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家の水道管から水漏れが発生する原因は?漏水の対処方法を解説!

富士水道センター編集部

水道管からの突然の水漏れに驚いていませんか?水漏れの原因は多岐にわたり、放置してしまうと地盤沈下や床の腐食など大きな損害につながります。

本記事では、水道管の水漏れ原因と対処方法を詳しく解説しています。水道管からの水漏れを早急に直したい方は、本記事を参考に対処してみてください。

水道管から水漏れする3つの原因

水道管から水漏れする原因は、主に以下の3つです。

  1. 経年劣化
  2. 地震による破損
  3. 凍結による破損

それぞれの原因について詳しく解説します。

経年劣化

水道管の経年劣化は、水漏れを引き起こす原因のひとつです。
経年劣化が起きると腐食が原因で穴が開いたり、耐水性能が低下したりして水漏れを発生させます。

地中に埋められた水道管は、土の中に埋め込まれたときから、まわりの土壌との化学反応によって腐食していきます。

一般的に水道管の耐用年数は40年と言われていますが、水道管が配置されている場所や環境により、経年劣化の進行具合は異なるでしょう。

水漏れが発生した場合は、水道管が何年くらい使用されているか確認することが先決です。

地震による破損

地中に埋まっている水道管は、地震の強い揺れに耐えきれず、破損したり継ぎ手部分が外れたりする場合があります。

とくに築年数の古い住宅では、耐震化されていない水道管が使われているため、地震による被害が大きいです。

また、国土交通省「1.改正水道法の施行について」のデータによると、水道管路の耐震適合率は約4割しかなく、耐震化が進んでいない状況です。

水道管路の耐震適合率は約4割しかなく、耐震化が進んでいない(年1%の上昇率)

引用:国土交通省「1.改正水道法の施行について

耐震化されていない水道管を使用していたため、2011年の東日本大震災では、約5ヶ月もの間200万戸以上が断水し多くの方が生活に困りました。

地震はいつどこで発生するかわかりません。地震に備えて、水道管の定期点検や耐震対策をしておくことが大切です。

地震による水道トラブルを未然に防ぐためにも、耐震化されていない水道管を使用している場合は、水道業者に相談してみてください。

凍結による破損

水道管は一般的にマイナス4℃で凍結します。水道管の凍結は、水漏れを引き起こす原因のひとつです。

氷点下を下回る寒冷地や、マイナス4℃以上の場合でも、日陰や風が吹きつける場所の水道管は凍結する可能性があります。

水は氷になると体積が約10%増加するため、水道管の水が凍ると膨張して管本体や接続部が耐えきれず破損します。

水道管の凍結を防ぐためには、以下の対策を講じておきましょう。

  • 水道管を保温する
  • 水道管を断熱材で覆う
  • 水道管を屋内に取り込む
  • 水道管に流れる水を常時流しておく

水道管が凍結する場合は、あらかじめ水道業者に凍結対策を行ってもらうことが重要です。

万が一水道管が凍結した場合は、すぐに水道の止水栓を閉めて、水道業者に連絡してみてください。

水道管の水漏れを見つける方法

水道管の水漏れを見つける方法は、以下の4つです。

  1. 水道料金の明細を調べる
  2. 水道メーターを調べる
  3. 給水管を調べる
  4. 地面が濡れているか調べる

水道管の水漏れを早期に見つけることで、水漏れ被害を最小限に抑えられます。
それぞれ解説していくので、以下よりチェックしてみてください。

水道料金の明細を調べる

水道料金の明細を定期的に確認することで、水漏れを早期に発見できます。
水道の使用量を意図的に多く使用しているのであれば、水道料金が上がっていても問題がありません。

しかし、水道料金の明細が極端に上がっている場合は、水道管から水漏れしている可能性が高いです。

水道代の請求は一般的に2ヵ月ごとに行われるため、地中に埋まっている水道管から水漏れしているときは気づくのが遅れます。

水漏れに気付くのが遅れると、支払う水道料金が高くなり修理コスト以外の余計な費用がかかります。

水量が前回の検針と比べて1.5倍以上増加したときは、水道局から漏水のお知らせが届くので、水漏れに気づくでしょう。

水道料金の明細を2ヶ月ごとにチェックして、急に水道料金が増えていた場合は早急に水道業者に連絡し、確認してもらいましょう。

水道メーターを調べる

水道管から水漏れしているかは、水道メーターを使用すると簡単に確認できます。
水道メーターは家の外にある場合が多く、道路側の壁や庭に設置されていることが多いです。

水道メーターには数字盤とパイロットという部品があり、以下のような特徴があります。

  • 数字盤:水道料金の計算に使われる水量を表示するもの
  • パイロット:水が流れているかどうかを示すもの

水道メーターの左側には「パイロット」と呼ばれる装置が付いています。
八角形の銀板の下に3枚の赤いプロペラがついた形状で、メーターの先で水が流れると時計回りに回転する仕組みになっています。

パイロットが動いているかどうかを確認するには、次の手順で行いましょう。

  • すべての蛇口を閉める
  • 水道メーターのパイロットを観察する

もし、すべての蛇口を閉めているのにパイロットが動くようなら、どこかで水漏れが発生しています。水道管からの水漏れのおそれがある場合、数字盤とパイロットを確認してみてください。

給水管を調べる

水漏れが発生している場合、トイレやキッチン、浴室の給水管を確認してみましょう。
給水管は、水道管本体から各部屋の蛇口に水を供給する管になっており、常に強い圧力がかかるようになっています。

強い圧力がかかることにより、接続部分が緩み水漏れの原因を作り出しています。
給水管の水漏れの場合であれば、地中にある水道管と違い自身でも水漏れ箇所を発見できるでしょう。

給水管からの水漏れが考えられるときは、次の手順で確認してみてください。

  • 各部屋の蛇口を閉める
  • 給水管の接続部に亀裂や漏れがないかを確認する
  • 給水管周りに水漏れの跡があるかを確認する

給水管から水漏れを見つけた場合は応急処置を行い、水道業者に連絡して修理を検討してみましょう。

地面が濡れているか調べる

地中に埋まっている水道管の水漏れは、地面が濡れているかで見つけられます。

水漏れがある場合、次のような症状がでていないか確認してみましょう。

  • 水道メーターの近くや道路沿いに水たまりができている
  • 土の色が変わっていたり、ぬかるんでいたりする
  • 地面に陥没やひび割れがある

地中にある水道管からの水漏れが発生すると、水が地面に浸透して上記のような現象が発生します。

とくに家の周辺や敷地内で突然地面が濡れている場合、水道管から水漏れしている可能性が高くなります。

地中にある水道管の水漏れは、水道業者による漏水調査が必要です。地面が突然濡れていて、水道管からの水漏れが考えられる場合は、水道業者に連絡してみてください。

水道管から水漏れしたときの対処法

水道管から水漏れしたときの対処法は、主に4つあります。

  1. 止水栓を止める
  2. 補修テープを巻く
  3. 漏水調査をする
  4. 雑巾やバケツを置く

水漏れを適切に対処することで、水漏れ修理もスムーズに行えます。
ひとつずつ解説していくので、確認してみてください。

止水栓を止める

水道管から水漏れが発生した場合、焦らずに水道の止水栓を止めましょう。
水の流れを止めることで、水漏れを一時的に止められます。

止水栓の種類はハンドル式やネジ式などさまざまで、ドライバーが必要になる場合もあります。止水栓を壊さないよう、閉めるときはムリに力を入れないことが大切です。

ただし、止水栓を閉めるのは一時的な対策であり、本格的な修理が必要な場合も多いです。
軽度な水漏れの場合、自身で修理を行うこともできますが、心配なときは水道業者に依頼してみてください。

水道業者に依頼することで、水漏れの原因を特定して適切な修理をしてもらえるでしょう。

補修テープを巻く

軽度な水道管からの水漏れであれば、補修テープを巻くことで一時的に止められます。

種類としては「自己融着テープ・防水補修テープ・水道用ラップテープ」などがあり、ホームセンターやネット通販で購入できます。価格も500〜3,000円程度と安価で気軽に購入しやすいです。

補修テープを巻く際は、次の手順で行ってみてください。

  1. 水漏れ箇所の水を拭き取る
  2. 補修テープを水漏れ箇所に巻き付ける
  3. 補修テープを2〜3層に重ねる

水道管の水漏れ部分にしっかりと巻きつけることで、水の流出を一時的に阻止できます。

とはいえ、補習テープもあくまで水漏れを一時的に止める応急処置です。しばらく時間が経つと水圧によって剥がれたり破れたりします。

穴が開いてしまった水道管に関しては応急処置を行い、適切な処置を水道業者に行ってもらいましょう。

漏水調査をする

水漏れがどこから発生しているかわからない場合は、水道業者に漏水調査の依頼を検討してみてください。

水漏れの原因は、水道管の経年劣化や破損、蛇口の故障などさまざまです。また、地中や壁の中に埋め込まれている水道管から水漏れしたときは、発見するのも難しいでしょう。

そのため、水道業者に依頼して漏水調査を行う必要があります。漏水調査の方法は、以下のようなものがあります。

調査方法

説明

メリット

デメリット

音聴法

水道管の音を聞いて、水漏れの箇所を特定する

・簡単で安価
・即座に調査が可能

・音が聞こえにくい
・複数箇所からの水漏れの特定が難しい

漏水探知法

水道管に圧力をかけ、水漏れ箇所を特定する

比較的正確に水漏れ箇所を特定できる

高い精度を求める場合、高額になる

トレーサーガス法

特殊なガスを水道管に送り込み、ガス検知器で水漏れ箇所を特定する

・高精度で確実
・複数の水漏れ箇所を特定しやすい

・費用が高い
・特定の設備や道具が必要

多くの業者が漏水調査を行っており、費用はおおよそ8,000〜30,000円程度です。
水漏れ箇所が特定できないときは、水道業者に漏水調査をしてもらいましょう。

雑巾やバケツを置く

給水管や排水管からの水漏れが発生した場合、床や壁が濡れないように雑巾やバケツなどを置いておきましょう。

とくに木製の家具や床材は水に弱く、水がかかると変色や腐食の原因となるため、水がかからないようにしてください。

しかし、水漏れ箇所が配管や接続部などの場合は、止水栓を閉めても水漏れが止まらないこともあります。

雑巾やバケツだけでは防げなくなるので、できるだけ早く水道業者に修理を依頼しましょう。雑巾やバケツを置くことで、水漏れによる被害を一時的に抑えられます。

水道管の水漏れ修理にかかる費用はいくら?

水道管の水漏れ修理にかかる費用は、水漏れ箇所や程度によって異なります。
水道管からの水漏れに関する一般的な修理相場は、以下のとおりです。

修理内容

料金

蛇口・排水弁

5,000円~60,000円

屋内の「給水管・排水管」

8,000円~70,000円

地中の水道管

30万円~50万円

「床下・壁内」の水道管

10,000円~30万円

※記載の価格は参考価格です。実際の価格とは異なる場合があります。

水漏れ修理の費用を抑えるためには、早期発見が重要です。
水漏れが小さいうちに修理すると、修理費用を安く抑えられます。

給水管からの水漏れ修理の場合

給水管からの水漏れ修理の費用は、水漏れ箇所や工事の規模によって異なります。
一般的には8,000円〜6万円程度です。
※記載の価格は参考価格です。実際の価格とは異なる場合があります。

給水管は家中のいろいろな箇所を通っており、経年劣化や物理的なダメージなどさまざまな理由で水漏れが発生します。

たとえばキッチンの蛇口近くにある給水管から水漏れした場合、部品の交換や小規模な修理で済むので費用は低くなります。修理費用としては、数千円から数万円の範囲でしょう。

一方、壁の中を通る給水管の大きな破損や経年劣化が原因の場合、大規模な修理や交換が必要です。修理費用は10万円以上になる可能性もあります。

給水管からの水漏れ原因がわからないときは、直接水道業者に確認してもらうのがオススメです。

地中にある水道管からの水漏れ修理の場合

地中の水道管の水漏れ修理にかかる費用は、調査費用と修理費用の合計でおおよそ4万〜7万円が目安です。
※記載の価格は参考価格です。実際の価格とは異なる場合があります。

調査費用は水漏れの発生箇所を特定するために必要な費用で、相場は1万〜2万円程になります。

修理費用は水漏れ箇所を掘り起こして配管を交換するために必要な費用で、相場は3万〜5万円ほどです。

ただし、広範囲に広がっている水漏れを修理する場合、10万円以上の費用がかかることもあります。

地中の水道管からの水漏れの修理は、家の中にある給水管の水漏れ修理に比べて高額になる場合が多いです。

地中からの水漏れが発生した場合は、早めに専門業者に連絡して、正確な見積もりを出してもらうことが大切です。

また、地中からの水漏れ修理費用は、火災保険や水道局の補助金などでまかなえる場合があります。

地中からの水漏れが発生したときは、水道業者に連絡するとともに保険会社や水道局にも問い合わせをしてみてください。

水道業者を選ぶポイントとは?

  1. 水道局指定業者に依頼する
  2. 修理スピードが早い水道業者を選ぶ
  3. 現地で見積もりしてくれる水道業者を選ぶ

3つのポイントを意識することで、安心して水漏れ修理を依頼できる水道業者を見つけられます。

水道局指定業者に依頼する

水道業者を選ぶ際は、水道局指定業者に依頼しましょう

水道の修理や漏水に関する調査、工事に関する減免申請を行うには、水道局指定業者による作業が条件です。

また、水道局指定業者は一定の技術水準と品質管理基準をクリアしているため、安心して修理依頼ができます。

水道局指定業者かどうかは、水道局や自治体のホームページで確認できます。

水漏れトラブルの解決だけでなく、料金の減免処置を行うためにも、水道局指定業者に施工してもらいましょう。

修理スピードが早い水道業者を選ぶ

水道管から水漏れをした場合、放置時間が長くなるほど、さまざまな被害が発生します。

止水栓を閉めれば水漏れ自体は一時的に収まりますが、閉めている間は水道が使用できません。また、水道メーターは回り続けるため、水道料金が高額になります。

水漏れ被害を最小限に抑えるには、できるだけ早い修理が必要です。
修理スピードが早い水道業者を選ぶことは、水漏れ被害を最小限に抑えるポイントになります。

現地で見積もりしてくれる水道業者を選ぶ

家の水道管の水漏れ修理を行う場合、現地で直接見積もりしてくれる水道業者を選びましょう。水漏れや配管のトラブルは、状況や原因によって修理内容が大きく変わります。

水漏れの状態は直接確認しないと根本原因がわからないため、事前に正確な見積もりや対応策を施すことは難しいです。

そのため、現場で調査して見積もり可能な水道業者を選ぶことで、より適切な対処と費用がわかります。

たとえば、水道管が破裂した場合、配管の交換や工事が必要になります。
一方、蛇口や接続部の緩みが原因の場合は、部品の取りつけや調整だけで済むかもしれません。

現地での調査を行ってもらうことで、トラブルの原因や修理の方法、必要な部品の詳細を把握できるので適切な見積もりをしてもらえます。

水道管の水漏れを放置した場合のリスク

水道管の水漏れを放置した場合、以下のようなリスクがあります。

  1. 高額請求になる場合がある
  2. 地盤沈下するおそれがある
  3. 賃貸の場合トラブルになる可能性がある
  4. 床や柱が腐食してカビやシロアリが発生する

水漏れは放置すればするほど、被害が大きくなります。
それぞれ詳しく解説していくので、被害が広がらないように建物の水漏れ状況に注意してみてください。

高額請求になる場合がある

水道管の水漏れを放置すると、高額請求になる場合があります。
水漏れが発生すると、水が常に流れている状態になり、水道代がどんどんかさむでしょう。

また、水道管が破裂して水の流出量が多い場合は、水道局から修理費用を請求されることもあります。

水漏れによる水道代の減免処置はあるものの、条件を満たす項目が多く、実際に減額するのは多くの労力が必要です。

とはいえ、水道管の水漏れを放置すると、さらに高額な水道代を支払わなければなりません。万が一高額請求がきたら、水道業者に修理依頼をして、減額申請の手続きを行ってみてください。

地盤沈下するおそれがある

地中に埋まっている水道管から水漏れが起きると、周辺に空洞ができ、地面が下がってしまいます。

周辺にできた空洞が広がると、最終的に地盤沈下を引き起こします。
地盤沈下は家の傾きやひび割れ、雨漏りなどの被害につながりかねません。

地中に埋まっている水道管の水漏れは放置せず、発見次第すぐに水道業者に連絡をして、適切な対処を行ってください。

賃貸の場合トラブルになる可能性がある

水道管の水漏れを放置すると賃貸物件の場合、階下の部屋に被害が広がり、大きなトラブルに発展するおそれがあります。

階下の部屋に水漏れの被害が及んだ場合、賃貸契約のトラブルや修理費用の負担問題、さらには退去を求められるなど、さまざまなリスクを伴います。

賃貸物件の場合、自身の居住環境だけでなく、他の入居者や大家との関係にも影響が出るので、早急な対処が求められるでしょう。

対処方法としては、水道業者に依頼をした上で火災保険の内容を確認してみてください。
火災保険に加入していれば、水漏れによる損害を補償してもらえる場合があります。

しかし、火災保険に加入していない場合や水漏れによる損害が補償対象外のときは、自分で全額負担しなければなりません。

賃貸の場合は水道管の水漏れを放置せず、早めに水道業者に連絡し、修理してもらうようにしましょう。

床や柱が腐食してカビやシロアリが発生する

水道管の水漏れを放置すると、床や柱に水が浸透してカビやシロアリの発生が促進されます。

水道管の水漏れは、床下や壁内など目に見えない場所で起こることが多く、気づかないうちに床や柱に浸透して湿気を増やすのです。

実際、柱の腐食は住宅の基礎部分にまでおよび、家の安全性に影響を及ぼします。水道管の水漏れを早めに修理して、カビやシロアリを発生させないようにしてみてください。

水道管の耐用年数と交換時期

水道管の交換時期は種類や使用状況によって異なりますが、一般的には40年が目安とされています。

水道管には「鉄製・コンクリート製・塩化ビニール製」など、さまざまな種類があり水の使用頻度や流れる液体の種類によって耐震年数が異なります。

たとえば、水道管に高温のお湯や油脂などが流れると、内部が変形したり溶けたりする可能性があります。また、水道管に圧力がかかりすぎると、亀裂や破裂の原因にもつながるでしょう。

耐久年数は40年と言われていますが、あくまで目安なので水道業者に定期点検をしてもらうのがオススメです。

水漏れ修理に関するよくある5つの質問と回答

水漏れ修理に関するよくある質問は、以下のとおりです。

  1. 地中から水漏れした場合はどこに連絡したらよいですか?
  2. 地中の水道管が破裂した際の修理時間はどれくらいかかりますか?
  3. 水道管の修理費用は誰が負担しますか?
  4. 水道管のつなぎ目から水が漏れる原因は何ですか?
  5. 水道管が破裂したら修理費用はいくらかかりますか?

ひとつずつ回答していきます。

地中から水漏れした場合はどこに連絡したらよいですか?

地中にある水道管からの水漏れは範囲が広く、発見が遅れると水道料金が予想以上に高額になるおそれもあるため、すぐに水道局指定業者に連絡しましょう。早期の対処が求められるため、信頼性が高い水道局指定業者に依頼することが大切です。

また、減免措置の制度があるので修理の際、水道局指定業者に確認してみてください。

水漏れによる水道代の減免については、水道局によって条件が異なります。
詳しくは各水道局に減免申請の方法を聞いてみてください。

地中の水道管が破裂した際の修理時間はどれくらいかかりますか?

作業が簡単な場所なら1日もあれば作業が終わり、修理後は普段通りに水を使えます。

地中の水道管が破裂した場合の修理時間は、目で見える部分の水道管の破裂箇所と作業環境により変動しますが、一般的には数時間〜1日程度が多いです。

しかし、作業が難しい場合、数日〜1週間程度かかることもあります。

たとえば、道路や敷地内の地中に埋まっている水道管が破裂した場合、家の中にある給水管の修理をするケースに比べて修理作業は難しくなります。

修理中は断水や減圧などの影響を受けるため、早めに水道業者に連絡して対処してもらうことが重要です。

水道管の修理費用は誰が負担するのですか?

水道管の修理費用の負担については、水道管の設置場所によって異なります。

設置場所は以下のように分けられます。

  • 水道管が公道に埋設されている場合:水道局が修理費用を負担
  • 水道管が私有地に埋設されている場合:所有者が修理費用を負担

上記のように公道上の水道管は、一般的に公共の施設として管理されています。
そのため、修理や維持管理の費用は水道局や自治体が担当します。

一方、所有地内にある水道管は家の所有者が負担しなければいけません。

水道管からの水漏れを発見した場合は、どの場所から水漏れしているのかをあらかじめ把握しておきましょう。

水道管のつなぎ目から水が漏れる原因は何ですか?

蛇口や給水管のつなぎ目から水が漏れる原因は、主に以下の3つです。

  1. パッキンの劣化
  2. ボルトやナットの緩み
  3. 給水管自体の経年劣化

一般的な家庭で水漏れが発生する場面を考えると、キッチンや浴室、洗面所などの蛇口や給水管の接続部の水漏れが多いです。

とくに、パッキンや内部部品の劣化が原因でつなぎ目からの水漏れが頻繁にみられます。また、ボルトやナットはサビや腐食で固着したり緩んだりします。

道管のつなぎ目から水漏れしている場合は、水道代がかさんだり床が腐食して建物自体にも損害が発生したりするので、すぐに修理しなければなりません。

家の中にある給水管の接続部からの水漏れは、「パッキンの劣化・ボルトやナットの緩み・給水管自体の経年劣化」が原因だと覚えておきましょう。

水道管が破裂したら修理費用はいくらかかりますか?

水道管が破裂した場合の修理費用は、水道管の種類や大きさ、破裂の原因などによって異なります。一般的には1箇所あたり約2万〜5万円が目安です。
※記載の価格は参考価格です。実際の価格とは異なる場合があります。

水道管の種類と特徴については、以下の表を確認してみてください。

水道管の種類

特徴

価格

鉄管

腐食しやすい

一般的な価格

鋼管

耐久性に優れている

鉄管より高価

樹脂管

腐食や錆びに強い

鋼管より高価

水漏れを発見したら早めに対処しましょう。

水道管からの水漏れを早期に修理したいならプロの水道業者にまかせよう

地下に埋まっている水道管からの水漏れは、地盤沈下や水道代の増加などさまざまなリスクがあります。
家の中にある給水管を含めて、水漏れが発生したときは適切な応急処置を行い、水道局指定の水道業者に依頼をしましょう。

記事の監修者

島尻 博富士水道センター

水道工事や各種水回りの修理に従事して35年間。大規模修繕工事の計画~実施までの対応も可能。保有国家資格(給水装置工事主任技術者、一級管工事施工管理技士、一級建築配管技能士)。2023年1月25日放送 テレ朝スーパーJチャンネルで強烈寒波の報道に出演。

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