
排水管の掃除、サボると危険!ぬめり・臭いを防ぐ簡単セルフケアと最適頻度
水のトラブル
更新日 : 2025年11月11日

富士水道センター編集部
「最近、排水口からイヤな臭いがする」
「水の流れが悪い」
それは、排水管の中に汚れがたまっているサインかもしれません。
排水管は、キッチン・浴室・洗面所・洗濯機など、家中の水を支える大切な部分です。
しかし、目に見えない場所にあるため、汚れの蓄積に気づかないことも多く、放っておくとつまり・悪臭・害虫・水漏れなど、さまざまなトラブルを引き起こす原因になります。
この記事では、「排水管にたまる汚れの正体」や「家庭でできる掃除の方法」などをわかりやすく解説します。
目次
排水管の汚れはどんな汚れ?

排水管の中には、油・食べかす・髪の毛・石けんカス・皮脂などが蓄積しています。
これらはぬめりや悪臭の原因となり、放置するとつまりや害虫の発生につながるものです。
湿度が高く空気がこもる排水管内は、汚れが腐敗・酸化しやすい環境。
見えない場所だからこそ、定期的な掃除と点検が欠かせません。
排水管の汚れ➀:キッチン
キッチンの排水管で最も多いのは、油汚れと食べかすの蓄積です。
調理中に出る油分や洗い流した食べ残しは、水と一緒に流れても配管内で冷えて固まり、ベタついた膜(ぬめり)を作ります。
この膜に細かいゴミが付着し、次第に流れが悪くなっていくのです。
また、油や洗剤カスが腐敗すると、排水口から生ゴミのような臭いが立ち上がることも。
とくに気温が高い夏場は雑菌の繁殖が早く、害虫を呼び寄せる原因にもなります。
排水管の汚れ②:浴室
シャンプーやボディソープの成分が髪の毛や皮脂と混ざることで、ぬるぬるとした膜(バイオフィルム)を作り出します。
この膜は雑菌やカビの温床となり、放置すると排水口からの悪臭や黒ずみにつながるものです。
とくにトラップ部分(排水口のカーブしている箇所)は、髪の毛が絡まりやすく、水の流れを悪くする原因に。
水が流れにくくなったり、ポコポコと音がする場合は、配管の奥でつまりが進行しているサインです。
排水管の仕組み

家庭内の排水管は、すべてが1本の「本管」につながっている構造になっています。
キッチン・浴室・洗面所など各場所から出る排水は「枝管」を通って本管に合流し、最終的に屋外の排水桝を経て下水道へ流れていきます。
この仕組みの中で重要な役割を果たしているのが「排水トラップ」です。
排水トラップは、排水口の奥で水を溜めるカーブ状の部分で、下水の臭いや害虫が室内に上がってくるのを防ぐ蓋のような役割をしています。
しかし、このトラップ内に汚れや髪の毛が溜まると、臭いやつまりの原因に。

また、配管の角度が緩やかすぎたり、接続部に汚れが残ると、水の流れが滞りやすくなります。
配送管の汚れを自分で掃除する方法

排水管の汚れは、市販の洗剤や家庭にあるもので簡単に掃除することが可能です。
とくにおすすめなのが、重曹とクエン酸を使った発泡洗浄。
化学反応によって汚れを浮かせ、臭いの原因菌を除去します。
- 排水口のゴミ受けやフタを外す
- 排水口に重曹(約1/2カップ)をふりかける
- その上からクエン酸(またはお酢)を大さじ1〜2杯かける
- 発泡が落ち着くまで10〜15分ほど放置
- ぬるま湯でしっかり洗い流す
この方法なら、排水管のぬめりや臭いを軽減しながら、環境にも優しい掃除ができます。
また、ブラシで排水口の縁やトラップ部分を軽くこすることで、固着した汚れも落ちやすくなります。
配送管の汚れを手で触らずに掃除する方法

排水管の掃除は、「ぬめりが気になる」「汚れに直接触れたくない」という方でも、道具を使えば手を汚さずに簡単に行えます。
ここでは、家庭でできる3つの方法をご紹介します。
① ペットボトルで水圧掃除
500mlのペットボトルにぬるま湯を入れ、排水口にしっかり押し当てて一気に押し出します。
水圧の力で、軽いつまりや汚れを奥へ流すことができます。
※強く押しすぎると水が跳ねるため注意しましょう。
② 市販のパイプクリーナーを使う
薬剤を流し入れて時間をおくだけで、油汚れや髪の毛を分解します。
ただし、強力タイプのクリーナーは頻繁に使用すると配管を痛めるため、週1回程度にとどめるのが理想です。
③ ラバーカップで圧をかける
トイレだけでなく、キッチンや洗面所の排水口にも使用できます。
排水口に密着させ、ゆっくり押してから一気に引くことで、空気圧で汚れを動かす方法です。
軽いつまりなら、この方法で改善するケースも多く見られます。
排水管の汚れを放置するとどうなる?

排水管の汚れを放置すると、見えないところで少しずつトラブルが進行していきます。
最初は「水の流れが悪い」「なんとなく臭う」程度でも、放っておくとつまり・悪臭・害虫発生・水漏れなどの深刻な被害につながることがあります。
① 排水管がつまる
最も多いのが「つまり」です。
排水管の内側にこびりついた油や食べかす、髪の毛、石けんカスが互いに絡み合い、水の通り道をふさぐように固まってしまうことがあります。
初期段階では水の流れが遅くなる程度ですが、悪化すると水がまったく流れず、シンクや浴槽に逆流することも。
さらに、詰まりによって圧力がかかると、排水管のジョイント部分やトラップから水が漏れ出すケースもあります。
床や壁内部に水が染み込むと修繕費用が高額になり、配管自体の交換が必要になることもあるため、早めの対応が大切です。
② 排水管から悪臭が発生する
排水口から漂う「下水のような臭い」や「腐ったような臭い」は、汚れの腐敗が原因です。
油や食べかすが分解される過程でメタンガスや硫化水素などのガスが発生し、それが室内に漏れ出してきます。
とくに臭いの発生源になりやすいのが「排水トラップ」です。
本来は水をためて臭いや虫の侵入を防ぐ構造ですが、そこに汚れが溜まると腐敗し、逆に臭いを発するようになります。
排水口をブラシで掃除しても改善しない場合は、配管の奥の汚れが進行しているサインです。
③ 害虫が発生する
排水管は湿気・ぬめり・腐敗物と、害虫にとって絶好のすみかです。
コバエやゴキブリは排水口から上がってきて、キッチンや浴室に姿を現すことがあります。
特に夏場は繁殖が早く、一度発生すると繰り返し侵入されることも少なくありません。
実際、業者が現場で点検した際にも、排水桝(屋外の点検口)に虫の巣が作られていたという例もあります。
害虫を防ぐには、「汚れをためないこと」が最も効果的です。
④ 水漏れ・腐食トラブルが起こる
汚れが詰まると、排水の流れが滞り、管の中に水がたまり続けます。
その結果、配管の継ぎ目やパッキン部分に圧力がかかり、亀裂や漏れを引き起こすことがあります。
また、長期間湿気にさらされることで金属製の管は錆び、樹脂製の管は変形・劣化してしまうことも。
一度でも水漏れが起きると、床下や壁内でカビが発生し、住環境全体に悪影響を及ぼす可能性があります。
特に集合住宅では下の階に被害が及ぶケースもあるため、小さな水漏れでも早めの対応が不可欠です。
排水管を掃除する頻度はどのくらいがいい?

排水管の掃除は、「汚れが気になってから」ではなく、定期的に予防的に行うことが理想です。
汚れは少しずつ蓄積するため、こまめにケアすることで、ぬめりや悪臭・つまりを防ぐことができます。
以下は、家庭内の場所別に見た理想的な掃除頻度の目安です。
キッチンの排水管を掃除する頻度:週に2~3回
キッチンの排水管は油汚れや食べかすが毎日流れるため、最も汚れやすい場所。
週に2〜3回、重曹とクエン酸を使った発泡洗浄を行い、週末にブラシでトラップ部分を軽く洗浄すると効果的です。
料理のあとに「熱すぎないぬるま湯」を流すだけでも、油の固着を防げます。
洗面所・風呂の排水管を掃除する頻度:週に1~2回
髪の毛や石けんカス、皮脂が主な汚れの原因です。
入浴後に排水口の髪の毛を取り除き、週に1回ほど重曹とクエン酸でぬめりを落とすと、臭い防止にもつながります。
湿気がこもりやすいため、掃除のあとは換気も忘れずに。
洗濯機の排水管を掃除する頻度:月に1回
見落とされがちですが、洗濯機の排水口もカビや繊維くずがたまりやすい場所です。
月に1回は洗濯機を止めてホースを外し、排水口の奥をブラシや専用洗剤で掃除しましょう。
定期的に清掃することで、排水の逆流や洗濯槽のカビ臭を防げます。
自分で排水管の汚れをとるときの注意点

排水管の掃除は、家庭でも簡単にできますが、やり方を誤ると配管を傷めたり、逆に詰まりを悪化させてしまうこともあります。
安全かつ効果的に掃除を行うために、次のポイントを押さえておきましょう。
熱湯を流さない
排水管掃除の失敗で最も多いのが「熱湯を流してしまう」ケースです。
確かに、油汚れを落とすには熱が有効ですが、一般家庭で使われている排水管の多くは塩ビ(PVC)製や樹脂製。
これらの素材は高温に弱く、60℃を超えるお湯を繰り返し流すと配管が変形・破損する恐れがあります。
また、熱湯を流すと汚れが急激に膨張して、かえってつまりを悪化させる場合も。
掃除の際は、40〜50℃程度のぬるま湯を使うのが理想です。
手で触れられるくらいの温度で十分に汚れを柔らかくできます。
ワイヤーブラシを奥までいれすぎない
排水管の内部は、見た目以上にカーブや接続部が多く、無理にブラシを押し込むと配管を傷つけたり、ワイヤーが中で折れて詰まってしまったりすることがあります。
特に樹脂製のパイプは柔らかいため、強くこすりすぎると内側の膜が削れ、そこに汚れが再付着しやすくなることも。
自分で掃除する範囲は、排水トラップの手前までにとどめましょう。
奥の方で「水が流れにくい」「音がする」といった症状がある場合は、配管の深部でつまりが発生しているサインです。
その際は、専門業者による高圧洗浄や排水カメラ調査が必要になります。
薬剤を混ぜない
市販のパイプクリーナーや漂白剤などを複数使うと、化学反応によって有毒ガス(塩素ガス)が発生する危険性があります。
特に「塩素系」と「酸性」の洗剤を一緒に使用するのは絶対に避けてください。
ガスが発生すると、目や喉を刺激し、最悪の場合は呼吸困難に陥ることもあります。
また、薬剤を長時間配管内に残しておくと、ゴムパッキンの劣化や金属部分の腐食を引き起こすこともあるため、使用後は十分な水で流しましょう。
安全に使うためには、「単品使用」「換気の徹底」「使用量を守る」この3点が鉄則です。
手袋・マスク着用で衛生対策
排水管の内部は、目に見えない雑菌・カビ・腐敗物が多く含まれています。
素手で触ると、皮膚のかぶれや感染症の原因になることもあります。
掃除をするときは、厚手のゴム手袋とマスクを必ず着用しましょう。
また、掃除に使ったブラシやペットボトル、タオルなどは使い捨てるか、熱湯で除菌してから再使用してください。
掃除後はしっかりと手を洗い、換気を続けることで、衛生的に作業を終えることができます。
排水管の実際のトラブル例
ここからは、富士水道センターが実際に体験した、排水管のトラブルを紹介していきます。
排水管のつまりを放置すると、あなたもこうなってしまうかも……!?
ラーメン屋の排水管で油がつまってしまい・・・
ラーメン屋で起こったトラブルです。
グリストラップよりも前の排水管でつまりが発生し、グリストラップに油がたまってしまったというトラブル。
飲食店は定期的に清掃をしないと排水管が釣りやすいので、注意しましょう。
飲食店の排水口から水が逆流!
飲食店の排水口から水が逆流ししまうというトラブル。
チェックしてみると、配管の勾配が悪くなっていました。
なかなかつまりが解消できなかったので、強力な圧力ポンプ「ウォーターラム」を使用。
最終的に配管の工事をしました。
排水管掃除をプロに依頼するタイミング

自分での掃除で改善しない場合や、臭いや詰まりが繰り返し発生する場合は、早めに専門業者へ依頼するのが最善です。
排水管は住宅全体でつながっており、目に見える範囲の汚れだけではなく、配管の奥や床下・屋外の排水桝にも汚れが蓄積しています。
家庭でできる掃除には限界があるため、次のような症状が見られたら、プロの点検を検討しましょう。
① 悪臭が取れない・掃除してもすぐに臭う
重曹やクエン酸を使っても臭いが戻ってしまう場合、排水トラップより奥の配管に汚れが蓄積している可能性があります。
このような「奥の汚れ」は、家庭用ブラシや洗剤では届きません。
プロの業者なら、排水管カメラで内部の状態を確認し、高圧洗浄機で奥深くまで洗い流すことが可能です。
特に、長年放置された排水管内は、油とカビが混ざり合って強固な層を形成しているため、専門機材でないと完全に除去できません。
② 水の流れが極端に悪い・ポコポコ音がする
排水時に「ポコポコ」と音がしたり、水が流れるのが明らかに遅い場合は、空気やガスが管内に溜まっているサインです。
これは、内部に汚れや油がこびりついて排水の通り道が狭くなっていることが原因。
このまま放置すると、最終的に逆流や水漏れに発展することがあります。
プロの業者は、排水管の勾配や内部の通気バランスまで確認し、原因を根本から解消できるのがポイントです。
③ 複数の排水口で同時にトラブルが起きる
キッチン・洗面台・浴室など、複数箇所で同時に流れが悪くなる場合は、家全体をつなぐ「本管」や、屋外にある「排水桝(はいすいます)」の詰まりが考えられます。
このようなトラブルは家庭では対処が難しく、専門業者による本管洗浄や高圧ノズル清掃が必要です。
富士水道センターでは、屋外桝まで含めた一棟丸ごとの排水点検・洗浄にも対応しています。
④ 長年掃除をしていない・築年数が古い住宅
築5年以上経過し、一度も排水管の内部を掃除していない場合は、すでに油・ヘドロ・カビなどが層になってこびりついている可能性があります。
外からは見えなくても、配管内は年々汚れが硬化し、配管の寿命を縮めているかもしれません。
定期的にプロの清掃を受けることで、水の流れ・臭い・耐久性のすべてをリセットでき、長く安心して使える環境を保てます。
がんばりすぎないで!排水管掃除はプロにまかせて安心リセット
排水管の掃除は、日常的なお手入れである程度は清潔を保てますが、奥の汚れや長年の蓄積物は、家庭の洗剤やブラシでは落としきれません。
特に、油が固まって層になっている箇所や、配管のカーブ・継ぎ目部分は、目に見えない場所で汚れがこびりつき、悪臭や水漏れの原因になります。
また、無理にワイヤーブラシや薬剤を使うと、配管を傷つけたり有害ガスを発生させる危険もあります。
そうしたリスクを避けるためにも、「自分では落としきれない」と感じた時点で、専門業者に任せるのが最も確実で安全な方法です。
富士水道センターでは、高圧洗浄機による奥深くまでの洗浄や、排水カメラによる内部確認を行い、汚れの状態を目で見て確認しながら丁寧に施工します。
また、作業前に必ず見積もりを提示し、料金に納得いただいてから作業を開始するため、初めての方でも安心して依頼できる体制を整えています。
見積りは無料なので、お気軽にご相談ください。
【FAQ】排水管の掃除に関するよくある質問

最後に排水管の掃除に関して、よくある質問をまとめました。
- 排水管の掃除はどのくらいの頻度で行えばいいですか?
- 市販のパイプクリーナーはどれくらいの頻度で使えますか?
- 掃除しても臭いが取れないのはなぜですか?
- 排水口から悪臭がする原因は何ですか?
- 熱湯を流しても大丈夫ですか?
- パイプクリーナーはどれくらいの頻度で使えばいいですか?
- 掃除してもつまりが直らないときはどうすればいいですか?
それぞれ見ていきましょう。
排水管の掃除はどのくらいの頻度で行えばいいですか?
キッチンは週に2〜3回、浴室や洗面所は週に1〜2回、洗濯機の排水口は月に1回が目安。
油汚れや髪の毛は毎日の生活で溜まっていくため、「汚れが見えなくても定期的に」掃除することが大切です。
年に1回は、プロの高圧洗浄で配管全体をリセットするのがおすすめです。
市販のパイプクリーナーはどれくらいの頻度で使えますか?
市販のパイプクリーナーは、週1回程度の使用が目安です。
強力な薬剤を頻繁に使うと、排水管のゴムパッキンや樹脂部分を劣化・変形させるおそれがあります。
普段は重曹やクエン酸などを使ったナチュラル洗浄でお手入れし、汚れやぬめりが気になるときだけパイプクリーナーを使うと安全です。
パイプクリーナーは、有名なものであれば「パイプユニッシュ」があげられます。
掃除しても臭いが取れないのはなぜですか?
掃除をしても臭いが残る場合、原因が排水口の奥や排水トラップの不具合にあることが多いです。
臭いの主な原因は次の3つです。
排水トラップの水がなくなっている
→ 長期間使っていないと、トラップの水が蒸発し、下水臭が上がってきます
一度水を張っても臭いが取れない場合は、内部に汚れが詰まっているサインです。
配管の奥に汚れがこびりついている
→ 油汚れや石けんカスが腐敗し、ガス(メタン・硫化水素)を発生させている可能性があります。
家庭用洗剤では奥まで届かないため、高圧洗浄で根本的に除去することが必要です。
排水管の勾配や通気の問題
→ 排水時の空気圧がうまく逃げず、下水の臭気が逆流することがあります。
この場合は、配管構造の見直しや修繕が必要です。
熱湯を流しても大丈夫ですか?
熱湯は一見効果的に見えますが、60℃以上の高温は樹脂製の排水管を変形・破損させるおそれがあります。
油汚れを落としたい場合は、40〜50℃程度のぬるま湯で流すと安全です。
特に冬場は、熱湯と冷水を交互に流すと急激な温度変化で配管が痛むため注意しましょう。
排水口から悪臭がする原因は何ですか?
主な原因は、排水トラップの乾燥や奥の汚れの腐敗です。
水をためるカーブ部分(トラップ)が空になると、下水の臭いが上がってきます。
一度トラップに水を張ってみても臭いが取れない場合は、内部の汚れが進行しているサイン。
プロの排水管洗浄で、奥の汚れを除去する必要があります。
パイプクリーナーはどれくらいの頻度で使えばいいですか?
週1回程度の使用で十分です。
ただし、強力タイプを頻繁に使うと配管を痛める原因になります。
定期的な軽い使用+月1回の発泡洗浄(重曹+クエン酸)で、ぬめりと臭いを抑えられるので試してみてください。
掃除してもつまりが直らないときはどうすればいいですか?
ラバーカップやパイプクリーナーを試しても改善しない場合、排水管の奥や屋外の排水桝で詰まりが発生している可能性があります。
無理に押し流そうとすると、配管が破損したり水漏れを起こすこともあるため注意が必要です。
その際は、富士水道センターへご相談ください。
カメラ点検・高圧洗浄を行い、原因を正確に特定します。
排水管掃除を業者に頼むとどんな作業をしてもらえますか?
業者では、まずカメラで内部を確認し、汚れや詰まりの位置を特定します。
その後、高圧洗浄機を使って配管の奥まで洗い流し、カビ・ヘドロ・油を一掃。
作業後には流れの確認や臭いの再発防止処理を行い、清潔な状態に戻します。
富士水道センターでは、見積無料で状況に合わせた最適な施工をご案内しています。
まとめ:排水管掃除は定期ケアで快適な住まいを守る
排水管の汚れは、日常生活の中で少しずつ蓄積していきます。
最初は軽いぬめりや臭い程度でも、放置するとつまり・害虫・水漏れなど、住まい全体に影響を与えるトラブルへ発展するので注意が必要です。
家庭では、重曹とクエン酸を使った発泡洗浄や週1回の定期ケアで多くの汚れを防ぐことができます。
しかし、奥まで届かない汚れや長年の蓄積は、家庭用の掃除だけでは落としきれません。
そんなときこそ、専門業者の高圧洗浄が効果的です。
- 排水管の汚れは「見えないけれど確実に進行する」
- 家庭でできる掃除+定期的なプロ点検が最も効果的
- 悪臭や逆流を感じたら、早めにプロに相談を
排水管は、家の“健康”を支える大切なライフライン。
定期的な掃除とメンテナンスで、清潔で快適な住環境を守りましょう。
記事の監修者

島尻 博富士水道センター
水道工事や各種水回りの修理に従事して35年間。大規模修繕工事の計画~実施までの対応も可能。保有国家資格(給水装置工事主任技術者、一級管工事施工管理技士、一級建築配管技能士)。2023年1月25日放送 テレ朝スーパーJチャンネルで強烈寒波の報道に出演。













