
お風呂の水垢、100均でここまで!? 驚くほどピカピカになる最強掃除術
更新日 : 2025年11月11日

富士水道センター編集部
お風呂の鏡や壁、蛇口まわりの「白いウロコ汚れ」。
それは「水垢」が原因です。
放っておくとガンコにこびりつき、通常の洗剤ではびくともしません。
この記事では、水垢の正体と原因、落ちないときの“最強の対処法”、さらに人気洗剤(クエン酸・ウタマロ・ウルトラハードなど)やダイソーグッズを使った掃除方法を徹底解説します。
目次
お風呂の水垢とは?正体と落ちにくい理由

お風呂の鏡や蛇口、壁などに白くこびりつく「水垢」は、水道水に含まれるカルシウム・マグネシウムなどのミネラル成分が蒸発して残ったものです。
水そのものが乾くと、ミネラルが結晶化し「ウロコ状の汚れ」として固まります。
これがいわゆる“水垢”です。
さらに厄介なのが、シャンプーやボディソープの石鹸カスが混ざった汚れ。
ミネラルと結びつくことで強固な膜を作り、普通の洗剤では落としにくくなります。
見た目が白く濁ったり、鏡が曇って見えるようになったら、それは水垢のサイン。
放置するとカビや黒ずみの原因にもなるため、早めの対処が肝心です。
お風呂の水垢取り【場所別の最強落とし方】

水垢は付着する場所によって性質や落とし方が異なります。
ここでは、鏡・蛇口・壁や床の3つの場所に分けて、最強の落とし方を紹介します。
鏡の水垢取り
鏡の白いウロコ状の汚れは、水道水中のミネラルが乾燥して固まったもの。
まずはクエン酸スプレー+ラップパックがおすすめです。
- クエン酸スプレーを鏡全体に吹きかける。
- ラップで覆い、30分ほど放置する。
- やわらかいスポンジでこすり、汚れを落とす。
- 水で流し、乾いた布で拭き上げる。
それでも落ちない場合は、ウルトラハードなどの研磨系洗剤が最強。
鏡専用のウロコ取りパッドや、ダイソーの研磨シートも効果的です。
ただし、鏡のコーティングを傷つけないよう、強くこすりすぎないように注意しましょう。
蛇口・シャワーヘッドまわりの水垢
蛇口やシャワーヘッドの白いくもりは、ミネラル分が金属にこびりついたものです。
水滴を放置すると再付着しやすいので、掃除後の拭き取りが重要です。
- ウタマロクリーナーや重曹ペーストを布につける。
- 白くなった部分をやさしくこすり洗いする。
- クエン酸水に浸け置きできるパーツは、30分ほどつける。
- 水で流し、乾いたタオルでしっかり拭き取る
この手順で、きれいに落とせます。
壁・床の水垢
浴室の壁や床には、水滴と石鹸カスが混ざって広範囲に汚れが広がります。
ザラザラした白い跡が目立つ場合は、放置時間を長めにとるのがポイントです。
- クエン酸スプレーを壁や床全体に吹きかける。
- 15〜30分ほど放置する。
- スポンジでこすり洗いし、落ちない部分はメラミンスポンジを使う。
- 冷水で流し、乾いた布で拭き上げる。
目地やすき間の汚れは、歯ブラシを使うと細部まできれいにできます。
掃除後はしっかり乾燥させておくと、カビ防止にもなります。
クエン酸・ウタマロ・ウルトラハード徹底比較

お風呂の水垢を落とすには、汚れの種類に合わせて洗剤を選ぶことが大切です。
ここでは、人気の3種類「クエン酸」「ウタマロ」「ウルトラハード」を比較し、それぞれの特徴と使い方を紹介します。
クエン酸:軽い水垢におすすめ
クエン酸は水道水に含まれるミネラル汚れ(アルカリ性)を中和できる酸性クリーナーで、ナチュラル洗剤として人気があります。
以下の手順で使いましょう。
- クエン酸小さじ1を水200mlに溶かしてスプレーボトルに入れる。
- 水垢部分に吹きかけ、ラップで覆って30分ほど放置する。
- 柔らかいスポンジでこすり、水で洗い流す。
- 乾いたタオルで拭き上げて仕上げる。
安全でコスパも良く、鏡や蛇口などの軽い汚れにぴったり。
ただし、頑固なウロコ汚れには効きにくいため、別の洗剤との併用がおすすめです。
なお、クエン酸はお風呂掃除だけでなくトイレ掃除でも大活躍します。
以下の記事もぜひチェックしてみてください。
ウタマロクリーナー:万能タイプで毎日使いに最適
中性洗剤で素材に優しく、手肌にも安心。
お風呂全体の掃除に使える万能タイプです。
使い方の手順
- 水垢部分に直接スプレーする。
- 数分放置し、スポンジやブラシでこすり洗いする。
- 汚れが落ちたらシャワーでしっかり洗い流す。
- 乾いた布で水気を拭き取る。
床・壁・浴槽など、広範囲の掃除にぴったり。
軽い水垢ならこれ一本で十分落とせます。
ウルトラハード:落ちない水垢に最強
強力な酸性タイプに研磨剤を配合した、プロレベルの洗浄力を持つ最強クラスの洗剤です。
使い方の手順
- ゴム手袋を着用し、汚れ部分に少量を塗布する。
- 数分放置して汚れを浮かせる。
- スポンジや専用パッドでやさしく磨く。
- 水でよく流し、乾いたタオルで拭き取る。
クエン酸で落ちない頑固な鏡のウロコや蛇口の白い跡に最適。
ただし、素材によっては傷がつく場合があるため、目立たない場所で試してから使うようにしましょう。
ダイソー・100均アイテムでできる水垢掃除

お風呂の水垢掃除は、100円ショップのアイテムを使うだけでも十分にきれいにできます。
特にダイソーは、鏡のウロコ取りパッドや重曹・クエン酸など、プロ顔負けの掃除グッズが豊富に揃っており、コスパ重視の人には最強の選択肢です。
おすすめのアイテムをまとめました。
鏡のウロコ取りパッド
頑固な白いウロコ汚れに使える研磨タイプ。
軽くこするだけでくもりが取れやすくなります。
ただし、コーティングされた鏡には使用を控え、力を入れすぎないよう注意しましょう。
クエン酸スプレー・重曹パウダー
クエン酸はミネラル汚れに、重曹は皮脂や石鹸カスに有効。
この2つを組み合わせて使うと発泡し、汚れが浮きやすくなります。
手順は以下のとおりです。
- 水垢部分にクエン酸スプレーを吹きかける。
- 上から重曹をふりかける。
- 泡が出たら5分ほど放置し、スポンジでこすり洗い。
- 水で流し、乾いた布で拭き上げる。
- メラミンスポンジ・水垢取りクロス
細かい汚れを研磨しながら落とせる定番アイテム。
鏡・蛇口・壁のいずれにも使える万能タイプです。
使用後はしっかりすすぎ、スポンジを乾燥させておくと長持ちします。
すき間ブラシ・スプレーボトル
壁や床の目地、蛇口の根元など細部の汚れに最適。
クエン酸水をスプレーしてブラシでこすれば、黒ずみやカビもまとめて落とせます。
水垢をつかないようにする予防法

水垢は、発生してから落とすよりも「つかない環境を作る」ことが何よりも大切です。
毎日のひと手間を習慣化することで、掃除の頻度を大きく減らせます。
以下のひと手間をこまめにおこなうことで、水垢の予防が可能です
- 浴後に冷水をかけて石鹸カスを流す
- 壁・鏡・蛇口をタオルで拭き上げる
- 換気をしっかり行う
- 撥水コート剤を使う
- 週1回の軽い掃除でリセット
それぞれ詳しく見ていきましょう。
入浴後に冷水をかけて石鹸カスを流す
お風呂上がりにお湯のまま放置すると、蒸発した水分の中にミネラルが残り、水垢の原因になります。
入浴後に冷水シャワーを全体にかけることで、石鹸カスや皮脂を洗い流し、温度差で発生する結晶化も防げます。
壁・鏡・蛇口をタオルで拭き上げる
水滴を残さないことが最も効果的な予防法です。
柔らかいマイクロファイバークロスや吸水タオルを使い、鏡や金属部分を軽く拭き上げましょう。
時間に余裕がある日は、床もさっと拭いておくとさらに効果的です。
換気をしっかり行う
湿気が残ると水分が乾くまでに時間がかかり、水垢ができやすくなります。
入浴後はドアを開け、換気扇を最低1時間は回しておきましょう。
乾燥させることが、カビ防止にもつながります。
撥水コート剤を使う
鏡や蛇口の表面に撥水コートを塗っておくと、水がはじかれて汚れがつきにくくなります。
市販のコーティング剤を月1回程度使用するだけでも、くもりや白い跡ができにくくなります。
週1回の軽い掃除でリセット
水垢は毎日の積み重ねで固まる汚れです。
週に1度、クエン酸スプレーで全体を軽く拭くだけでも、ガンコな汚れになるのを防げます。
「つけない・残さない・乾かす」を意識することが、水垢対策の基本です。
よくある質問(FAQ)

最後にお風呂の水垢に関するよくある質問をまとめました。
参考にしてみてください。
Q1.お風呂の水垢取りで最強の方法は?
A.まずはクエン酸スプレー+ラップパックで汚れを柔らかくするのが基本です。
それでも落ちない場合は、ウルトラハードなどの酸性研磨クリーナーを使うと高確率で除去できます。
鏡や蛇口のウロコ汚れには、ダイソーの「ウロコ取りパッド」もおすすめです。
Q2.クエン酸で落ちない水垢はどうすればいい?
A.クエン酸は軽いミネラル汚れには有効ですが、結晶化した水垢には効果が弱いことがあります。
その場合は「ウルトラハード」や「ジフ」などの研磨剤入りクリーナーを使いましょう。
Q3.ウタマロクリーナーでも水垢は落ちる?
A.中性洗剤のため、軽い水垢や石鹸カスなら十分に落とせます。
ただし、硬くなったウロコ汚れにはクエン酸や強力な酸性クリーナーを併用すると効果的です。
Q4.鏡のコーティングを傷つけずに掃除するには?
A.研磨剤入りスポンジや硬いブラシの使用は避け、やわらかいクロスやスポンジで軽くこすりましょう。
どうしても汚れが落ちない場合は、鏡の保護コートを再施工するのもおすすめです。
Q5.水垢がつかないようにする簡単な方法は?
A.入浴後に冷水シャワーで流してから水分を拭き取り、しっかり換気することです。
これだけで水垢の付着率は大幅に減ります。
あわせて、鏡や蛇口に撥水コートを塗ると予防効果がさらに高まります。
Q6.100均アイテムでも十分掃除できる?
A.はい。クエン酸・重曹・メラミンスポンジを組み合わせれば、ほとんどの軽度な水垢は落とせます。
特にダイソーの「鏡のウロコ取りパッド」はコスパ最強アイテムとして人気があります。
まとめ
お風呂の水垢は、放置するほど落としにくくなるガンコな汚れですが、ポイントを押さえれば自宅でも十分きれいにできます。
まずはクエン酸スプレーやウタマロクリーナーで軽い汚れを落とし、それでも落ちない場合はウルトラハードなどの最強洗剤を使ってみましょう。
さらに、ダイソーをはじめとする100均グッズを上手に組み合わせれば、プロのような仕上がりも夢ではありません。
掃除後は水分をしっかり拭き取り、冷水シャワーや換気を習慣化することで、水垢の再発を防ぐことができます。
「つけない・残さない・乾かす」を意識して、毎日の入浴時間を気持ちよく過ごしましょう。
記事の監修者

島尻 博富士水道センター
水道工事や各種水回りの修理に従事して35年間。大規模修繕工事の計画~実施までの対応も可能。保有国家資格(給水装置工事主任技術者、一級管工事施工管理技士、一級建築配管技能士)。2023年1月25日放送 テレ朝スーパーJチャンネルで強烈寒波の報道に出演。













