
キッチンの蛇口交換は自分でできる?手順と業者に依頼した方がよいケースを解説
交換
更新日 : 2025年12月02日

富士水道センター編集部
キッチン蛇口の交換費用を安く抑えるために、自分で交換をしようと考えている方もいるでしょう。
しかし、自分で交換作業をはじめてみたもののうまくいかず、後から業者に依頼することになると、かえって費用がかさんでしまいます。
そのため、まずは自分で交換できるケースかどうか、事前の確認が必要です。
本記事では、キッチンの蛇口交換を自分でできるか判断するためのチェックポイントと、業者に依頼した方がよいケースや交換に必要な道具を解説します。
記事を読んで、キッチン蛇口を自分で交換できるか、あるいは専門業者へ依頼するかを判断してみてください。
目次
キッチンの蛇口交換は本当に必要?事前のチェックポイント

キッチンの蛇口を交換する前に、本当に交換が必要かどうかを下記の4つのポイントから確認する必要があります。
- 蛇口を修理できないか
- 蛇口の使用年数はどれくらいか
- 蛇口に破損箇所はないか
- 蛇口に詰まりは見られない
そもそも交換の必要がなく掃除で解決できるケースもあるので、自宅の蛇口の状況がどれにあてはまるかチェックしてみてください。
自分で判断が難しい場合は、専門業者の無料見積もりの利用がおすすめです。
蛇口を修理できないか
蛇口を丸ごと交換せずに修理で済む場合、新しい蛇口の購入費が浮くため、交換より費用を安く抑えられます。
| 作業内容 | 修理費用の目安 |
|---|---|
| ナットの締め直しといった軽微な作業 | 3,300~12,000円 |
| パッキンやバルブカートリッジの交換 | 3,300~25,000円 |
| 蛇口をまるごと交換 | 15,000~50,000円 |
まずは、蛇口を修理できる可能性がないかチェックしてみましょう。
とくに「水漏れ」の場合は、修理できる場合があります。自分で修理できるかがわからないときは、業者に無料見積もりを依頼するのが最適です。
蛇口の使用年数はどれくらいか
耐用年数を超えて蛇口を使用している場合は、交換が必要な可能性が高くなります。
製品にもよりますが、一般的に蛇口の耐用年数は10年程度です。
そのため、10年以上使用した蛇口を部分的に修理しても、再び故障することがあります。
何度も修理すると、かえって費用がかさんでしまうので、耐用年数をふまえて交換を検討しましょう。
蛇口に破損箇所はないか
蛇口が破損している場合は、修理よりも交換の方が費用を安く抑えられる可能性があります。
蛇口の取りつけ部分がぐらついている場合、部品や配管がサビている、あるいは腐食しているかもしれません。
この場合、丸ごと交換した方が破損原因を根絶できるため、修理費用を安く抑えることが可能です。
蛇口に詰まりは見られないか
蛇口からの水の流れが悪い場合、水が出る箇所である吐水口の網部分を掃除すると、問題が解決する可能性があります。
特別な掃除用具は必要なく、自宅にある歯ブラシを使って網をこするだけで十分です。
この方法で問題が解決しない場合は、別の部分に原因が考えられるため、修理や交換の必要性がでてきます。
不具合の原因がわからない場合は、業者に相談してみましょう。
キッチンの蛇口交換を業者に依頼する際の料金相場

キッチンの蛇口交換を業者に依頼する際の料金相場は、下記の通りです。
| 蛇口の種類 | 料金相場 |
|---|---|
| 単水栓 | 15,000円〜 |
| 混合水栓 | 25,000円〜 |
工賃以外に交換する蛇口や部品といった材料費が加算されるため、実際に支払う金額は上記の限りではありません。
依頼する業者を選ぶときは、見積もり金額が料金相場からかけ離れていないかの確認が大切です。
見積もりで相場からあまりにかけ離れた料金を提示された場合は、悪質な業者である可能性が高いため、依頼を再検討しましょう。
キッチンの蛇口交換を業者に依頼する前に知っておきたいこと
キッチンの蛇口交換を業者に依頼する前に、次の4つのポイントを押さえておきましょう。
- 表示の料金に材料費が加算される
- 自分で蛇口を用意すると割増料金が発生する場合がある
- 水道局指定工事業者を選ぶ
- まずは現地で見積もりしてもらう
上記を理解しておくことで、業者選びの失敗を避けられます。
表示の料金に材料費が加算される
ほとんどの場合、業者の公式ホームページに記載されている料金には、蛇口本体や部品などの料金が加算されていません。
たとえば、業者が指定する製品に交換すると購入費が割引されるケースもあります。
この場合、表示料金だけを比較し安かったA社を選んでも、部材購入費はB社の方が安かったため、合計金額がA社よりB社の方が安かったということが起きます。
このように表示金額だけでは費用感をつかめないため、料金を尋ねた際に丁寧に答えてくれる業者を選ぶようにしましょう。
自分で蛇口を用意すると割増料金が発生する場合がある
キッチンの蛇口はホームセンターやインターネットで手軽に買えますが、自分で蛇口を用意すると工事費用が割増になる業者があるため注意が必要です。
水道局指定工事業者を選ぶ
キッチンの蛇口交換をふくむ水回りのトラブルでは、法外な請求をされるケースがあるため、水道局指定工事業者を選びましょう。
水道局指定工事業者とは、水道法にもとづいて自治体の水道事業者が認めた工事業者です。
“水道法第十六条の二
水道事業者は、当該水道によつて水の供給を受ける者の給水装置の構造及び材質が前条の規定に基づく政令で定める基準に適合することを確保するため、当該水道事業者の給水区域において給水装置工事を適正に施行することができると認められる者の指定をすることができる。”
引用:水道法|e-GOV法令検索
水道局指定工事業者は国家資格を有しており、適切な対応ができると国から認められています。
必要な対応を適正価格で行ってくれるため、安心です。
まずは現地で見積もりしてもらう
正確な見積もりが欲しい場合は、現地で無料見積もりしてくれる業者を選ぶのがおすすめです。
キッチンの蛇口交換を自分でできないと判断した時点で、まずはプロに確認してもらい、不具合状況や対処法の説明と見積もりをしてもらいましょう。
キッチン蛇口の選び方と購入先のポイント
キッチン蛇口を交換するときは、構造タイプだけでなく、どんな機能がほしいか、サイズは合うか、どこで購入するかも確認しておくと失敗を避けやすくなります。
よく選ばれる蛇口の機能
キッチン蛇口にはさまざまなタイプがあり、代表的なものは次のとおりです。
| 機能の種類 | 特徴・メリット |
|---|---|
| シャワーホース付き水栓 | ホースを引き出して使えるタイプ。シンク全体を流しやすく、大きな鍋やフライパンも洗いやすい。 |
| 浄水器一体型水栓 | 蛇口本体に浄水カートリッジを内蔵したタイプ。カウンター上がすっきりし、別置きの浄水器よりも省スペース。 |
| タッチレス水栓 | センサーに手を近づけるだけで吐水と止水を切り替えられるタイプ。手が汚れていてもレバーに触れずに操作でき、衛生面で安心。 |
機能が増えるほど本体価格は高くなる傾向があるため、家事のスタイルと予算を比べながら検討すると選びやすくなります。
サイズと規格の確認ポイント
蛇口を購入する前に、既存のキッチンまわりの寸法や規格を確認しておくことが大切です。
| 確認する場所 | チェック内容 |
|---|---|
| 取付穴の直径 | シンクやカウンターにあいている穴の大きさ。一般的には約35mm前後だが、メーカーや築年数によって異なる場合がある。 |
| ツーホールタイプのピッチ | 取付穴同士の中心間距離。130mmや200mmなど数パターンあり、合わないと取り付けできない。 |
| 吐水口の高さと奥行き | シンクの大きさや食器棚との距離とのバランス。高すぎると水はねが増え、低すぎると大きな鍋が洗いにくい。 |
規格が合わない蛇口を購入すると取り付けできず、返品や買い直しが発生するおそれがあります。採寸はメジャーでかんたんに行えるため、事前に確認しておくと安心です。
購入先ごとの特徴
キッチン蛇口はホームセンターや家電量販店、ニトリのような家具店、インターネット通販など、さまざまな場所で手に入ります。それぞれの特徴を知っておくと、自分に合った購入先を選びやすくなります。
| 購入先 | 特徴 |
|---|---|
| ホームセンターやコーナンなど | 実物を見ながら選べる。配管部材や工具も同時に揃えやすく、店員に基本的な相談がしやすい。 |
| ニトリなどの家具・インテリアショップ | キッチン全体のコーディネートを意識したシンプルなデザインが多い。価格帯も比較的わかりやすい。 |
| インターネット通販 | 品ぞろえが豊富で、TOTOやリクシルなどメーカーごとの比較がしやすい。口コミを参考にしながら選びたい人に向いている。 |
どこで購入する場合でも、既存の蛇口の種類や寸法を控えたうえで店員や商品ページを確認すると、交換しやすい機種を選びやすくなります。
キッチンの蛇口交換前の準備

キッチンの蛇口を自分で交換する前に、次の2つの準備をします。
- 蛇口の構造タイプを確認する
- 必要な道具をそろえる
新しい蛇口を購入する前に、準備を整えておきましょう。
1.蛇口の構造タイプを確認する
キッチンの蛇口を交換する際は、構造タイプに合わせて正しい手順で進める必要があります。
まずは、キッチンの蛇口の構造タイプを確認しましょう。
| 蛇口の構造タイプ | 特徴 |
|---|---|
| 台付きワンホールタイプ | ・シンクに取りつけられており、取付穴が1つのタイプ ・レバー1つで、水とお湯を切り替えられる |
| 台付きツーホールタイプ | ・シンクに取りつけられており、取付穴が2つのタイプ ・ハンドルが2つ、あるいはレバーが1つの場合がある |
| 壁付きタイプ | ・蛇口を壁に取りつけるタイプ ・ハンドルが2つ、あるいはレバーが1つの場合がある ・単水栓の場合は水とお湯で蛇口が分かれる |
自分でキッチンの蛇口を交換する際は、同じ種類同士の交換がもっともコストを抑えられます。
たとえば、壁付きタイプから台付きワンホールタイプに交換する場合、シンクの工事や交換が必要になり費用が高額になってしまうので注意が必要です。
既存蛇口の構造タイプを確認したら、取付穴の口径を測り、取り付け可能な蛇口を購入しましょう。
ツーホールタイプの場合は、取付穴の位置や距離も測る必要があります。
2.必要な道具をそろえる
蛇口の種類にもよりますが、キッチンの蛇口交換で必要な道具は主に下記の通りです。
| 道具 | 用途 |
|---|---|
| モンキーレンチ | 蛇口のナットやボルトを回す |
| マイナスドライバー | 止水栓の開閉に使う(必要のない止水栓もある) |
| 六角レンチ | 蛇口の部品の取り付け・取り外しに使う |
| ウォーターポンププライヤー | 固く閉まっているボルトを回したり、つかみにくい丸い形状の部分をつかんだりする |
| 水道管テープ | 巻きつけることで水漏れを防ぐ とくに「壁付きタイプ」のプラグに使用する |
| バケツ・雑巾 | 止水後に残っている水の排水に使う |
| 懐中電灯 | シンク下の暗い場所での作業に使う |
キッチンの蛇口交換のために、新たに道具をそろえる場合、時間と費用がかかります。
新たに購入するものが多い場合は、業者に依頼した方がスムーズかつ経済的な場合がありますので、必要な道具と費用を確認してみてください。
キッチンの蛇口交換の基本手順

蛇口の種類によって細かい作業は異なりますが、共通の基本手順は以下の通りです。
- 水を止める(止水栓もしくは元栓を閉める)
- 古い蛇口を取り外す
- 取付穴や周辺をクリーニングする
- 新しい蛇口を取りつける
- 水を流して試運転する(止水栓もしくは元栓開ける)
- 水漏れがなければ終了
こちらの動画で蛇口交換の手順を紹介しています。
自分で交換できるケースと業者に任せた方がよいケース
キッチン蛇口は自分で交換することもできますが、状況によっては最初から業者に任せた方が安全で結果的に出費を抑えられる場合があります。
次の目安を参考に、どちらが自分に合うか検討してみてください。
DIYを検討してよいケースの目安
自分で交換してもよさそうかどうかは、作業環境や蛇口の状態をチェックすると判断しやすくなります。
| チェック項目 | ポイント |
|---|---|
| 既存と同じ種類の蛇口に交換する | 壁付きから壁付きへ、台付きワンホールから同じワンホールへといったように、構造タイプが変わらない。 |
| 止水栓や元栓が問題なく閉まる | 固着しておらず、スムーズに開閉できる。過去に凍結や破裂などのトラブルが起きていない。 |
| シンク下に十分な作業スペースがある | 体を入れて工具を扱えるスペースがあり、配管の接続部が目で見て確認できる。 |
| 時間に余裕がある | 説明書を読みながらゆっくり作業しても問題ないスケジュールで、万が一トラブルが起きても業者を呼べる余裕がある。 |
これらの条件を満たしていれば、基本的な工具さえ揃えればDIYで交換できる可能性があります。
業者に任せた方がよいケースの目安
次のようなケースでは、無理に自分で作業を進めるよりも、早めに専門業者へ相談した方が安全です。
| 状況 | 理由 |
|---|---|
| 賃貸物件である | 設備はオーナーの所有物であり、無断で交換すると原状回復費用などトラブルになるおそれがある。管理会社やオーナー経由で業者手配するのが基本。 |
| 蛇口の種類を大きく変えたい | 台付きから壁付きへ変更する、浄水器一体型やタッチレス水栓に替えるなど、配管や電気工事を伴う場合は難易度が高い。 |
| 止水栓が固くて回らない、配管がサビている | 無理に力をかけると配管を破損するおそれがある。築年数が古い住宅では水道管自体の交換が必要になるケースもある。 |
| 水漏れがひどく緊急性が高い | 床下への漏水や階下への被害が心配される状況では、作業に手間取ると被害が拡大しやすい。迅速な対応ができる業者に依頼した方が安心。 |
どちらに当てはまるか判断しづらい場合や、不測のトラブルに対応できる自信がない場合は、次の「キッチンの蛇口を自分で交換するリスク」も確認したうえで、慎重に検討するとよいでしょう。
キッチンの蛇口を自分で交換するリスク

キッチンの蛇口は自分で交換できますが、下記のリスクがあります。
- 水漏れが発生する場合がある
- 途中で施工不可能なことに気づく場合がある
- 部材が余ると費用が無駄になる
少しでも不安がある、あるいは緊急性が高い場合は、業者に依頼した方が安全かつスムーズです。
水漏れが発生する場合がある
DIYに慣れていない方がキッチンの蛇口を自分で交換すると、施工不十分で水漏れが発生する場合があります。
その後、自分で改善できず業者に依頼すると、二重にコストがかかってしまいます。
DIYをする際は、水漏れの発生に注意して慎重に作業しましょう。
途中で施工不可能なことに気づく場合がある
作業してみると蛇口が特殊なものだった、あるいは購入した蛇口があわなかったなどの理由から、途中で施工できなくなるケースがあります。
DIYに慣れていない場合は、いくら入念に準備していても、予測できないトラブルに見舞われることがあります。
不測の事態に対処できる自信がない場合は、最初から業者に相談するのがおすすめです。
部材が余ると費用が無駄になる
キッチンの蛇口交換では、水道管テープやステンレスフレキ管といった専用の部材が必要になるケースがあります。
こうした部材は1回の施工で使いきれる量では売っておらず、施工後に余ってしまいます。
次の蛇口交換まで取っておくのもよいですが、いつになるかわからない上、スペースを消費するため、結局捨てることになりがちです。
費用を無駄にしないためにも、ゼロから道具や部材を購入する際は、その後のこともふまえて検討しましょう。
キッチンの蛇口交換でよくある質問(FAQ)
最後にキッチンの蛇口交換に関するよくある質問をまとめました。
参考にしてみてください。
キッチン蛇口の交換費用はどれくらいかかる?
キッチン蛇口の交換費用は、本体価格と工賃の合計で考えるとイメージしやすくなります。
選ぶ蛇口の種類や機能によって金額が変わるため、目安を知っておくと見積もりの妥当性を判断しやすくなります。
| 項目 | 費用の目安 |
|---|---|
| 蛇口本体(単水栓) | 約10,000〜20,000円前後 |
| 蛇口本体(混合水栓) | 約20,000〜50,000円前後(シャワーや浄水機能付きは高め) |
| 交換工賃 | 約15,000〜25,000円前後 |
実際には配管の状態や追加部材の有無によって変動します。
見積もりの内訳をきちんと説明してくれる業者を選ぶと安心感が高まります。
どんな蛇口でも自分で交換して大丈夫?
基本的には、既存と同じ種類の蛇口に交換する場合であれば、工具さえ揃っていればDIYも現実的な範囲です。
ただし、種類を変える工事や電気配線を伴うタイプは難易度が高く、最初から業者に任せた方が安全です。
| ケース | 目安となる難易度 |
|---|---|
| 既存と同じ種類への交換(壁付き→壁付きなど) | 説明書を確認しながらならDIYも検討できるレベル。 |
| 種類を変える交換(台付きから壁付きへの変更など) | 配管やシンクの加工が必要になる場合があり、業者向きの工事。 |
| タッチレス水栓など電気工事が必要なタイプ | 電気工事士の資格が求められる場合が多く、DIYはおすすめできない。 |
不安が少しでもある場合や、水漏れが起きたときに自力で対処しきれないと感じる場合は、無理をせず専門業者へ相談した方が結果的に負担を抑えやすくなります。
賃貸住宅でもキッチン蛇口を交換してよい?
賃貸物件では、キッチンの蛇口を含む設備はオーナーの所有物にあたります。
入居者の判断で勝手に交換すると、退去時の原状回復や費用負担をめぐるトラブルにつながるおそれがあります。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 基本ルール | 設備の交換や修理は、原則としてオーナーや管理会社の許可が必要。 |
| 費用負担 | 多くの場合はオーナー負担だが、「軽微な修繕は入居者負担」と定めた契約も存在する。 |
蛇口の不具合に気づいたら、自分で交換する前に、まずは管理会社やオーナーへ連絡し、対応方針を確認することが重要です。
蛇口を自分で購入すると工事費が高くなることがあるのはなぜ?
インターネット通販やホームセンターで蛇口を購入し、工事だけ業者に依頼する方法もあります。
この場合、工事費が割増になるケースがあるため、その理由を理解しておくと納得しやすくなります。
| 理由 | 具体的な内容 |
|---|---|
| 製品保証の範囲 | 持ち込み品に初期不良や不具合があった場合、業者側では保証しきれないため、追加の確認や調整が必要になる。 |
| 部材の相性確認 | 既存配管との相性や付属部品の不足を現場で判断する必要があり、その分手間と時間が増える。 |
持ち込み希望のときは、依頼前に工事費用の考え方を確認しておくと、見積もり後のミスマッチを防ぎやすくなります。
交換作業にはどれくらい時間がかかる?
作業時間の目安を知っておくと、工事当日のスケジュールを立てやすくなります。
蛇口の種類や配管の状態によって必要な時間が変わる点に注意が必要です。
| 作業内容 | 時間の目安 |
|---|---|
| 既存と同タイプへの交換 | おおよそ30分〜1時間程度。 |
| 配管のサビや固着がある場合 | ナットの取り外しに時間がかかり、1〜2時間以上となる場合がある。 |
DIYの場合は、説明書を確認しながら慎重に作業することになるため、プロに依頼したときより長く時間を見込んでおくと安心です。
メーカーによって性能や違いはある?
キッチン蛇口はTOTOやLIXIL(INAX)、KVK、タカギなど、さまざまなメーカーから販売されています。
どれを選ぶか迷いやすい部分ですが、各メーカーごとの大まかな特徴を押さえると選びやすくなります。
| メーカー名 | 主な特徴 |
|---|---|
| TOTO | 耐久性と操作性に定評がある。交換部品も流通量が多く、長く使いたい人に向いている。 |
| LIXIL(INAX) | デザインバリエーションが豊富で、シャワー付き水栓や浄水器一体型などの選択肢が多い。 |
| KVK・タカギなど | コストパフォーマンスを重視したラインナップが中心で、予算を抑えたいときの候補になりやすい。 |
どのメーカーを選ぶ場合でも、「ほしい機能」「キッチンの雰囲気に合うデザイン」「予算感」の三つを軸に比較すると、自分の家庭に合った一台を見つけやすくなります。
キッチンの蛇口交換は業者に頼もう

キッチンの蛇口交換は自分でもできますが、DIY技術と経験が必要です。
自分で挑戦するにも、道具や専用部材にコストがかかる上、失敗した際に業者を呼ぶと二重に費用が発生する恐れがあります。
費用を最低限に抑えて、確実かつ安全にキッチン蛇口を交換するなら、水道局指定工事業者に依頼するのが最適です。
富士水道センターは、関東地域に密着した24時間365日受付の水道局指定工事店であり、出張費・お見積りは無料で承っております。
施工して終わりではなく、施工日から最長10年の無料施工保証を提供しており、熟練のスタッフが修理からアフターフォローまで責任を持って作業いたしますので、キッチンの蛇口交換でお困りの際はお気軽にご相談ください。
記事の監修者

島尻 博富士水道センター
水道工事や各種水回りの修理に従事して35年間。大規模修繕工事の計画~実施までの対応も可能。保有国家資格(給水装置工事主任技術者、一級管工事施工管理技士、一級建築配管技能士)。2023年1月25日放送 テレ朝スーパーJチャンネルで強烈寒波の報道に出演。












