしておきましょう。
- 洗面台の床に養生シートを敷いておく
- シンク下を空けて、作業スペースを確保する
- 商品に傷がないか確認する
とくに洗面台の床やシンク下のスペースは工具により傷がつきやすいので、気をつけておく必要があります。
細かい準備や確認ですが、後々の作業がスムーズに進められるため、あらかじめ下準備をしておきましょう
また、手元に予備の部品を用意しておくと、予想外の状況にも対応できます。
蛇口を交換する前には、洗面台の保護や作業スペースの確保をおこない、細心の注意を払って下準備をしてみてください。
給水を止める
洗面台の蛇口交換をおこなう前には、給水を止めましょう。
給水を止めなければ蛇口交換の作業中に水が漏れ出し、作業が難しくなるだけでなく、水漏れリスクが高まります。
止水栓のタイプには以下の3つがあるので、それぞれの特徴を知っておきましょう。
| 型 | 特徴 |
|---|---|
| ・アングル型 | ・曲がった形状をしている |
| ・ハンドル型 | ・操作性に優れている |
| ・ストレート型 | ・シンプルな形状をしている |
注意点としてはハンドル型以外の場合、マイナスドライバーを使って止水栓を閉める必要があります。
止水栓が見つからない場合は元栓を閉めなければならないので、止水栓の場所をあらかじめ確認するようにしてみてください。
古い蛇口を取り外す
洗面台の蛇口の取り外しは「給水・給湯配管」からホースの取り外しをおこなうことで、簡単にできます。
以下の手順で取り外しをおこなってください。
- 給水・給湯配管からホースを取り外す
- 蛇口の固定ナットを緩める
- 古い蛇口の本体を取り外す
最初に必ず給水を止めましょう。
給水を止めることにより、作業中の水漏れを防げます。
また、取り外す際の力加減にも注意が必要です。
過度な力を加えると、配管を傷つける可能性があるため、作業を慎重に進めましょう。
ホースやナットが固くなっている場合は、専用のスプレーや工具を使用して取り外すとスムーズに作業を進められます。
取り外し作業は、自分でおこなうことが可能です。
作業に不安がある方は業者に依頼してみてください。
天板周辺を掃除する
洗面台の蛇口交換をおこなう際は、天板周辺を掃除しておきましょう。
清潔に保つことで、取り付け後のメンテナンスも容易です。
たとえば、天板周辺に水垢や石鹸カスがあると、蛇口がしっかり固定できない場合があります。
また、新しい蛇口を取り付けた際に、汚れやゴミが付着していると見栄えがしません。
汚れやゴミが原因で蛇口がきちんと動かなければ、水漏れやカビが発生する原因になるかもしれません。
新しい蛇口の寿命や機能性を最大限に活かすためにも、事前の下準備は非常に大切になります。
天板周辺をあらかじめ掃除しておき、清潔な状態で新しい蛇口を取り付ける作業がスムーズに進むように準備してみてください。
新しい洗面台蛇口を取り付ける
新しい洗面台の蛇口の取り付けは正しい手順にしたがっておこなえば、安全かつ正確に取り付けできます。
蛇口の種類としては主に3つあります。
- ワンホールタイプ
- ツーホールタイプ
- コンビネーションタイプ
蛇口のタイプごとに特有の取り付け方法が存在します。
ワンホールタイプは、シングルハンドルをもつ蛇口が一般的で、ひとつの穴から水道の冷水とお湯が混合されて出るタイプのこと。
一方、ツーホールタイプやコンビネーションタイプは複雑な構造をしており、適切な工具や部品の取り付けが必要です。
取り付け方法を蛇口のタイプ別に解説していくので、参考にしてみてください。
ワンホールタイプ

ワンホールシングルレバータイプの蛇口はDIYで取り付け可能です。
ただし、正しい手順と注意点を知っていなければうまく取り付けできません。
ワンホールタイプの蛇口取り付け手順は、以下の流れでおこないます。
- 既存の蛇口を取り外す
- 排水金具の種類を選択する(ポップアップ式、ワンプッシュ式、ゴム栓式など)
- 蛇口本体を取付穴に差し込み、裏側から固定する
- 逆止弁付ソケットを止水栓に取り付ける
- 蛇口本体のホースをソケットに接続する
- 排水金具と接続する
- シャワーホースを接続する
- 水道を開けて水漏れチェックをおこなう
ワンホールタイプの蛇口は、洗面台の天板にひとつの穴が空いているタイプです。
そのため、古い蛇口を取り外して新しい蛇口を取り付けるだけの作業で済みます。
注意点としては配管が届かなかったり、近すぎたりする場合、適切な長さのホースや接続部品を使用しないとうまく取り付けができません。
取り付け時にはネジの締めすぎに注意して、ゴムパッキンを確実に固定するようにしてみてください。
ツーホールタイプ

洗面台の蛇口交換は、ツーホールタイプでもDIYでおこなえます。
ただし、ワンホールタイプに比べて難易度が高いため、ある程度のDIYの経験や知識が必要です。
ツーホールタイプの蛇口取り付け手順は、以下のとおりです。
- 既存の蛇口とフレキホースを取り外す
- 排水金具の種類を選択(ポップアップ式、ワンプッシュ式、ゴム栓式、貫通穴なしなど)
- 取付穴に新しい蛇口本体を差し込み、裏側から固定する
- フレキホースを適切に加工し、新しい蛇口と止水栓に接続する
- 蛇口本体と排水金具を接続する
- 水道を開けて水漏れチェックをおこなう
ツーホールタイプは大きく以下の4種類ありますが、取り付け穴が2つという構造は共通のため、基本的な交換の流れは同じです。
- ポップアップ
- ワンプッシュ
- ゴム栓
- 貫通穴なし
ツーホールタイプの蛇口を購入する際は、給水管・給湯管の2つの穴から中心までの間の距離(取付穴ピッチ)を測っておきましょう。
洗面台用のものは102mmのピッチが標準です。
ポップアップ排水栓の引き棒やゴム栓が付属しているタイプもあるので、選定時には注意してください。
コンビネーションタイプ

コンビネーションタイプの上記2つのタイプと比べると複雑な仕組みになるので、基本的には専門的な技術を保有している水道業者に依頼しましょう。
コンビネーションタイプの蛇口取り付け手順は、以下のとおりです。
- 既存の蛇口とフレキホースを取り外す
- 取付穴に新しい蛇口本体を差し込み、裏側から固定する
- 逆止弁付ソケットを止水栓に取り付ける
- 蛇口本体のホースをソケットに接続する
- 水道を開けて水漏れチェックをおこなう
コンビネーションタイプの蛇口は、レバー(操作部)とシャワー部が独立しているタイプです。
ツーホールタイプとコンビネーションタイプの取り付け穴の位置は異なります。
そのため、蛇口のタイプが変わる場合は、穴の位置の変更が必要です。
漏水チェックと試運転をおこなう
洗面台の蛇口交換が終わったら、水漏れがないか試運転をおこなってみてください。
試運転は交換作業の最終確認として、非常に重要な工程です。
漏水確認を怠ると、のちのち大きな問題に繋がりかねません。
たとえば、試運転でホースの接続部から水漏れが見つかった場合、交換作業の後ならすぐに修正できます。
試運転で不具合がないか確認することで、大きな水漏れトラブルを未然に防げるのです。
試運転を面倒だと感じるかもしれませんが、やり直しにならないように確認してみてください。
作業前の状態に戻す
交換手順がすべて終了したら、作業前の状態に戻しておきましょう。
洗面台や周辺の設備を元の位置に正しく戻さなければ、水漏れや取り付け部分の不具合が発生します。
とくに元栓や接続部分の確認は必須です。
水漏れが万が一起きたら、床や壁が腐食してしまう可能性があります。
蛇口の交換以外の費用がかかってしまうため、元の位置に設備を戻すことが大切です。
また、作業前に使った工具や部品もきちんと片付けておくことで、紛失や破損を防げます。
安心して洗面台を使用するためにも、片付けまでしっかりとおこないましょう。
洗面台の蛇口交換を自分でする場合の注意点

洗面台の蛇口交換を自分でする場合、5つの注意点があります。
- 自分自身で故障箇所を特定できるか
- メーカー別の施工説明書を確認する
- 専用工具を使いこなせるか
- 蛇口の取り付けに資格が必要な場合がある
- 取り外した蛇口・部材の廃棄方法に気を付けるト
洗面台の蛇口交換はミスをしてしまうと、取り付け以外の余計な費用が発生してしまいます。
ひとつずつ解説していくので、参考にしてみてください。
自分自身で故障箇所を特定できるか
自分で洗面台の蛇口を交換する際は、自分自身で故障箇所を正確に特定できるか確認しなければなりません。
洗面台の蛇口の故障は水漏れや水の勢いが弱くなるなど、さまざまな原因があります。
故障箇所を特定できていないにもかかわらず、無理に蛇口の交換作業をすると、逆に破損させるおそれがあります。
また、適切な部品や工具を選ぶためにも、正確な故障箇所の特定が必要です。
蛇口交換を検討している方で故障箇所を特定できない場合は、水道業者に依頼することをおすすめします。
メーカー別の施工説明書を確認する
自分自身で洗面台の蛇口交換を考えている方は、メーカー別の施工説明書を確認しておいてください。
メーカーの公式サイトで品番を入力すると施工説明書が表示されるので、内容を確認しましょう。
メーカー名と品番は、水栓本体の根元の部分にあるラベルや刻印に記載されています。
各メーカーや機種によって、蛇口の構造や取り付け方法が異なるため、施工方法を間違えると水漏れや取り付けの不具合を引き起こします。
結果として余計な修理費用がかかってしまう可能性があるので注意が必要です。
余計な修理費用をかけないためにも、メーカー別の施工説明書を内容が理解できるまで確認してみてください。
専用工具を使いこなせるか
洗面台の蛇口交換を自分でおこなう場合、専用工具を使いこなせるかどうかが重要になります。
専用工具を使いこなせないと、作業がスムーズに進まなかったり、蛇口を損傷させる原因になったりします。
専用工具を使い慣れていなければ、洗面台の蛇口を固定するためのナットを締める際、強く締めすぎて水漏れを発生させる原因にもつながりかねません。
自身で蛇口を交換するには正しい工具を使い、適切な力で取り付ける技術が必要になります。
必要な工具や手順を事前に確認して、使用方法を確認した上で交換作業をおこなってみてください。
蛇口の取り付けに資格が必要な場合がある
タッチレス水栓の電源を取り付ける場合は、電気を取り扱うため第2種電気工事士以上の資格が必要です。
電気工事は、電気工事士等の資格がなければ行う事ができません(電気工事士法第3条)
引用:経済産業省「電気工事士法について」
タッチレス水栓タイプの蛇口は、手をかざすだけで水が出るので便利ですが、電源の供給に電気工事が必要です。
資格がないと取り付けができないので注意しておきましょう。
取り付けが不適切だったり、配線にトラブルがあったりすると、最悪の場合、火災や感電事故を引き起こします。
タッチレス水栓の取り付けをおこないたい場合は、第2種電気工事士以上の資格を保有している水道業者に依頼してみてください。
取り外した蛇口・部材の廃棄方法に気を付ける
取り外した古い蛇口や部材の廃棄は、適切な場所と方法で廃棄しましょう。
廃棄される蛇口をむやみに捨てると、資源の無駄遣いになります。
蛇口や部材には金属やプラスチックなどのさまざまな素材が使用されており、そのままゴミとして出すと、環境に悪影響を及ぼす原因になりかねません。
また、不燃ゴミや粗大ゴミとして出す場合でも、自治体のルールにしたがって廃棄する必要があります。
自宅周辺にリサイクル施設がある場合、直接持ち込んでのリサイクルをしてみるのもおすすめです。
大抵の場合、古い蛇口は不燃ゴミまたは粗大ゴミとして捨てられますが、正確な分別は地域ごとに確認してみてください。
洗面台蛇口を交換すべきタイミングは?

洗面台の蛇口を交換するタイミングは、以下のような状況になったときに検討してみましょう。
- 蛇口から水漏れしている
- シャワーホース部分に不具合が発生している
- 使用年数が10年以上経過している
蛇口の耐久寿命はメーカーや使用状況によっても異なりますが、10年以上使用している場合、内部の部品が劣化します。
使用している蛇口の状態によっては、交換を検討するべき時期が来ているかもしれません。
適切なタイミングで交換することにより、安心して洗面台を使用できるでしょう。
それぞれ解説していきます。
蛇口から水漏れしている
洗面台に設置してある蛇口から水漏れした場合は、蛇口交換が必要です。
蛇口からの水漏れは、内部のゴムや金具の劣化が原因となることが多くみられます。
また、水漏れによって床や壁が濡れることで、カビやダニが発生する原因にも。
上記のような場合、修理よりも交換する方が効果的です。
少量の水漏れであったとしても、放置すると水道料金が高額になってしまう可能性があります。
そのため、蛇口から水漏れしている場合は、蛇口交換を早急に検討しましょう。
シャワーホース部分に不具合が発生している
シャワーホース部分に不具合が見られた場合、早めの交換がおすすめです。
シャワーホースの劣化や破損は、水漏れや水栓の故障などのトラブルにつながる可能性があります。
また、シャワーホースが破損すると、シャワーヘッドが落下する危険性もあるので注意が必要です。
シャワーホースの不具合は、水の流れに影響を与えるだけでなく、水漏れの原因となります。
水漏れは長期的に水道代の無駄使いや洗面所の床材の劣化など、さまざまなトラブルの原因になります。
シャワーホースの不具合は見過ごしてしまいがちですが、小さなサインを見逃さないことで、将来の大きなトラブルやコストを避けられます。
使用年数が10年以上経過している
洗面台の蛇口は、使用年数が10年を超えた場合、交換を検討しましょう。
一般的に洗面台の蛇口は、耐久年数が10年〜15年です。
とくに10年を超えてくると、蛇口の劣化や水漏れなどのトラブルが起きやすくなります。
10年を超えて使用すると、部品の摩耗やゴムの劣化が生じるため、水漏れや機能の不調を起こしやすい状態に。
水漏れが進行した場合、床や壁の腐食、さらにはカビやダニの繁殖という健康に関するリスクを引き起こす可能性も考えられます。
放置すると家全体に影響が出る場合もあるため、早めの対応をしましょう。
耐久年数を超えて蛇口を使用しているときは、水道業者に相談し、蛇口の交換を検討してみてください。
洗面台の蛇口交換をする際によくある質問

洗面台の蛇口交換をする際によくある質問を3つ紹介します。
- 洗面台の蛇口を交換する費用はいくらですか?
- 洗面台の蛇口の取り外し方は?
- 洗面台のシャワーヘッドを交換するにはいくらかかりますか?
蛇口交換にかかる費用や取り外し方は、施工業者やメーカーによってそれぞれ異なります。
その中でも、よくある質問についてまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
洗面台の蛇口を交換する費用はいくらですか?
洗面台の蛇口の交換費用は、蛇口のタイプによって異なります。
洗面台の蛇口交換の詳しい費用相場は「洗面台の蛇口タイプ別の費用相場」の表を参照してみてください。
蛇口の種類としては「ワンホール・ツーホール・コンビネーション・単水栓」の4タイプがあります。
それぞれのタイプごとに取り付け方法が異なるため、費用に差がでます。
正確な取り付け手順や必要な部品、工具を事前にリストアップしておき、無駄な出費を避けるようにしましょう。
蛇口交換が不安な方や慣れていない方は、水道業者に相談するのもひとつの方法です。
とくに取り付けや水漏れトラブルが心配な場合は、水道業者に依頼してみてください。
洗面台の蛇口の取り外し方は?
洗面台の蛇口を取り外す手順はシンプルで、正しい工具と適切な手順でおこなえば、問題なく取り外せます。
古い蛇口を取り外すときは、ナットやネジが硬くなっているので、取り外す際は十分に注意しておきましょう。
洗面台の蛇口の取り外しは、以下の手順でおこないます。
- 止水栓を閉める
- 給水管と蛇口をつなぐホースを外す
- 蛇口と洗面台を固定しているナットを外す
- 蛇口を取り外す
詳しい施工方法については「新しい洗面台蛇口を取り付ける」を参考にしてみてください。
しかし、蛇口の取り外し方には、専門的な知識や技術が必要とされる場面も多くあります。
蛇口の取り外しが不安な場合や取り付けに自信がない場合、水道業者に依頼しましょう。
洗面台のシャワーヘッドを交換するにはいくらかかりますか?
洗面台のシャワーヘッドの交換費用は自分で交換する場合、シャワーヘッドの価格のみになります。
水道業者に依頼する場合は、部品代プラス工賃代がかかる計算です。
交換用のシャワーヘッド自体の価格は3,000~10,000円程度。
水道業者に依頼した場合の費用は、基本料金プラス部品代でおよそ20,000~60,000円程です。
シャワーヘッドの交換は、自身で交換する場合と水道業者に依頼する場合で交換費用は大きく変わります。
自身のスキルや必要な工具、交換にかかる費用を考慮して最適な方法を選んでみてください。
洗面台の蛇口交換に困ったら水道業者に依頼しよう

洗面台の蛇口交換は、さまざまなタイプと交換方法があります。
交換作業を適切にすれば、自身で交換しても問題ありません。
しかし、間違って交換した場合、余計な費用がかかるため、交換作業が心配な方は水道業者に相談してみてはいかがでしょうか。
富士水道センターは、関東地域に密着した24時間365日受付の水道局指定工事店であり、出張費・お見積りは無料で承っております。
施工して終わりではなく、施工日から最長10年の無料施工保証を提供しており、熟練のスタッフが修理からアフターフォローまで責任を持って作業いたしますので、洗面台の蛇口交換にお困りの際はお気軽にご相談ください。
記事の監修者

島尻 博富士水道センター
水道工事や各種水回りの修理に従事して35年間。大規模修繕工事の計画~実施までの対応も可能。保有国家資格(給水装置工事主任技術者、一級管工事施工管理技士、一級建築配管技能士)。2023年1月25日放送 テレ朝スーパーJチャンネルで強烈寒波の報道に出演。













