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【トイレの水漏れ】チョロチョロと水が出る原因と修理方法を解説!

トイレ

富士水道センター編集部

トイレを使おうとしたら「トイレタンクからチョロチョロと水漏れの音が聞こえるけど大丈夫かな……」「何が原因で水漏れしているんだろう……」と悩んでいませんか?

トイレからチョロチョロと音が聞こえてくると、このままトイレを使用して大丈夫なのかなと不安に思うのではないでしょうか。

本記事では、トイレからチョロチョロと水漏れする原因と対処方法について詳しく説明します。

トイレの水漏れを早く直したいという方は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。

トイレから水漏れのチョロチョロ音がした時にはじめにすることは?

トイレから水漏れのチョロチョロ音がした時にはじめにすることは?

トイレからチョロチョロと水漏れの音が聞こえた場合は、以下のことを行いましょう。

  • チョロチョロ音がする場所を特定する
  • タンクの浮き玉が適切な位置かを確認する
  • フラッシュバルブがきちんと閉じているかを確認する

トイレで水漏れが起こると、焦って適切な処置を行えないことが多いです。

これから紹介する対処方法で水漏れが止まるケースもあるので、ひとつずつ落ち着いて試してみてください。

チョロチョロ音がする場所を特定する

トイレタンクの構造

トイレからチョロチョロと水漏れの音が聞こえた場合、はじめに行うべきことはチョロチョロ音がもっとも大きく聞こえる場所を特定することです。

水漏れは特定の箇所が原因となることが多く、トイレタンクや便器内、給水管などが考えられます。

発生箇所

原因

解決策

トイレタンク

・ボールタップの不具合

・トイレタンクのひび割れ

・部品の交換

・トイレタンクの修理

便器内

・便器内のひび割れ

・シールの劣化

・便器の交換

・シールの交換または修理

排水管のつまり

・接続部の緩み

・給水管のひび割れ

・接続部の締め直し

・給水管の修理

トイレからチョロチョロ音がした場合、上記箇所を確認して、音が最も大きく聞こえる場所を探してみてください。

水漏れしている場所を特定することで「自分で直せるのか?」「専門の水道業者に頼まないといけないのか?」を判断できます。

タンクの浮き玉が適切な位置かを確認する

トイレタンクの浮き球の位置

トイレからチョロチョロと音が聞こえたら、トイレタンクの浮き玉の位置が適切かを確認してみましょう。

浮き玉が適切な位置にないと、トイレタンク内の水位がおかしくなり、水漏れを引き起こす原因になります。

浮き玉の位置

影響

・高すぎる場合

・水がタンクから溢れでてしまう

・低すぎる場合

・トイレの洗浄力が弱くなる

トイレから水漏れの音が聞こえたときは、トイレタンクの浮き玉が正常な位置か1度チェックしてみましょう。

浮き玉を正しい位置にすることにより、水漏れを解決できる可能性があります。

フラッシュバルブが故障している可能性

フラッシュバルブのイラスト

フラッシュバルブが破損していると、水漏れが発生します。

フラッシュバルブとは、和式便器や男性用便器に使われることの多い、トイレの水を流すための装置です。

フラッシュバルブが故障していたり、内部の部品につまりが生じているとチョロチョロと水漏れしてしまいます。

フラッシュバルブが原因かどうかはフラッシュバルブを分解する必要がありますが、DIYに慣れていない方に分解は困難です。

フラッシュバルブが設置されているタイプのトイレを使用している場合は、業者に相談してみてください。

トイレからチョロチョロと水漏れしたときに自分で対処できる応急処置とは?

トイレからチョロチョロと水漏れしたときに自分で対処できる応急処置とは?

トイレからチョロチョロと水漏れしたときに、自分で対処できる応急処置は以下のとおりです。

  • 水道の止水栓を閉める
  • 浮き玉の位置を調整する
  • 壊れた部品を交換する

上記3つの方法は、自分で対処できる応急処置ですが「水道の止水栓を閉める」以外は専門的な知識とスキルが必要です。

自分で作業を行う自信がない場合は、無理に作業せず業者に依頼しましょう。

水道の止水栓を閉める

止水栓 どこ

トイレから水がチョロチョロと漏れたときは、まず水道の止水栓を閉めましょう。

止水栓を閉めることで、トイレへの給水を一時的に止められます。

水が流れなくなるため、床や壁への水漏れなどの二次被害を防げます。

何をしてよいかわからない場合は、はじめに止水栓を閉じてみてください。

止水栓を閉めてもトイレの水が止まらない場合は、給水管自体に問題があります。

トイレの水が止まらない場合の対処方法については、以下の記事で説明しているので気になる方は確認してみてください。

浮き玉の位置を調整する

浮き球の位置 トイレからチョロチョロと水が流れ続けるときは、タンクの中にある「浮き玉(フロート)」の位置がずれている可能性があります。

浮き玉は、水位を感知して給水を止める役割を持つ部品です。

水が一定の高さに達すると浮き玉が上がり、給水を止める仕組みになっています。

もし位置がずれていると、水が止まらずにタンク内で流れ続けてしまいます。

正しい水位の目安は、タンク内のオーバーフロー管に記載されている「-WL-」マークの高さです。浮き玉がそれより高い位置にあると水があふれやすく、低すぎると水の勢いが弱くなります。

調整するときは、ボールタップという部品のネジをしめてください。目安の位置に合わせて調整すれば、水の流れも自然に止まります。

まずは応急処置として、浮き玉の位置と水位を確認してみましょう。

壊れた部品を交換する

止水栓を閉めて、浮き玉の位置を調整しても水漏れのチョロチョロ音が直らない場合は、壊れた部品を交換する必要があります。

トイレの水漏れは、部品の故障や老朽化などが根本的な原因の場合がほとんどです。

問題のある部品を特定できれば、交換することで水漏れを直せます。
しかし、部品交換を行うにはトイレに関する専門の知識と技術が必要です。

慣れていない人が部品交換を行うと、症状が悪化したり、他の部分を壊してしまったりする可能性があります。

さらに、部品交換に失敗すると、修理費用が当初より多く必要になることにも注意が必要です。

自分で部品交換をするのが不安な方は、専門の水道業者に依頼するのがおすすめです。

トイレからチョロチョロと水漏れする主な5つの原因とは?

トイレからチョロチョロと水漏れする主な5つの原因とは?

トイレからチョロチョロと水漏れする主な原因は、以下の5つが考えられます。

  1. フロートバルブの劣化・調整不良が起きている
  2. チェーンが劣化している
  3. ボールタップの劣化・調整不良が起きている
  4. オーバーフロー管自体が損傷している
  5. トイレタンクの老朽化でひび割れが起きている

自宅のトイレに該当する症状がないかチェックしてみてください。

フロートバルブの劣化・調整不良が起きている

フロートバルブの位置

フロートバルブは、トイレのタンク内の水位を一定に保つ重要な役割があり、劣化すると水位の調整が適切にできません。

フロートバルブが劣化する主な原因は、以下のとおりです。

原因

詳細

年月経過

・ゴム製品は時間の経過とともに自然に硬化やひび割れが生じ、機能が低下する

高温・乾燥

・長期的に高温・乾燥環境下に置かれると、ゴムは硬化やひび割れを起こしやすくなる

過度の使用

・頻繁に使用するとフロートバルブの劣化が早まる

質の低いゴムの使用

・高品質なゴムよりも劣化が早い

水位が調整できなくなると、過剰な水流がタンク内の水位を調節するバルブを通過して、トイレから水漏れを引き起こす原因になります。

フロートバルブの劣化や調整不良は、トイレから水がチョロチョロと漏れる原因のひとつと言えます。

フロートバルブに異常がある場合の対処手順は後述しているので、あわせて参考にしてください。

チェーンが劣化している

フロートバルブとレバーを繋いでいるチェーンの劣化も、チョロチョロと水漏れする原因のひとつです。

チェーンはレバー操作によってフロートバルブを持ち上げ、排水口の開け閉めを行います。

しかし、テキストチェーンが劣化したり破損したりすると、レバーとフロートバルブの連動がうまくできなくなり、チョロチョロと水があふれる原因になってしまうのです。

チェーンが劣化や損傷している場合の対処手順も紹介しているので、こちらも参考にしてください。

ボールタップの劣化・調整不良が起きている

ボールタップの位置

トイレからチョロチョロ水漏れが起きる原因として、ボールタップの劣化や調整不良も考えられます。

ボールタップはトイレタンク内の水量の制御を担っており、トイレタンク内の水位が一定以下になった場合、水を補給する機能があります。

ボールタップが劣化すると動きが鈍くなり、トイレタンクへの水量の調整が適切に行われません。

水の調整が適切に行われていない場合、過剰に補給された水がトイレからあふれ、水漏れを起こす原因になります。

ボールタップに劣化や調整不良が起きている場合は、後述の内容を参考に対処してみてください。

オーバーフロー管自体が損傷している

オーバーフロー管の位置

オーバーフロー管自体が損傷している場合も、トイレからチョロチョロと水漏れします。

オーバーフロー管はトイレタンク内の水位が過剰に上昇したとき、余分な水を排出するパーツです。

オーバーフロー管自体が損傷すると、水が適切に排出されなくなるので、トイレタンク内のチョロチョロ水漏れが発生します。

トイレからチョロチョロと水漏れしている場合は、オーバーフロー管が損傷していないかも確認してみてください。

オーバーフロー管が損傷している場合は、後述の対処手順で交換や調整をしてみましょう。

トイレタンクの老朽化でひび割れが起きている

トイレタンクの老朽化でひび割れが起きている

長期間の使用や経年劣化によるトイレタンクのひび割れや損傷は、トイレからチョロチョロと水が漏れる原因のひとつ。

トイレタンクは水と常に接触しているので、劣化しやすい部位です。

経年劣化によりトイレタンクの材質が弱くなると、ひび割れや損傷が生じやすくなります。

ひび割れや損傷した箇所のわずかな隙間から、チョロチョロと水漏れしてしまう可能性があるのです。

トイレタンクからの水漏れはそのままにしておくと、高額な修理費用が発生する原因に。

それだけではなく、排水管から床や壁に水漏れが生じてアパートや家自体の修繕費用がかかるので注意が必要です。

トイレタンクが老朽化してひび割れが起きている場合は、早めに専門の水道業者に連絡しましょう。

トイレタンクの水漏れに関しては、以下の記事で詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。

フロートバルブに異常がある場合の対処手順とは?

フロートバルブに異常がある場合の対処手順とは?

フロートバルブに異常が起きた場合は、まず原因を知り「調整・清掃・交換」の順番で対処しましょう。

  1. フロートバルブに異常が起こる原因を知る
  2. フロートバルブの調整をする
  3. フロートバルブの清掃をする
  4. フロートバルブの交換をする

フロートバルブに異常が起こるとトイレの水漏れに直結します。

フロートバルブが原因の水漏れに関しての対処方法を知りたい方は、以下より解説していくので確認してみてください。

フロートバルブに異常が起こる原因

まずはじめに、フロートバルブに異常が起こる原因を理解しておきましょう。

フロートバルブに異常が起こる原因は、以下のことが考えられます。

  • 部品の老朽化
  • 物理的なダメージ
  • 異物の混入
  • 不適切な取り付け

フロートバルブの異常は、上記のようなさまざまな原因によって発生します。

新品のフロートバルブに取り替えても、取り付け方が間違っていれば以上は直りません。

しかし、上記を把握しておくことで、原因を特定しやすくなります。

フロートバルブに異常が出た場合は、以下の手順を試してください。

フロートバルブの清掃をする

フロートバルブを清掃することで、異常をなくせる可能性があります。

フロートバルブの動作に問題がある場合、バルブ周りの汚れや異物が原因のひとつと考えられるからです。

バルブ周りの清掃をしていなければ、フロートバルブがうまく開閉できずにトイレタンクの水位制御が正常に行われなくなります。

フロートバルブの汚れや異物を取り除くことで、バルブの正常な動作を取り戻せる可能性があります。異常がでた場合は、フロートバルブを1度掃除してみましょう。

フロートバルブの交換をする

フロートバルブの調整や掃除をして異常が改善されない場合は、フロートバルブ自体を交換する必要があります。

フロートバルブの交換は専門的な技術が必要になるため、交換する場合は専門の水道業者に依頼するのがおすすめです。

チェーンに異常がある場合の対処手順とは?

チェーンに異常がある場合の対処手順とは?

チェーンに異常がある場合の対処手順は、以下のとおりです。

  1. チェーンが損傷しているかを確認する
  2. チェーンの長さを調整する
  3. チェーンを交換する

チェーンの対処手順に関しては以下より解説していくので、参考にしてみてください。

チェーンが損傷しているかを確認する

チェーンに異常がある場合、損傷しているのがどの部分か確認しましょう。

トイレのチェーンは、金属やプラスチック製が多く、長期間使用すると劣化します。

レバーとフロートバルブを繋げている重要な部品で、損傷してしまうとフロートバルブが正常に作動しません。

そのため、チェーンが劣化したり損傷したりしてしまうとタンクの水位を制御できず、トイレからチョロチョロ音がでる原因になってしまいます。

チェーンの長さを調整する

チェーンに異常がある場合、長さを調整してみましょう。

チェーンの長さが短すぎるとフロートバルブが閉まらずに、水がチョロチョロと流れ続ける原因に。

逆にチェーンが長すぎると、フロートバルブが開かなくなり、トイレの水がうまく流れずタンクからあふれてしまうのです。

チェーンの長さを適切にすれば、上記の問題が解消できるのでトイレの水漏れを改善できることがあります。

チェーンに異常がある場合は、長さを調節して様子をみてください。

チェーンを交換する

チェーンの長さを調節しても異常が直らない場合は、チェーンの交換を検討してみましょう。

チェーンの長さを調節しても、サビていたり切れたりしてしまうと、レバーとフロートバルブがうまく連動せずに異常が直りません。

チェーンの使用寿命は7〜10年とですが、使用頻度やメンテナンスなどによっては、それより早くチェーンの交換をする必要があります。

チェーンが切れて使用できなくなったり、サビついて動きが悪くなったりした場合は交換を検討しましょう。

ボールタップに異常がある場合の対処手順とは?

ボールタップに異常がある場合の対処手順とは?

ボールタップに異常がある場合の対処手順は、以下ののとおりです。

  1. ボールタップを調整する
  2. ボールタップを交換する

ボールタップに異常がでた場合の対処手順について以下より解説していくので、ぜひ確認してみてください。

ボールタップを調整する

ボールタップに異常がある場合は、ボールタップの位置を調整してみましょう。

ボールタップが適切な位置にない場合、水位が高すぎてタンクから水が溢れたり、逆に水位が低すぎたりしてトイレが正常に動かない可能性があります。

トイレタンクの水位に異常が起きた場合は、ボールタップの位置を調整してみてください。

ボールタップについている浮き球というパーツを、オーバーフロー管の「WL-」のマークに合わせます。

ボールタップの位置調整は、調整ねじを回すだけです。自分で調整するのが不安な方は、専門の水道業者に依頼しましょう。

ボールタップを交換する

ボールタップが劣化していたり損傷していたりする場合、ボールタップの交換が必要です。

ボールタップはトイレタンクの水位を制御するための重要な部品なので、機能が正常に作動しないとトイレの性能に大きく影響します。

交換自体は自分で行えますが、トイレのメーカーや機種によって交換方法が異なり専門知識とスキルが必要です。

ボールタップに異常が出て、単なる調整で改善しない場合は専門の水道業者に依頼をしてボールタップの交換を行いましょう。

オーバーフロー管に異常がある場合の対処手順

オーバーフロー管に異常がある場合の対処手順

オーバーフロー管に異常がある場合は、以下の手順で対処していきましょう。

  1. オーバーフロー管の損傷箇所の確認をする
  2. オーバーフロー管の交換・調整をする

オーバーフロー管に異常があると、トイレタンクの水漏れが防げなくなるので、しっかりとした対処を行いましょう。

オーバーフロー管の損傷確認をする

オーバーフロー管に異常がある場合は、はじめに損傷箇所がないかを確認しましょう。

オーバーフロー管は、トイレタンクの中にある細長い筒状の部品で、水位が一定以上になると余分な水を排水口に流す重要な部品です。

余分な水を排水口にうまく流せず、水位の制御ができていない場合は、オーバーフロー管が損傷している可能性があります。

オーバーフロー管が損傷すると、トイレのレバーを回していないにも関わらず、便器内にチョロチョロと水が流れ込んできます。

オーバーフロー管に異常が疑われる場合は、止水栓を閉めて損傷箇所がないかを確認してみてください。

オーバーフロー管の交換・調整をする

オーバーフロー管の異常が軽微な場合は、位置の調整で直るはずです。
しかし、位置調整をしてもオーバーフロー管の異常が直らない場合は、交換を検討しましょう。

オーバーフロー管の先端付近には、タンク内部の標準水位を示す「-WL-」という刻印がされています。管の先端から2~3cmほど下の位置が標準水位の目安です。

オーバーフロー管の修理をするには、タンクの取り外しをしなければいけません。

トイレ本体を損傷する場合があるので、オーバーフロー管の交換は専門業者に依頼するのがおすすめです。

賃貸物件でトイレからチョロチョロと水漏れした場合にするべきこととは?

賃貸物件でトイレからチョロチョロと水漏れした場合にするべきこととは?

賃貸物件のトイレから水漏れが発生した場合は、すぐに大家さんや不動産会社に具体的な状況を報告して指示に従いましょう。

賃貸物件においては、建物の修繕責任は基本的に大家や不動産会社にあります。

しかし、自己判断でトイレの修理を行なった場合、費用負担が自身になる場合があるので注意が必要です。

トイレからチョロチョロと水漏れする場合、焦って水道業者を呼ぶのではなく、水漏れの事実を大家さんや不動産会社に報告しましょう。

伝える内容としては、以下のようなことがあります。

  • 何時ごろから水漏れが始まったのか?
  • どの部分から水が漏れているのか?

賃貸物件のトイレから水漏れが発生した場合は、基本的に大家や不動産会社が対応してくれます。

自己判断で修理をするのではなく、必ず大家や不動産会社に連絡をして、具体的な状況を詳細に伝えてみてください。

トイレタンクからチョロチョロと水漏れした場合にかかる水道代

トイレタンクからチョロチョロと水漏れした場合にかかる水道代

トイレタンクからチョロチョロ水漏れしている場合、見た目では水の量が少なく見えます。

そのため「ポタポタと少し漏れているくらいなら大丈夫だろう」と、安易に考えてしまう場合もあるかと思います。

しかし、実際に水道代の請求がきたときに、想像以上の水道代に焦る方も多いでしょう。
水漏れの規模によって水道代は変わりますが、以下の表に目安の水道代を記載しているので参考にしてみてください。

水漏れの状況 (直径)

1時間あたりの水漏れ量

月間の追加水道料金の推定

1mm(蛇口からの水漏れ)

約5L

1,000円

5mm(タンク内の水漏れ)

約30L

5,500円

10mm(便器内の水漏れ)

約200L

36,000円

東京都水道局のHPでも解説されています。

トイレタンクからの水漏れは、規模によっては大量の水を消費して水道料金が大幅に増える可能性があります。

大きな水漏れ箇所を見つけたらすぐに修理を行い、余計な出費を防ぎましょう。

トイレから水漏れのチョロチョロ音がした場合の修理代は?

トイレから水漏れのチョロチョロ音がした場合の修理代は?

トイレから水漏れのチョロチョロ音がした場合、修理には一定の費用がかかること留意しておきましょう。

トイレ修理に関する費用の相場は、以下のようになっています。

修理の種類

修理費用

一般的な修理(部品の交換)

8,000円程

大規模な修理(トイレタンク全体の交換)

2万円~22万円

緊急対応

8,000円~5万円程

※記載の価格は参考価格です。実際の価格とは異なる場合があります。

トイレの修理費用は部品のみの交換やトイレタンクの交換など、修理の規模によって大きく変わります。
トイレ修理についての詳しい説明は、以下の記事で解説しているので参考にしてみてください。

トイレからチョロチョロと水漏れした場合に専門の水道業者に依頼すべき3つの理由とは?

トイレからチョロチョロと水漏れした場合に専門の水道業者に依頼すべき3つの理由とは?

トイレからチョロテキストテキストチョロと水漏れした場合に、専門の水道業者に依頼すべき理由は以下の3つです。

  1. 専門的な知識と実績があり安心できる
  2. 根本的な原因を解決できる
  3. 効率的な水漏れ修理ができる

費用はかかりますが、専門の水道業者に依頼することで確実にトイレの故障を直せます。

「なぜ専門の水道業者に依頼すべきなのか」を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

専門的な知識と実績があり安心できる

専門の水道業者にトイレの水漏れ修理を依頼すべき最大の理由は、専門的な知識があり、安心してトイレの修理を任せられる点です。

トイレのチョロチョロ水漏れの修理には、専門的な知識が必要になることがあります

専門業者なら多数の類似トラブルを解決してきているので、スムーズに修理できるのがポイントです。

自分で修理しようとると失敗してかえって費用がかさむこともありますが、専門業者に依頼すればそのような心配はありません。

根本的な原因を解決できる

専門の水道業者に依頼することにより、水漏れに関する根本的原因を解決できます。


トイレの水漏れの原因は多岐にわたり、見た目ではわからない場合も少なくありません。

調査をすることで、チョロチョロ水漏れ以外にも不具合が見つかることもあります。

専門業者に依頼することで、トイレが抱えているトラブルを根本から解決できるのがメリットです。

効率的な水漏れ修理ができる

専門の水道業者へ水漏れの修理を依頼することで、効率的な水漏れ修理ができます。

水道業者は、水漏れの原因を正確に特定できるので、迅速かつ適切な修理を行えます。

また、水道業者は水栓用レンチやシールテープなど専用の工具と部品を持っているので、部品を間違って取り付けたり、工具でトイレを損傷させたりといったこともありません。

効率的に水漏れ修理を行いたい場合は、専門の水道業者に頼むのがおすすめです。

悪質な水道業者の一覧はある?見分けるポイントや依頼してしまった場合の対処法を解説

トイレのチョロチョロ水漏れに関するよくある質問

最後にトイレのチョロチョロとした水漏れに関する、よくある質問をまとめました。 参考にしてみてください。

Q1. トイレのタンク内から“チョロチョロ”水が出るのですが、必ず専門業者を呼ばなければいけませんか?

A. 必ずしもすぐに業者を呼ぶ必要はありません。

トイレの水漏れには軽度なものと重度なものがあり、「タンクの中で水が止まらない」「便器の中で少しずつ水が流れている」といった症状なら、まずはご自身で応急処置を試してみても大丈夫です。

具体的には、タンクの中にある浮き玉(フロート)やフラッパー弁の確認・位置調整を行うことで、症状が改善するケースが多く見られます。

特に長期間使っているトイレでは、部品のズレや経年劣化が原因のことが少なくありません。

ただし、調整してもすぐに再発する場合や、タンク外へ水が漏れている場合は、止水栓を閉めてから業者に相談するのが安全です。

水道料金の無駄を防ぐためにも、早めの対応が安心です。

Q2. 「浮き玉の位置」が適切かどうか、自分で見ても判断がつきづらいです。どうしたらよい?

A. 浮き玉の位置を確認するには、タンクのフタを開けて中をのぞいてみましょう。

タンクの中央にあるオーバーフロー管という筒状の部品の高さを基準にして、水面がその上端より約2〜3cm下になるのが適切な位置です。

もし水面がオーバーフロー管の高さを超えていれば水があふれやすく、逆に低すぎると水流が弱くなってしまいます。

浮き玉はアーム(棒)につながっているため、金属製なら軽く曲げて調整し、樹脂製ならネジを回して位置を調整しましょう。

調整後は、1〜2回トイレを流して水位が安定するか確認してください。

それでも判断が難しい場合は、写真を撮って専門業者に見せると、正確にアドバイスをもらえます。

Q3. 台所や洗面所の水道とは違って、トイレだけ“チョロチョロ”流れ続けるのはなぜ?

A. 台所や洗面所などの蛇口と違い、トイレには「タンク内部で水をためておく構造」があるため、水漏れの原因が少し複雑です。

チョロチョロと音がする場合、主な原因はタンク内部の部品不良や位置ズレです。

たとえば、フラッパー弁(排水口をふさぐゴム栓)が劣化していると、目に見えないほどの隙間から水が少しずつ流れ出します。

また、浮き玉が上がりすぎていると、給水が止まらず水が流れ続けてしまうので注意してください。

台所や洗面所の蛇口のように「外から見える部分の不具合」ではなく、内部構造のバランスが崩れることが原因なので、まずはタンクのフタを開けて中を確認しましょう。

Q4. 応急処置で直った場合でも、後日また同じ症状が出たらどうすれば?

A. 応急処置で一時的に直っても再発するようであれば、根本的な修理や部品交換が必要です。

タンク内のゴム部品は経年劣化しやすく、内部の金属パーツもサビや変形によって再発を招くことがあります。

そのまま放置すると、タンク内の水が絶えず流れ続けて水道料金が数千円〜1万円単位で上がるケースもあるため注意が必要です。

再発した場合は、以下のポイントをチェックしましょう。

  • フラッパー弁(ゴム栓)に亀裂や変色がないか
  • 浮き玉のアームが歪んでいないか
  • タンク底部や給水バルブにサビ・汚れが溜まっていないか
これらを確認しても改善しない場合は、内部パーツの交換を専門業者に依頼するのが確実です。

Q5. 水漏れがなければ放っておいても問題ありませんか?

A.「少しだけだから大丈夫」と思って放置すると、後々大きなトラブルになる可能性があります。

チョロチョロとした水漏れでも、1日あたり数十リットルの水が無駄になることがあり、1か月単位で見れば水道代が大幅に上がります。

さらに、水漏れが続くことで部品の金属疲労が進行し、タンク全体や床下に水が染み込むケースも。

放置すると床材が腐食したり、悪臭やカビの原因になることもあります。

つまり「少しの水漏れ」も早めの点検が肝心です。

浮き玉やゴム部品の位置を確認して改善しない場合は、早めに業者へ修理を依頼することで、結果的に費用を抑えられます。

チョロチョロ水漏れは自分で直せそうになければプロに任せよう

チョロチョロ水漏れは自分で直せそうになければプロに任せよう

トイレからチョロチョロと水漏れする場合は、なんらかのトイレ修理を行う必要があります。

トイレの修理は、専門的な技術が必要になることも少なくありません。

トイレの修理に失敗して余計な修理費用をかけたくない方は、専門の水道業者に依頼をしてみてはいかがでしょうか。

記事の監修者

島尻 博富士水道センター

水道工事や各種水回りの修理に従事して35年間。大規模修繕工事の計画~実施までの対応も可能。保有国家資格(給水装置工事主任技術者、一級管工事施工管理技士、一級建築配管技能士)。2023年1月25日放送 テレ朝スーパーJチャンネルで強烈寒波の報道に出演。

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