
お風呂リフォーム、知らなきゃ損!費用・補助金・人気デザインを完全ガイド

富士水道センター編集部
お風呂は一日の疲れを癒す大切な場所。
しかし築年数が経つと、「寒い」「掃除が大変」「カビが取れない」などの悩みが増えていきます。
そんなときに検討したいのがお風呂リフォームです。
この記事では、水回りの専門業者・富士水道センターが、お風呂リフォームの費用相場や工期、補助金、人気デザイン、失敗しない進め方までをわかりやすく解説。
初めてでも安心してリフォームを進められるよう詳しく紹介します。
目次
お風呂リフォームの2つの工法とは?

お風呂のリフォームには、大きく分けて 「在来工法」と「ユニットバス工法」 の2種類があります。
それぞれの特徴を理解しておくことで、費用や工期、仕上がりに大きな差がでるので、しっかりチェックしていきましょう。
【在来工法】のお風呂リフォーム
在来工法は、タイルやモルタル、天然石などを使って職人が一から浴室を造る方法です。
大きな魅力はデザインの自由度。
壁や床の素材、浴槽の形状、照明の位置などを細かく指定できるため、旅館のような和の趣やホテルのような高級感を演出できます。
一方で、防水層の施工や下地づくりに手間がかかるため、工期はおおよそ10〜14日間程度。
費用も100万円から200万円以上と比較的高額です。
ただし、職人の手仕事による重厚感や質感の良さ、天然素材ならではの温もりを重視する方にとっては魅力的な選択肢。
最近では、既存のタイル浴室を部分的に改修し、防水性能や断熱性能を高めながらデザイン性を維持するリフォームも増えています。
「一点ものの空間をつくりたい」「素材にこだわりたい」という人に向いている工法です。
【ユニットバス】のお風呂リフォーム
ユニットバス工法は、あらかじめ工場で成形された浴槽・床・壁・天井を現場で組み立てる方式です。
部品が一体化しているため施工が早く、平均で2〜5日程度で完成します。
費用の目安は60万円から150万円前後。
在来工法と比べるとコストを抑えやすく、工期も短いのが特徴です。
気密性・断熱性に優れており、保温効果が高いのも大きなメリット。
また、樹脂パネルの壁はカビや水垢が付きにくく、掃除も容易です。
メーカーによっては、節水シャワー・浴室乾燥機・暖房換気扇などのオプションも豊富に用意されており、快適性とメンテナンス性を両立できます。
デザイン面でも進化が進んでおり、近年ではタイル調パネルや木目デザインなど、在来工法に近い質感を再現できるタイプも登場しています。
【在来工法】と【ユニットバス】どちらを選ぶべき?
| 項目 | 在来工法 | ユニットバス |
|---|---|---|
| 施工方法 | タイル・モルタル・天然石などを使い、職人が一から浴室を造る | 工場で成形されたパーツ(浴槽・床・壁・天井)を現場で組み立てる |
| デザイン性 | 自由度が高く、素材・照明・浴槽形状などを細かく指定できる。 旅館やホテルのような高級感を演出可能 |
デザインバリエーションが増加中。 タイル調・木目調など在来風のデザインも選べる |
| 工期 | 約10〜14日 | 約2〜5日 |
| 費用相場 | 約100〜200万円以上 | 約60〜150万円前後 |
| 性能 | 防水施工に手間がかかるが、断熱・防水リフォームの併用で性能向上も可能 | 気密性・断熱性に優れ、保温効果が高い。 掃除がしやすくカビ・水垢に強い |
| メンテナンス性 | 素材や仕上げによっては手入れが必要。 部分的な改修で性能を維持できる |
樹脂パネルで掃除が簡単。 部品交換やリフォームも容易 |
| おすすめの人 | 素材にこだわりたい人 一点ものの空間をつくりたい人 |
コストを抑えたい人 短期間でリフォームしたい人 掃除・メンテナンスを重視する人 |
デザイン性や素材へのこだわりを重視するなら在来工法、スピード・コスト・メンテナンスのしやすさを重視するならユニットバスがおすすめです。
ただし、建物の構造や配管の位置、希望する設備によっても最適な工法は異なります。
それぞれの特徴を比較しながら、生活スタイルや将来のメンテナンス性まで考慮した選択を行うことが大切です。
お風呂リフォームの費用相場はどれくらい?

お風呂リフォームの費用は、工法・住宅タイプ・設備グレード・工事範囲によって大きく変わります。
平均的には、ユニットバス交換で60〜150万円、在来工法では100〜200万円以上が目安です。
ただし、断熱材の施工や給湯器交換などを含めると、総額が200万円を超えるケースもあります。
まずは、住宅タイプ別の費用相場を見てみましょう
【マンション】お風呂リフォームの費用相場
マンションでは、共用部分との接続や配管位置の制約があるため、ユニットバス工法でのリフォームが一般的におこなわれます。
防水性能や保温性を高めるため、既存ユニットからの交換がほとんどです。
マンションは構造上、浴室サイズが1216(幅120×奥行160cm)などに固定されていることが多く、サイズ変更を伴うリフォームは難しい場合があります。
一方で、工期が短く、住みながらでも施工できる点がメリットです。
費用相場は50~150万円程度です。
【戸建て】お風呂リフォームの費用相場
戸建ての場合、間取りや構造の自由度が高く、在来工法・ユニットバス工法のどちらも選択可能です。
古いタイル風呂をユニットバスに変更する工事が主流ですが、デザイン性を重視した在来浴室への改修も増えています。
戸建ては基礎や床下にアクセスできるため、断熱材の追加や給湯設備の交換も同時に行いやすいのが特徴です。
ただし、土台の腐食や漏水が見つかると追加費用が発生することもあるため、事前の現地調査と見積もり確認が欠かせません。
工法によって費用は大きく変わるので、しっかりと見積もりをとってもらいましょう。
お風呂リフォームに補助金は使える?

お風呂のリフォームは、決して安い買い物ではありません。
「せっかくなら、少しでも費用を抑えたい」と感じる方も多いのではないでしょうか。
実は、条件を満たせば国や自治体の補助金を活用できるケースがあります。
高齢者のバリアフリー改修、省エネ設備の導入、子育て世帯の住宅支援など、目的に応じた制度をうまく組み合わせることで、自己負担を数十万円単位で軽減できる可能性も。
ここでは、お風呂リフォームに使える主な補助金制度と、申請のポイントをわかりやすく紹介します。
補助➀:介護保険住宅改修
お風呂リフォームでは、介護保険の住宅改修費支給制度を利用できる場合があります。
対象となるのは、要支援・要介護認定を受けている方の居宅で、入浴を安全に行うための工事、たとえば、
- 浴室内の手すり設置
- 出入口の段差解消
- 滑りにくい床材への変更
- 扉の引き戸化
などが該当します。
支給上限は 20万円(1住宅あたり)。
そのうち 自己負担は1〜3割 で、支給額は 7〜9割(最大18万円) です。
負担割合は介護保険証に記載されており、所得によって異なる場合があります。
申請には事前の届け出が必要で、工事前に申請しないと補助対象外になる点に注意しましょう。
対象かどうかは、市区町村の介護保険課やケアマネジャーに相談すると確実です。
浴室の安全性を高めるリフォームは、介護保険を上手に活用することで、家計負担を抑えつつ快適な入浴環境を整えることができます。
補助金②:高齢者住宅改造費助成事業
お風呂リフォームでは、介護保険を利用しなくても助成が受けられる場合があります。
それが、各自治体が独自に実施している「高齢者住宅改造費助成事業」です。
この制度は、自治体によっては介護認定を受けていない高齢者でも対象となるケースがあります。
たとえば浴槽の交換、出入口の段差解消、手すりの設置、脱衣所の断熱改修など、入浴時の安全性や快適性を高める工事が支援対象です。
助成の上限額や対象工事の内容、申請条件は自治体ごとに異なります。
また、介護保険の住宅改修制度と併用できる場合・できない場合があるため、事前に市区町村の福祉課や高齢者支援窓口で確認しておくことが大切です。
例:川崎市「高齢者住宅改造費助成事業」
補助金③:子育てグリーン住宅支援事業
「子育てグリーン住宅支援事業」は、国土交通省が実施する住宅の省エネ・断熱改修を支援する制度です。
リフォームの場合は、世帯条件に関係なく申請できるケースが多く、子育て世帯や若年夫婦に限らず幅広い家庭で利用が検討できます。
対象となるのは、開口部(窓・ドア)の断熱改修や、床・壁・天井などの断熱工事、エコ住宅設備の導入など。
お風呂まわりでは、高断熱浴槽・節水型シャワー・浴室乾燥機 などが補助対象機器として認められています。
ただし、浴室単体の改修だけでは対象外となる場合があり、断熱改修や他の省エネ工事とあわせて行うことが条件です。
補助額は工事内容により最大で40〜60万円/戸となります。
「光熱費を抑えたい」「子どもや高齢の家族が快適に入浴できる家にしたい」という方は、この制度を活用して将来を見据えたリフォームを検討してみましょう。
ただし、定員があるため、HPをチェックして早めに申し込んでください。
参考:国土交通省「子育てグリーン住宅支援事業」
お風呂リフォームで人気の素材は何?
お風呂リフォームの仕上がりを左右するのが、浴槽や壁に使われる素材の選び方です。
素材によって見た目の印象だけでなく、保温性・耐久性・掃除のしやすさ・価格までも変わります。
ここでは、代表的な4種類の素材を比較しながら、それぞれの特徴を見ていきましょう。
デザイン性と利便性に優れた【人工大理石】

人工大理石は、アクリル系またはポリエステル系の樹脂を原料にした素材です。
ツヤのある美しい光沢が特徴で、高級ホテルのような印象を演出できます。
色や模様のバリエーションが豊富で、照明との組み合わせによって空間の印象を自在に変えられるのも魅力です。
耐久性・保温性に優れ、汚れや水垢がつきにくいことから、長期的に清潔感を保ちやすい素材とされています。
一方で、傷がつくと目立ちやすく、研磨には専門的なメンテナンスが必要です。
「見た目の美しさ」と「掃除のしやすさ」を両立したい人に人気があります。
コストパフォーマンスに優れた【FRP】

現在最も普及しているのがFRP(繊維強化プラスチック)製の浴槽です。
ガラス繊維で補強したプラスチック素材で、軽量ながら丈夫。
価格が手頃で施工性も高く、リフォームコストを抑えたい方に最適です。
汚れやカビが付着しにくく、日常的な掃除も簡単。
ただし、長期間使用すると表面の美しさがやや失われやすいため、定期的なメンテナンスが推奨されます。
コスパ重視で、シンプルかつ清潔感のある浴室を目指すならFRPが最も選ばれています。
保温性に優れた【鋳物ホーロー】

鋳鉄の表面にガラス質の釉薬を焼き付けた、重厚感あるクラシックな素材です。
金属ならではの高い保温性を持ち、入浴後も湯温が下がりにくいのが特徴。
表面のホーロー層が非常に硬いため、汚れ・カビ・傷に強く、耐久年数も長い傾向にあります。
一方で、重量があるため施工には強度のある床下構造が必要で、価格も高めです。
それでも、「一度使うと手放せない」と言われるほどの上質な入浴感を求める人に人気があります。
クラシカルで気品ある浴室をつくりたい方におすすめです。
心も身体もリラックス【ヒノキ】

ヒノキ風呂は、昔ながらの日本家屋や旅館で親しまれてきた素材です。
木の香りが心身をリラックスさせ、抗菌・防カビ作用も期待できる点が特徴。
木肌のやわらかい触感と香気によって、入浴が特別な時間に変わります。
ただし、乾燥状態を保たないと黒ずみやカビの原因になるため、定期的なメンテナンスが欠かせません。
木製浴槽専用の防水塗料やメンテナンスオイルを併用することで、美しさを長く維持できます。
ヒノキ風呂は、機能性よりも癒しやデザイン性を重視する方向けの贅沢な選択肢です。
お風呂リフォームの素材比較
| 素材名 | 見た目・デザイン性 | 機能性・特徴 | 価格帯(浴槽目安) | 向いている人・おすすめタイプ |
|---|---|---|---|---|
| 人工大理石 | 光沢があり高級感がある。色や模様のバリエーションが豊富。 | 保温性・耐久性に優れ、汚れが付きにくい。 傷がつくと目立ちやすい。 |
約15〜30万円 | デザイン重視。上質な空間を演出したい人。 |
| FRP(繊維強化プラスチック) | シンプルで清潔感のある仕上がり。 | 軽量で施工しやすくコスパが高い。 経年でツヤが落ちる。 |
約8〜15万円 | 費用を抑えて機能的にしたい人。 掃除のしやすさを重視する人。 |
| 鋳物ホーロー | 重厚でクラシックな雰囲気。ガラス質のツヤが美しい。 | 高級感・耐久性が非常に高い。 重量があり施工費が高め。 |
約25〜50万円 | 高級感・耐久性・保温力を求める人。 |
| ヒノキ(木製) | 木の香りと温もりがあり、唯一無二の風合い。 | 抗菌・防カビ効果があるが、こまめな手入れが必要。 | 約40〜80万円 | 癒し重視。旅館風・自然素材の空間を好む人。 |
お風呂リフォームで使う素材は、費用だけでなく生活スタイルや好みに合わせて選ぶことが大切です。
清掃性・保温性・デザイン性など、何を重視するかで最適な素材は変わります。まずは「どんなバスタイムを過ごしたいか」をイメージし、その理想に合う素材を選ぶことで、満足度の高いリフォームが実現します。
お風呂リフォームには何日かかる?

お風呂リフォームの工期は、工法・住宅の構造・工事内容によって変わります。
一般的にはユニットバス交換で3〜5日、在来工法の造作浴室で10〜14日ほどが目安です。
ただし、配管の老朽化や給湯器の交換、断熱材の補修などを同時に行うと日数はさらに延びます。
スムーズに工事を進めるためには、以下の3点を意識しましょう。
- プランを早めに確定する
- 給湯器や電気工事も同時に調節する
- 工事前に浴室回りを片づけておく
こうした小さな準備の積み重ねで、全体の工期を1〜2日短縮できるケースもあります。
お風呂リフォームでありがちな失敗例とその対策

お風呂リフォームは高額な工事だけに、仕上がり後に「こうしておけばよかった」と感じる人も少なくありません。
ここでは、よくある失敗例とその原因、回避するためのポイントを紹介します。
失敗例➀:サイズが合わず快適でない
リフォーム後に「浴槽が小さくなった」「洗い場が狭い」と感じるケースは意外と多いものです。
原因は、ユニットバスの構造にあります。
壁や床に断熱材やパネルを組み込むため、内寸がやや小さくなるのです。
対策として、実際の寸法図を確認し、内寸ベースで比較することが大切。
ショールームで浴槽に実際に入ってサイズ感を確かめるのも効果的です。
また、浴室の形状に合わせてオーダーできる「ぴったりサイズユニットバス」を選ぶと失敗を防げます。
失敗例②:換気不足でカビが発生
「新品なのにすぐカビが出た」というトラブルもよく耳にします。
これは、換気扇の能力不足や風の流れを考慮していない設計が原因です。
浴室は湿度が高く、換気性能が低いとわずか数日でカビが繁殖します。
解決策は、浴室暖房乾燥機の導入や24時間換気機能の追加。
換気口の位置を確認し、外気との通気ルートが確保されているかも重要なポイントです。
また、照明や収納棚の裏など、空気が滞留しやすい箇所を意識して掃除することで清潔さを保てます。
失敗例③:デザインを優先しすぎて掃除が大変になる
デザイン重視で選んだ素材が、実際には手入れが難しいというケースもあります。
たとえば、凹凸の多い壁パネルや濃い色のタイルは、水垢や石鹸カスが目立ちやすい傾向があります。
見た目の美しさだけでなく、メンテナンス性とのバランスを考えることが大切です。
カビや汚れを防ぎたい場合は、樹脂パネルや人工大理石パネルなど掃除がしやすい素材を選びましょう。
また、排水口まわりや目地を減らした「フラット構造」の製品も人気があります。
失敗例④:工事費用が予算を超えてしまう
見積もり段階では予算内だったのに、工事が進むうちに追加費用が発生するケースがあります。
原因は、解体後に床下の腐食や配管の劣化が見つかること。
古い住宅ほどこのリスクが高く、補修費用が数万円〜数十万円かかる場合もあります。
トラブルを防ぐには、あらかじめ「追加費用の発生条件」を確認しておくことが重要です。
契約前に「想定外の修繕費が発生した場合の対応」を明文化しておきましょう。
失敗例⑤:機能をつけすぎて使いこなせない
最新設備を詰め込みすぎて「結局ほとんど使っていない」という失敗もあります。
ミストサウナ・ジェットバス・調光照明などの高機能設備は魅力的ですが、実際の生活習慣に合っているかどうかを冷静に判断しましょう。
日常的に使う設備を優先し、オプションは「本当に必要な機能だけ」に絞ることで、コストと満足度のバランスがとれます。
お風呂リフォームを成功させるにはどうすればいい?

お風呂リフォームを満足いく形で終えるには、デザインや設備だけでなく、計画段階の準備と判断が重要です。
ここでは、リフォームを成功に導く4つのポイントを紹介します。
なぜお風呂リフォームをするのかの目的を明確にする
まずは、「なぜお風呂をリフォームしたいのか」を具体的に整理しましょう。
たとえば、
- 冬の寒さを解消したい
- 掃除の手間を減らしたい
- 高齢の家族が安全に使えるようにしたい
- 見た目を一新して快適に過ごしたい
目的を明確にすることで、優先順位をつけやすくなり、不要な設備投資を避けられるのがポイントです。
デザイン性だけでなく、「使いやすさ」「安全性」「維持管理のしやすさ」を軸に考えると失敗が少なくなります。
お風呂リフォームの予算を決める
リフォームの費用は、グレードや設備の内容によって幅があります。
初期段階で「これ以上は出せない」という上限を設定しておくことが大切です。
見積書を比較するときは、 本体価格(設備)+工事費+諸経費+オプション の内訳を確認し、「どこに費用がかかっているのか」を把握しておきましょう。
また、複数社から相見積もりをとることで、適正価格を把握できます。
安さだけで判断するのではなく、施工内容やアフターサービスの有無も比較材料にするのがポイントです。
リフォーム工事中の入浴方法を決めておく
お風呂リフォーム中は数日間入浴ができなくなるため、その間の過ごし方を事前に考えておくと安心です。
銭湯や温泉施設を利用する、知人宅を借りるなどの代替手段を確保しておきましょう。
また、工事初日には騒音や搬入作業が発生するため、近隣への挨拶や管理組合への連絡も早めに行っておくとトラブルを防げます。
生活動線上の荷物を整理しておくことも大切です。
洗濯機や洗面台の移動が必要な場合は、あらかじめ作業スペースを確保しておくとスムーズに進みます。
リフォーム業者をしっかりと選ぶ
リフォームの満足度を大きく左右するのが「施工業者の選び方」です。
公式サイトや口コミで実績を確認し、実際の施工事例を見せてもらいましょう。
担当者の説明が丁寧で、質問にきちんと答えてくれるかも重要な判断基準です。
見積書の内容が明確で、追加費用の条件が明示されている業者は信頼性が高い傾向があります。
また、工事後の保証やメンテナンス体制が整っているかも確認しておくと安心です。
お風呂リフォーム業者の選び方とは?

お風呂リフォームを成功させるうえで、最も重要な要素のひとつが施工業者の選定です。
同じ設備を使っても、仕上がりや耐久性は業者の技術力・対応力によって大きく変わります。
ここでは、信頼できる業者を見極めるためのポイントを解説します。
施工実績を見る
まず注目すべきは、施工実績の豊富さ。
お風呂リフォームは、住宅の構造や給排水設備の理解が欠かせない専門工事です。
公式サイトやパンフレットで「過去にどんな現場を担当してきたのか」をチェックしましょう。
特に、マンションリフォームの経験があるかどうかは重要です。
配管の位置や共用部分の制約を理解していないと、工期の遅れやトラブルにつながることがあります。
施工事例の写真や口コミに、仕上がりの丁寧さや段取りの良さが語られているかも判断材料になります。
口コミをチェックする
口コミやレビューは、実際の利用者の声を知るうえで有効な手段です。
「担当者の説明が丁寧だった」「工事後の対応が早かった」など、具体的な体験談が複数見られる業者は信頼度が高いといえます。
あわせて、保証内容とアフターサービスの有無も確認しましょう。
リフォームは完成して終わりではなく、その後のメンテナンスが欠かせません。
施工後に万が一トラブルが発生しても、迅速に対応してくれる体制があるかどうかが大切です。
アフターサービスを確認する
良い業者ほど、見積書の内容が明確です。
「本体価格」「施工費」「オプション費」「諸経費」が分けて記載され、どの部分にどれだけ費用がかかるのかが一目でわかるようになっています。
説明を求めた際に、専門用語をかみ砕いて説明してくれるかどうかも大切なポイントです。
逆に、費用の内訳を曖昧にしたり、「キャンペーンだから」と急かして契約を迫る業者は注意が必要です。
納得できるまで説明してもらい、複数の見積もりを比較したうえで決定するようにしましょう。
もし「水回り全般に強い専門業者」を探しているなら、富士水道センターのように経験豊富な水道修理・リフォームの専門会社へ相談するのもひとつの方法です。
地元密着の対応と豊富な施工実績をもとに、お風呂だけでなくキッチンやトイレまで、住まい全体の水まわり改善を一貫してサポートします。
お風呂リフォームのよくある質問

お風呂リフォームを検討するときに、多くの方が抱く疑問をまとめました。
費用やタイミング、工事中の過ごし方まで、よくある質問にお答えします。
お風呂リフォームのタイミングはいつ?
一般的な目安は築15〜20年です。
この頃になると、浴槽や壁のヒビ、排水口のにおい、タイルの浮きなどが目立ち始めます。
また、冬場の寒さが気になる、カビが取れにくいといった症状もリフォームのサインです。
特に、金属製の配管や古い給湯設備をそのまま使っている場合は、漏水や故障のリスクが高まるため、早めの対応が安心です。
築年数だけでなく、「掃除をしても汚れが落ちにくくなった」と感じた時点で検討を始めましょう。
お風呂リフォームの人気オプションは?
最近人気のあるオプションには、以下のような設備があります。
| オプション名 | 機能・特徴 | 目安費用 |
|---|---|---|
| 浴室暖房乾燥機 | 冬の寒さを軽減し、洗濯物も乾かせる | 約10〜20万円 |
| 断熱浴槽 | お湯が冷めにくく光熱費を節約 | 約3〜8万円 |
| 節水シャワー | 水圧を保ちながら水量を抑える | 約1〜3万円 |
| ほっカラリ床(各社類似機能) | 水はけが良く、カビの発生を抑制 | 約3〜6万円 |
| 手すり・段差解消 | 安全性を高め、バリアフリー化 | 約1〜5万円 |
これらを組み合わせることで、快適性・安全性・省エネ性を高められます。
特に浴室暖房乾燥機と断熱浴槽は、寒冷地や冬場の入浴がつらい家庭で人気です。
お風呂リフォームは10万円でできる?
残念ながら、10万円以内で全面的な浴室リフォームを行うのは難しいのが現実。
ただし、部分的な修繕やプチリフォームなら可能です。
たとえば、
- シャワー水栓や鏡の交換:約2〜5万円
- 壁パネルの部分張り替え:約5〜8万円
- コーキングの打ち直しや目地補修:約1〜3万円
といった内容であれば、10万円前後に収まるケースもあります。
本格的なユニットバス交換は最低でも60万円程度が目安です。
費用を抑えたい場合は、「必要な部分だけを改修する」方法を検討するとよいでしょう。
お風呂リフォーム中の入浴はどうすればいい?
リフォーム中はお風呂が使用できない期間が発生します。
工期は平均2〜5日ほどですが、その間の入浴方法を事前に決めておくと安心です。
最も多いのは、近隣の銭湯や温泉施設を利用する方法。
また、最近では工事業者が「仮設シャワー」を貸し出すケースもあります。
家庭用の簡易シャワーをベランダや洗面所で使う人もいますが、寒い季節は体調を崩しやすいため、無理のない方法を選びましょう。
事前計画でお風呂リフォームを成功させよう

お風呂リフォームは、費用も工期も大きくかかるだけに、「思い立ったらすぐ」ではなく、しっかりと準備を整えて進めることが成功のカギになります。
今回の記事で紹介したように、リフォームをスムーズに進めるためには、以下のポイントを意識しておくと安心です。
- 目的を明確にする:寒さ対策・デザイン刷新・バリアフリーなど、優先順位を整理する。
- 費用と補助金を確認する:相場を把握し、条件に合えば補助金制度を活用する。
- 素材と工期を比較する:FRP・人工大理石・ホーローなど、生活スタイルに合う素材を選ぶ。
- 信頼できる業者を選ぶ:施工実績・口コミ・保証内容をしっかり確認する。
お風呂リフォームは、家族の健康と安心を支える大切な投資です。
富士水道センターでは、水まわり専門の技術を活かし、お客様一人ひとりのご希望に合わせた最適なプランをご提案しています。
- 無料見積り対応
- 水道局指定工事店による丁寧な施工
- 急な水まわりトラブルにも即日対応
費用のこと、補助金のこと、デザインのこと、どんな小さなご相談でもお気軽にお問い合わせください。
あなたの暮らしにぴったりのお風呂空間を、富士水道センターが全力でサポートします。
記事の監修者

島尻 博富士水道センター
水道工事や各種水回りの修理に従事して35年間。大規模修繕工事の計画~実施までの対応も可能。保有国家資格(給水装置工事主任技術者、一級管工事施工管理技士、一級建築配管技能士)。2023年1月25日放送 テレ朝スーパーJチャンネルで強烈寒波の報道に出演。












