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洗濯機の水漏れはなぜ起きる?原因別の修理方法や予防法などを紹介

富士水道センター編集部

「洗濯機から水漏れしているけど原因は何?」「どうすれば水漏れを解消できるの?」このような疑問を抱いている方は多いのではないでしょうか。

修理費用の相場や、業者に依頼する際のポイントなどを知りたい方もいるでしょう。

本記事では、洗濯機の水漏れが発生した際に役立つ、自分でできる原因別の対処法を解説します。

また、洗濯機の水漏れを予防する方法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

洗濯機の水漏れが発生した際にまずやるべきこと

洗濯機の水漏れが発生した際にまずやるべきことは、以下の3つです。

  • 蛇口を閉めて水を止める
  • 電源を切り、濡れた箇所をタオルで拭く
  • 水漏れの原因を特定する

これらは、水漏れのさらなる被害を防止するためにも重要です。

水漏れ発生時には、応急処置として重要な役割を担っています。

それぞれ詳しい内容を見ていきましょう。

蛇口を閉めて水を止める

洗濯機の水漏れを発見した場合は、まず蛇口を閉めて水を止めましょう。

洗濯中の場合は、運転を停止させて電源を切ってください。

蛇口を閉めても水漏れが止まらないときは、応急処置として水道の元栓を閉める方法もあります。

水漏れ発生時は、まず水を止めることで被害を最小限にできます。

水が漏れ続けると、電気機器の故障や床の劣化、集合住宅における下階への水漏れにつながるかもしれません。

洗濯機から水漏れした際は、まず蛇口を閉めて水を止める対応を最優先に行いましょう。

電源を切り、濡れた箇所をタオルで拭く

蛇口を閉めて水が止まったのを確認したら、電源コンセントを抜きましょう。

万が一、コンセントに水がかかってしまうと故障の原因になります。

コンセントは水が濡れない場所に移動し、余裕があればビニール袋で保護することをおすすめします。

濡れている場所は、タオルや雑巾で拭きましょう。

濡れたまま放置すると、床や壁が劣化したり、他の部分が濡れたりして、さらなる被害の発生につながる可能性があります。

水の流れを止めた後、濡れている箇所の水を拭き取ることで被害を最小限に抑えられます。

水漏れの原因を特定する

一時的に水漏れを止めて水を拭き取ったら、水漏れしている場所を確認しましょう。

水漏れの量がごく少量の場合は目で見てもわかりにくいため、タオルやティッシュを当てて濡れるか確かめるとわかります。

主な水漏れ箇所は、蛇口や給水ホース、排水ホースなどです。

とくに各箇所の接続部は水漏れしやすいため、優先的に確認してみてください。

それでも原因がわからない場合は、洗濯機の使用を中止し、専門の修理業者に連絡しましょう。

洗濯機の水漏れ箇所は主に3つ

洗濯機の水漏れが起きやすい箇所は、主に以下の3つです。

  • 給水部
  • 排水部
  • 洗濯機本体

それぞれの部品の不具合によって、水漏れに発展するケースが見られます。

各箇所のどこから水漏れが発生しやすいか確認しておけば、水漏れ発生時の原因特定に役立ちます。

それぞれの内容を確認していきましょう。

給水部

給水部では、以下の場所から水漏れする可能性が高くなっています。

  • 給水ホース自体
  • 給水ホースと蛇口の接続部分
  • 給水ホースと洗濯機の接続部分

給水ホース自体の水漏れは、ホースの劣化や損傷が原因であるため、ホースの交換が必要です。

各箇所の接続部分からの水漏れは、接続不良による隙間やパッキンの劣化などが原因として考えられます。

給水部はコンセント部分に近いため、水漏れの量が多いと電源が濡れるリスクも考慮しましょう。

周囲に水が飛び散っていないか確認しながら作業してください。

排水部

排水部では、主に以下の場所から水漏れします。

  • 排水ホース自体
  • 排水ホースとエルボ(接続に使用されるL字型の部品)の接続部分
  • 排水ホースにつながっている排水口

排水ホースが破損している場合は、ホース自体から水漏れが発生しているため、新しく交換しなければなりません。

エルボはサイズが合っていなかったり劣化したりしていると、水漏れの原因に。

排水口からの水漏れは、ゴミが詰まっていることが原因である可能性があるため、排水口を掃除するだけで水漏れが解消することもあります。

洗濯機本体

洗濯機本体から水漏れしている場合は、以下のような原因が考えられます。

  • 洗剤ケースの詰まり
  • フィルターの汚れ
  • 洗濯槽の劣化

洗剤ケースやフィルターの汚れは、自分で掃除するだけで水漏れが解消することもあります。

事前に水漏れを予防するためにも、月に1回程度を目安に、定期的に掃除するとよいでしょう。

洗濯槽の劣化に関しては洗濯機本体の故障が考えられるため、水道業者ではなくメーカーに問い合わせてください。

洗濯機の給水部で水漏れが起きた際の修理方法

洗濯機の給水部で水漏れが起きた際は、以下のような修理方法があります。

  • 蛇口ハンドル下のナットを締め直す
  • 蛇口ハンドル下のパッキンを交換する
  • 蛇口を付け直す
  • 蛇口のニップルを付け直す
  • 給水ホースのパッキンを交換する
  • 給水ホースを交換する

自力で直す方法を紹介していますが、場合によってはさらなる故障につながる可能性もあるため、自信のない方は修理業者に依頼したほうがいいでしょう。

なお、洗濯機の蛇口には以下の3種類があります。

蛇口の種類

特徴

一般的な横型単水栓

・昔の住宅の多い一般的なタイプ

・給水ホースとつなげるためにニップルという部品が必要

洗濯機用水栓

・蛇口にツバのような部品が付属

・ワンタッチで給水ホースを装着可能(ニップル不要)

止水弁付洗濯機用水栓

・止水弁付きで大量の水漏れを予防

・ワンタッチで装着可能(ニップル不要)

それぞれ詳しい修理方法を見ていきましょう。

蛇口ハンドル下のナットを締め直す

蛇口ハンドル下から水漏れしている場合は、ハンドル下にある六角形のナットを締め直すことで水漏れを解消できます。

修理方法は以下のとおりです。

  1. モンキーレンチでナットを締める
  2. 締めすぎに注意しながらナットを締める
  3. 水を出して水漏れしないか確認する

主に横型単水栓や洗濯機用水栓に見られる水漏れです。

止水弁付洗濯機用水栓の場合は、蛇口のハンドルがないため蛇口から水漏れする心配はありません。

最近建てられた家にはあまり見られないタイプです。

ナットを締める際は締めすぎないように注意してください。

きつく締めたほうが水漏れしにくいと感じるかもしれませんが、締めすぎるとかえって蛇口自体の破損につながります。

適度に締めて水漏れが止まったか確認しながら作業を進めましょう。

蛇口ハンドル下のパッキンを交換する

蛇口のハンドル下から水漏れする原因には、パッキンの劣化も考えられます。

修理方法はパッキンの交換のみでシンプルですが、ハンドルを外さなければいけないため慎重な作業が求められます。

パッキンはホームセンターで購入できますが、サイズが合ったものしか使えないので、事前に今使っているもののサイズを確認しておきましょう。

修理方法は以下のとおりです。

  1. 蛇口のハンドルを外す
  2. スピンドルと呼ばれる部品を取り出す
  3. パッキンを交換する
  4. 各部品を付け直す
  5. 水を出して水漏れしないか確認する

蛇口が錆び付いていると、思ったようにハンドルを外せないこともあるため、その際は無理せず修理業者に依頼しましょう。

蛇口を付け直す

蛇口と配管に隙間が生じると、蛇口と取り付けられた壁の間からジワジワと水が漏れ出します。

修理には、蛇口の付け直しが必要です。

以下の手順で修理します。

【手順】

  1. 水道の元栓を閉める
  2. ウォーターポンププライヤーを使い蛇口を引き抜く(反時計回りに回す)
  3. 配管のゴミや隙間を解消する
  4. 蛇口を付け直す
  5. 水を出して水漏れしないか確認する

自力でも不可能ではありませんが、蛇口を外す際に配管を傷ることがあります。

また、配管が劣化していると自力での解決が困難です。

そのため、専門の修理業者に依頼しましょう。

プロに任せれば費用はかかりますが、スピーディーかつ確実に直してくれます。

蛇口の付け直しが必要な修理は、確実に治すためにも専門の修理業者に任せましょう。

蛇口のニップルを付け直す

ニップルとは、給水ホースと蛇口をつなげる4本ねじの器具のことです。

ニップルがついている蛇口は、一般的な横型単水栓で昔の住宅に多く使われているタイプです。

蛇口とニップルの間から水漏れしている場合は、接続不良が考えられます。

そのため、ネジを緩めて器具の位置を修正し、再度ネジを締め直すことで水漏れを解消できます。

修理方法は以下のとおりです。

【手順】

  1. ニップルのネジを緩める
  2. ニップルを蛇口にフィットさせる
  3. ネジを閉め直す(蛇口に均等に押し当てながら締める)
  4. 水を出して水漏れしないか確認する

最近の蛇口はニップルを必要としないタイプが多いため、ニップルによる水漏れを心配する必要はありません。

止水栓が付いているタイプでは、水漏れのリスクも少なく安心して洗濯できます。

給水ホースのパッキンを交換する

給水ホースの接続部から水漏れしている場合は、内部にあるゴムパッキンの劣化が疑われます。

パッキンは蛇口側と洗濯機側の2ヶ所に取り付けられていますが、とくに劣化しやすいのは蛇口側です。

ニップルを使用しているタイプであれば、蛇口側のパッキンが劣化すると、ニップル自体も劣化している可能性があります。

そのため、パッキンも含めニップルごと交換することで、水漏れを長期間にわたり予防可能です。

以下の順で修理できます。

  1. 水漏れがある側の給水ホースの接続部を外す
  2. パッキンを交換する
  3. 給水ホースを接続し直す
  4. 水を出して水漏れしないか確認する

簡単に思える作業ですが、慣れていない方が行うと難しく感じるかもしれません。

ニップルが傾いたり、パッキンが正しく装着できなかったりすると、水漏れを解消できないケースがあります。

不安な場合は、専門の修理業者に相談してみましょう。

給水ホースを交換する

給水ホースからの水漏れは、ホースの損傷や劣化によるものです。

なんらかの衝撃が加わってホースに穴が開いた場合は、ホースを交換すれば問題なく水漏れを解消できます。

すぐに交換できない場合は、防水テープやパテを使って破損している箇所を補強しましょう。

修理方法は以下のとおりです。

【手順】

  1. 洗濯機側の給水ホース接続部を外す(蛇口側から外すと水圧で水が噴出する)
  2. 蛇口側の給水ホース接続部を外す
  3. 新しい給水ホースを取り付ける
  4. 水を出して水漏れしないか確認する

給水ホースは、ホームセンターやネットショップで購入可能です。

購入する際は洗濯機や蛇口のタイプを確認して、装着可能なものを選ぶ必要があります。

給水ホースの劣化は、洗濯機の寿命を基準にしてください。

洗濯機の標準使用期間は7年程で、給水ホースの劣化もこの期間を目安に判断できます。

洗濯機自体にも不具合が起きているようであれば、本体ごと買い換えも検討しましょう。

洗濯機の排水部で水漏れが起きた際の修理方法

洗濯機の排水部で水漏れが起きた際は、以下の方法で修理できます。

  • 排水ホースの排水口を接続し直す
  • 排水ホースを交換する
  • 排水口を掃除する

排水部の水漏れが発生する場所は、主に排水ホースや排水口です。

ただ、排水部は洗濯機の下に隠れているため、その際は洗濯機のかさ上げをしてから作業しなければいけません。

自力でかさ上げするのが難しい場合は無理に自分で直そうとせず、業者に頼んで確実に修理してもらいましょう。

ひとつずつ修理方法を解説していきます。

排水ホースと排水口を接続し直す

洗濯機は起動中に本体が揺れることで、排水ホースと排水口の接続が緩むことがあります。

その際は、排水ホースと排水口を接続し直しましょう。

以下の順番で修理を実施します。

【手順】

  1. アース線を外す
  2. 給水ホースを洗濯機側→蛇口側の順で外す
  3. 排水口から排水ホースを引き抜く
  4. エルボがある場合はエルボから引き抜く
  5. 排水ホースを付け直す
  6. ホースバンドで固定する
  7. 給水ホースを付け直す
  8. 水を出して水漏れしないか確認する

排水ホースを付け直す際は、差し込みすぎないようにしてください。

差し込みすぎると排水ホースの出口を塞ぐ可能性があるため、適度に隙間を持たせる意識で取り付けましょう。

エルボを使用している場合は、劣化により水漏れすることもあるため、エルボに亀裂が入ったり穴が開いたりしていないかも確認することが重要です。

排水ホースを交換する

排水ホース自体からの水漏れは、排水ホースの劣化や損傷が原因であるため、排水ホース自体を交換する必要があります。

修理方法は以下のとおりです。

【手順】

  1. アース線を外す
  2. 給水ホースを洗濯機側→蛇口側の順で外す
  3. ホースクリップを緩める
  4. 排水ホースを外す
  5. 新しい排水ホースを付ける
  6. ホースクリップで固定する
  7. 給水ホースを付け直す
  8. 水を出して水漏れしないか確認する

排水ホースはメーカーが製造しているものがあれば、同じものを購入しましょう。

発売から時間が経ち製造が終了している場合は、ホームセンターで同じサイズのものを買ってください。

排水ホースの交換は自力でできますが、ホースが洗濯機の下にあり作業しにくい場合や、修理に自信がない方は、専門業者に依頼することをおすすめします。

排水口を掃除する

排水口またはエルボから水漏れしている場合は、汚れが原因で水の流れが遮られている可能性があります。

そのため、排水口やエルボ内部の掃除が必要です。

修理方法は以下のとおりです。

【手順】

  1. アース線を外す
  2. 給水ホースを洗濯機側→蛇口側の順で外す
  3. 排水口(エルボ内部)を掃除する
  4. 給水ホースを付け直す
  5. 水を出して水漏れしないか確認する

掃除する際は、いらない歯ブラシやスポンジを使いましょう。

排水管の詰まりを想定してパイプクリーナーを使う方法もありますが、その際は使用上の注意にしたがって作業してください。

可能であれば排水口の掃除は定期的に行い、水漏れを予防しましょう。

洗濯機本体から水漏れが起きた際の修理方法

洗濯機本体からの水漏れが起きた際は、以下のような修理方法があります。

  • ゴミ取りフィルターを清掃する
  • 洗濯機自体の故障は修理業者に依頼する

洗濯機本体からの水漏れの多くは、洗濯機の下に水が溜まるような形で水が漏れます。

他の部分に比べて原因の把握が難しいため、わからない場合はメーカーに問い合わせてみましょう。

それぞれの詳しい方法を解説します。

ゴミ取りフィルターを清掃する

ゴミ取りフィルターの汚れが溜まると、排水動作に異常が生じ、洗濯槽内の水がスムーズに交換されず漏水の原因になります。

修理手順は以下のとおりです。

【手順】

  1. ゴミ取りフィルターを外す
  2. 溜まっている汚れを取り除く
  3. ゴミ取りフィルターを付け直す
  4. 使用して水漏れがないか確認する

フィルターが破れていたり、あまりにも汚れがひどい場合は、フィルター自体を交換しましょう。

フィルターを清掃または交換する際に、洗濯槽の掃除もついでに行うと、より水の流れがスムーズになるのでおすすめです。

洗濯機自体の故障は修理業者に依頼する

フィルター清掃をしても水漏れが解消されない場合は、洗濯機本体が故障しているかもしれません。

その際はまずメーカーに問い合わせて、その後の対応を聞きましょう。

早めに対応してもらい修理できれば問題ありませんが、すぐに修理できない場合もあります。

その際は、完全に修理が完了するまで洗濯機の使用を中止してください。

なお、洗濯機本体の不具合については、水道業者での対応が難しいため洗濯機のメーカーに連絡するのが無難です。

洗濯機の寿命(標準使用期間)は7年ほどなので、経年劣化の可能性も視野に入れながら、買い替えも検討しましょう。

ドラム式洗濯機の水漏れ原因

ドラム型の場合、通常の縦型の洗濯機とは異なる原因で水漏れします。主な原因として、以下のようなことが挙げられます。

水漏れの場所

原因

洗剤ケース付近

固まった洗剤が給水されたときにはがれ、本体内部に詰まる

糸くずフィルター付近

糸くずフィルターの目詰まりによって排水できなくなる

洗濯機ドア付近

ドアが破損したり変形したりする(衣類が挟まることで発生する)

参考:日立

そのほか縦型洗濯機の原因と同様に、給水ホースや排水ホースなどから水漏れすることもあります。

メーカーの説明書や公式サイトにある修理方法を実践しても直らない場合は、専門の修理業者に依頼したり、メーカーに問い合わせたりしてみましょう。

今からできる洗濯機の水漏れ予防法

今からでもできる洗濯機の水漏れ予防法は、以下の5つです。

  • 定期的に掃除する
  • 各種部品をチェックする
  • 使用時以外は蛇口を閉める
  • 洗濯物を入れすぎない
  • 防水パンを設置する

ちょっとしたメンテナンスをしたり、使い方を工夫したりするだけで水漏れを予防できます。

それぞれ詳しい内容を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

定期的に掃除する

定期的に洗濯機を掃除することで、排水ホースやエルボなどのゴミの詰まりを解消し、水漏れを予防できます。

洗濯機は汚れを落とす機械なので、洗濯機自体の汚れに目が届きにくく、つい掃除を後回しにしてしまう方もいるでしょう。

しかし、汚れを落とすからこそフィルターや排水ホースに汚れが溜まっていきます。

そのため、洗濯機自体も定期的な掃除が必要です。

頻度は可能であれば月に1回、少なくても月に2回は掃除しましょう。

各種部品をチェックする

水漏れが起こりやすい以下のような場所については、各部品をチェックしましょう。

  • 蛇口と給水ホースの接続部
  • 給水ホースと洗濯機本体の接続部
  • 排水ホースの排水口付近

ナットの緩みや接続部の隙間などは、付け直す程度で水漏れを解消できるトラブルです。

普段から部品のチェックを習慣化しておくと、早めに部品の劣化や不具合に気づけます。

使用時以外は蛇口を閉める

洗濯機を使うとき以外は蛇口を閉めておくことで、接続部のパッキンの劣化を防げるうえ、水漏れ予防にも有効です。

蛇口を開けっ放しにしておくと常に水圧がかかり、パッキンの劣化を早めてしまいます。

ニップルを使用している場合は、水漏れを防ぐストッパー付きのものもあるので、可能であれば交換することをおすすめします。

とはいえ、基本的に蛇口は閉めておいたほうがいいでしょう。

地震やものが当たった衝撃などで給水ホースが外れると、水が流れ出すリスクも考えられます。

洗濯物を入れすぎない

洗濯物を入れすぎないことも、水漏れ予防に有効です。

洗濯機は洗濯物が多すぎると、稼働時に振動が大きくなり、部品の破損やズレにつながります。

また、衣類の汚れを十分に落とせないだけでなく、消費電力も増えます。

洗濯物を入れる際は、7割程度を目安に入れすぎないようにしましょう。

故障や水漏れを予防するだけでなく、洗濯機を長持ちさせる効果も期待できます。

さらに、洗濯機の効果を最大限に活かし、汚れを十分に落としたり商品電力を抑えられたりします。

防水パンを設置する

防水パン自体に水漏れを予防する効果はありません。

しかし、防水パンを設置することで、周辺の床に浸水することを防げます。ト

床が濡れてしまうとカビの原因になったり、集合住宅の場合は下の階に水漏れしたりするリスクもあります。

防水パンを設置すれば洗濯機が持ち上がり、点検しやすくなる点もメリットです。

設置は自分でも可能ですが、排水設備の調整が必要な場合もあるため、専門業者に依頼したほうがスムーズに設置できます。

洗濯機の水漏れを直す際にかかる費用の相場

緊急の水道修理業者に洗濯機の水漏れ修理を依頼する際は、部品の交換が必要になる場合もあります。

たとえば、排水ホースの交換は10,000円~です。

修理費用は水漏れの原因や症状によって異なるため、修理を依頼する前に必ず見積書を作成してもらってください。

正確な見積もりについては、修理業者が現場を確認してから作成します。

電話やメールでのやり取りだけで済ませず、現状を確認してもらい見積もりを作成してくれる業者を選びましょう。

メールや電話でのやり取りで大体の値段を教えてくれる業者もありますが、正確な金額は現場を見るまで決められません。

現場を確認してもらわないまま契約すると、修理後に高額の請求をされるリスクがあります。

見積もりの際は必ず現地に来て調査してもらいましょう。

洗濯機の水漏れ修理で信頼できる業者を見極めるポイント5つ

洗濯機の水漏れ修理を頼む際に、信頼できる業者を見極めるポイントは以下の5つです。

  • 水道局指定工事事業者である
  • 出張見積もりを無料でしてくれる
  • 相場に見合った価格設定になっている
  • 施工保証制度が付いている
  • 信頼できる実績がある

それぞれ詳しい内容を見ていきましょう。なお、悪質な水道業者については、以下の記事を参考にしてみてください。

悪質な水道業者の一覧はある?見分けるポイントや依頼してしまった場合の対処法を解説

水道局指定工事事業者である


まずは、業者のホームページや自治体が公表している指定下水道工事店一覧をチェックして、水道局指定工事事業者であるか確認しましょう。

指定事業者であれば、一定の品質が自治体により保証されているので、信頼できる業者を絞り込むときの参考にしてください。
参考:東京都水道局

ただし、水道局指定工事事業者であっても、規模の大きさやサービスの質などは会社によってさまざまです。

指定されているかどうかはあくまで目安程度にして、今回紹介している他のポイントも参考にしながら、自分で確かめて決めましょう。

出張見積もりを無料でしてくれる

はじめて業者に修理を依頼する場合は、出張費や見積りが無料の業者に頼みましょう。

なぜなら、見積りが無料であればある程度の料金相場がわかるだけでなく、複数の修理業者の料金を比較できるからです。

見積り額が予想よりも高くなった結果、他の業者に依頼したいケースも考えられます。

ただ、「その場で契約してくれた場合のみ無料」といった条件付きの場合もあるため、出張見積もりを頼む前に詳細を確認しておきましょう。

相場に見合った価格設定になっている

信頼できる修理業者を見極める際は、相場に見合った価格設定になっているか確認しましょう。

業者によって多少の料金差はありますが、何倍も金額が異なることは稀なケースです。

また、出張や見積もりで料金が発生する業者に、余計な費用を支払うことのないないよう注意してください。

料金設定については、最初に電話依頼する際に詳細を確認しておきましょう。

富士水道センターでは、出張見積もりを無料で行っているため、見積もり金額を確認してから施工を決めていただけます。ぜひ安心してご利用ください。

施工保証制度が付いている

安心して修理を依頼するために、施工保証制度が付いている業者を選びましょう。

修理が完了したとしても、何かしらのミスや作業の抜けが起こる可能性があります。

施工保証制度が付いていれば、無料でアフターフォローしてくれます。

保証制度の有無についてはホームページに記載している場合もありますが、必ず事前に詳細を確認してから契約しましょう。

富士水道センターは施工に自信を持っていますので、各種施工の施工日から最長10年の無料施工保証を提供しております。

ぜひ安心してご依頼ください。

信頼できる実績がある

ホームページ上に信頼できる実績を掲載しているかどうかも、信頼できる業者を選ぶ判断材料になります。

具体的には、メディアからの取材実績や外部の口コミサイトでの評価などです。

そのほか水道局指定工事事業者の指定番号や業務内容など、会社の情報が詳しく記載されているかも確認してください。

「インターネット上でよく見かけるから」という理由で業者を選ぶのは避けましょう。

現在はプロモーションに力を入れる業者も多く、「インターネットでよく見る=実績が豊富」とはならないためです。

富士水道センターは、GoogleやYahoo!の口コミで、5段階中で平均4.6と高い評価をいただいています。

またテレビの取材実績もあり、信頼していただける実績を掲載しているので、ぜひお気軽にお問合せください。

 

洗濯機の水漏れに関するよくある質問

洗濯機の水漏れに関するよくある質問は、以下の3つです。

  • 洗濯機の脱水中に水漏れしたらどうすればいいですか?
  • 水漏れ以外に洗濯機故障の前兆はありますか?
  • 洗濯機の寿命は何年ですか?

それぞれの回答を見ていきましょう。

洗濯機の脱水中に水漏れしたらどうすればいいですか?

脱水時に水漏れが発生した場合は、慌てずに電源を切って運転を停止させてください。

脱水時の水漏れの原因は主に排水ホースです。

防水パンが付いていれば、排水ホースから水漏れしても、パンの中に溜まった水が排水口に流れていきます。

排水ホースの修理方法については、記事内の「洗濯機の排水部で水漏れが起きた際の修理方法」で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

水漏れ以外に洗濯機故障の前兆はありますか?

以下のような症状があるときは、洗濯機の故障につながる、もしくはすでに故障している可能性があります。

  • 異音がする
  • 焦げ臭い、カビ臭い
  • 途中で運転が止まる
  • 電源コードが発熱している
  • 脱水や乾燥などの効果が弱くなっている

そのまま使い続けると危険であるため、上記の症状が見られた際はすみやかに使用を中止し、修理業者やメーカーに確認してもらいましょう。

洗濯機の寿命は何年ですか?

内閣府の2024年3月の消費動向調査によると、洗濯機の平均使用年数は10.9年となっており、洗濯機の寿命はおよそ10年であることがわかります。

参考:内閣府『消費動向調査』(令和6年3月実施)

また、買い替えの理由については、77.5%の人が故障と回答しています。

10年ほど使っていると、どこかしら不具合が発生し水漏れにつながるかもしれません。

完全に動かなくなる前に修理や交換をすることが望ましいため、事前に部品や動作の確認をしておきましょう。

洗濯機の水漏れ修理は信頼できる業者に任せよう!

洗濯機の水漏れは自力で直すこともできますが、専門の修理業者に依頼することをおすすめします。

洗濯機は生活に必要な家電であり、1日でも早く直したいと思う方がほとんどでしょう。

業者に依頼すれば費用は発生しますが、失敗のないスムーズな修理が可能です。

依頼する際は、本記事の業者選びのポイントを参考に、信頼できる業者を見つけてください。

記事の監修者

島尻 博富士水道センター

水道工事や各種水回りの修理に従事して35年間。大規模修繕工事の計画~実施までの対応も可能。保有国家資格(給水装置工事主任技術者、一級管工事施工管理技士、一級建築配管技能士)。2023年1月25日放送 テレ朝スーパーJチャンネルで強烈寒波の報道に出演。

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