関東の水回りトラブル解消・水道修理の富士水道センター富士水道センター

  • 水のトラブルはお電話ください! 通話料無料 0120-033-003
  • 24時間365日受付
  • お問い合せフォーム
水まわりのお役立ち情報東京都・神奈川・千葉・埼玉/各種詰まり・水漏れ・給排水設備・水道修理全般

キッチンに油を流してしまった!詰まりを防ぐ応急処置と正しい捨て方

水のトラブル

富士水道センター編集部

揚げ物や炒め物の後片付けで、キッチンに油を流してしまった経験はありませんか。

一度流しただけですぐ詰まるとは限りません。

ただ、油は排水管の中で冷えて固まり、詰まりや悪臭、逆流の原因になります。

この記事では、流した直後に取るべき行動、避けたいNG行動、自分でできる解消方法、業者に頼む目安と費用、使用済み油の正しい捨て方を順番に紹介します。

キッチンに油を流してしまった直後にまずやること

キッチンに油を流してしまった直後にまずやること

油を排水口に流してしまったら、まずは慌てずに状況を確認しましょう。

油は冷えると排水管の内側に付着しやすく、時間が経ってから水の流れが悪くなるケースもあります。

大切なのは、それ以上油を流さないことと、排水の状態を把握することです。

ここでは、流してしまった直後に取るべき基本の行動を3つのステップに分けて紹介します。

これ以上油を流さない

最初に意識したいのは、追加で油を流さないことです。

フライパンや鍋に残っている油は、キッチンペーパーなどで拭き取ってから洗いましょう。

「もう流してしまったから同じこと」と考え、残りの油まで流すのは避けてください。

油は流した量が多いほど、排水管の内側に付着する量も増えていきます。

一度に流した量が少なければ、すぐに詰まりへ発展する可能性は高くありません。

被害を最小限に抑えるための第一歩は、これ以上の油を排水口に入れないことなのです。

排水口に残った油を拭き取る

排水口のごみ受けやふたの周りに油が残っている場合は、取り除ける範囲で拭き取りましょう。

ここで水を大量に流して油を押し流そうとするのはおすすめできません。

水で薄めても油は水に溶けにくく、排水管の奥へ運ばれて付着するだけになりやすいからです。

ごみ受けを外してキッチンペーパーで油をぬぐい、食べカスも一緒に捨てておくと安心でしょう。

油がまだ熱い場合はやけどの危険があるため、十分に冷めてから作業してください。

ゴム手袋を着けると手が汚れにくく、作業がしやすくなります。

水の流れに異常がないか確認する

ひと通り片付けたら、シンクに少しずつ水を流して普段どおりに排水されるか確かめましょう。

問題なく流れていれば、すぐに詰まりが起きているとは限りません。

一方、次の表のような症状がある場合は、排水管内で詰まりが進んでいる可能性があります。

症状 考えられる状態
水が引くまでに時間がかかる 排水管の通り道が狭くなっている
ゴボゴボと音がする 管内で空気の流れが妨げられている
排水口から嫌な臭いがする 油や食べカスが蓄積・腐敗している
水が逆流する・シンクにたまる 排水管が強く詰まっている

異常が見られたら、無理に水を流し続けないようにしてください。

少量なら大丈夫?油が排水管を詰まらせる仕組み

少量なら大丈夫?油が排水管を詰まらせる仕組み

「ほんの少しなら問題ないだろう」と考える方は多いのではないでしょうか。

確かに一度だけなら、すぐにトラブルが起きるとは限りません。

しかし、油は水と混ざらず、冷えると固まる性質を持っています。

毎日の積み重ねが、気づかないうちに排水管を細くしていくのです。

ここでは、油がどのように詰まりや悪臭を引き起こすのか、その仕組みを解説します。

油は水に溶けず冷えると固まる

調理中は液体の油も、温度が下がると粘り気が増し、種類によっては白く固まります。

排水口に流れた直後は水と一緒にスムーズに流れていくように見えるかもしれません。

ところが排水管の中で冷えると、管の壁にじわじわと付着し始めます。

食器用洗剤を使って洗っていても、油がすべて排水管から洗い流されるわけではありません。

フライパンの油を毎回そのまま洗っていると、薄い油の層が少しずつ厚みを増していきます。

数週間から数か月かけて、水の通り道を狭めていくケースも珍しくないでしょう。

曲がり角や排水トラップにたまりやすい

排水管は一直線ではなく、曲がり角や排水トラップといった構造があります。

排水トラップとは、下水の臭いや害虫の侵入を防ぐために水をためておく部分のことです。

こうした場所では水流が弱まるため、油が壁面に付着しやすくなります。

初めは流れが少し遅く感じる程度でも、放置すると異音や悪臭として表面化するでしょう。

さらに油汚れは、キッチンの排水管だけでなく屋外の排水桝(はいすいます)にもたまります。

家の中を掃除しても改善しない場合は、屋外まで汚れが広がっている可能性があるのです。

食べカスや洗剤カスと絡んで大きな塊になる

油は単独でも厄介ですが、他の汚れと絡むことでさらに頑固な塊になります。

食べ残しや野菜くず、洗剤の残り、細かなごみなどが油に付着すると、塊はどんどん成長します。

こうなると、普段の掃除だけではなかなか落ちません。

汚れの状態によっては、排水管を取り外して洗浄したり、専門業者による高圧洗浄が必要になったりします。

ドレッシングやマヨネーズ、肉汁など、調理油以外の食品にも油分は多く含まれているものです。

「油を流していないつもり」でも、実は日々流しているケースがあると覚えておきましょう。

悪臭や害虫の発生源になる

排水管に蓄積した油は、食べカスや水分と混ざり、雑菌が繁殖しやすい環境を作ります。

油が酸化した臭いと、腐敗した食べカスの臭いが混ざると、キッチン全体に不快な臭いが広がります。

排水口のぬめりやごみが残っていると、コバエなどの害虫を呼び寄せる原因にもなるでしょう。

排水口を掃除しても臭いが消えない場合は、見える部分の先、排水管の奥に汚れが残っているのかもしれません。

なお、臭いの原因は油だけでなく、排水トラップの不具合や配管の破損なども考えられます。

臭いが続く場合は、原因を確かめたうえで対処することが大切です。

高温の油は配管そのものを傷める

揚げ物直後の熱い油を流すと、詰まりとは別のトラブルを招くことがあります。

キッチンのシンク下の排水ホースや排水管は、塩化ビニールなど熱にそれほど強くない素材が多く使われています。

高温の油が流れ込むと、ホースが変形したり劣化して破れたりするおそれがあるのです。

劣化に気づかず使い続けると、シンク下で水漏れが起き、床や収納部分が傷む原因になりかねません。

油は詰まりの原因になるだけでなく、温度によっては配管を直接傷めることも知っておきましょう。

油は必ず冷ましてから処理する習慣をつけてください。

油を流してしまったときにやってはいけない3つのNG行動

油を流してしまったときにやってはいけない3つのNG行動

油を流したと気づくと、早く洗い流そうとしていろいろな方法を試したくなるものです。

しかし、良かれと思った行動がかえって詰まりを悪化させたり、配管を傷めたりする場合があります。

特に注意したいのは次の3つです。

  • 熱湯を一気に流す
  • 大量の水で押し流す
  • 原因不明のまま薬剤や工具を使う

それぞれの理由を詳しく見ていきましょう。

熱湯を一気に流す

油を溶かそうとして、やかんの熱湯を排水口に注ぐのは避けてください。

熱で油が一時的に柔らかくなっても、排水管の奥へ進んだところで冷え、再び固まる可能性があります。

つまり、詰まりの位置が奥へ移動するだけで、根本的な解決にはなりにくいのです。

さらに、熱湯は排水ホースや排水トラップ、パッキンなどの部品を変形させるおそれもあります。

お湯を使う場合は、40~50℃程度のぬるま湯にとどめるのが基本です。

給湯器の設定温度を確認してから使うと安心でしょう。

大量の水で押し流す

油を薄めれば流れていくだろうと、蛇口を全開にして水を流すのもおすすめできません。

排水管の内側に付着した油は、水を流すだけでは十分に取り除けないことがほとんどです。

すでに流れが悪くなっている状態で大量の水を流すと、シンクに水があふれたり、排水口から逆流したりする危険があります。

逆流した水には油汚れや食べカス、雑菌が含まれている場合があり、衛生面でも心配です。

ゴボゴボと音がする、水の引きが遅いといった症状があるときは、いったん水の使用を控えましょう。

まずは落ち着いて状態を確認することが先決です。

原因が分からないまま薬剤や工具を使う

油汚れを落とそうと、複数の洗剤や薬剤を次々に試すのは危険です。

特に塩素系のパイプクリーナーは、クエン酸や酢などの酸性のものと混ざると有毒なガスが発生するおそれがあります。

別の洗剤に切り替える場合は、必ず水で十分に洗い流してから使ってください。

また、ワイヤーブラシや針金などの工具も、使い方を誤ると排水管を傷つけかねません。

固形物を落とした可能性があるときに圧力をかける道具を使うと、異物が奥へ移動して除去しにくくなることもあります。

原因が分からない場合は、無理をしない判断も大切です。

自分でできる油詰まりの対処法

自分でできる油詰まりの対処法

水の流れが少し悪くなった程度の軽い詰まりであれば、自分で改善できるケースがあります。

ただし、いずれの方法も「軽度の油汚れ」が対象です。

水がほとんど流れない、シンク下から水漏れしている、何度も再発するといった場合は、排水管の奥で油が固着している可能性があります。

ここでは、手軽で失敗しにくい方法から順に紹介しますので、状態に合わせて選んでください。

ぬるま湯と食器用洗剤で油をゆるめる

もっとも手軽なのが、40~50℃のぬるま湯と食器用洗剤を使う方法です。

油は温まると柔らかくなり、洗剤の力で浮かせやすくなります。

  1. ごみ受けを外して汚れを取り除く
  2. 排水口周りに食器用洗剤をなじませる
  3. ぬるま湯を少しずつ流す
  4. 水の流れを確認する

ポイントは、お湯を一気に流さず、様子を見ながら少しずつ注ぐことです。

水がほとんど流れない状態でお湯を入れ続けると、シンクからあふれる可能性があるため注意してください。

パイプユニッシュなどの液体パイプクリーナーを使う

油汚れやぬめりによる軽い詰まりには、市販の液体パイプクリーナーが役立ちます。

代表的な製品としてはパイプユニッシュがよく知られており、ドラッグストアやスーパーで手軽に購入できます。

粘度のある液体が排水管の壁に密着し、油汚れやぬめりに成分が届きやすいのが特徴です。

使用時は、製品に記載された使用量と放置時間を必ず守りましょう。

長く置けば効果が上がるわけではなく、剥がれた汚れが管内で固まって詰まりが悪化することもあるからです。

換気をし、ゴム手袋を着けて作業し、最後は水で十分に洗い流してください。

重曹とクエン酸の泡で汚れを浮かせる

重曹とクエン酸を組み合わせると、ぬるま湯と反応して泡が発生します。

この泡が排水口周りの軽いぬめりや汚れを浮かせてくれます。

  1. ごみ受けを外して食べカスを捨てる
  2. 排水口に重曹を振りかける
  3. 重曹の半量ほどのクエン酸を加える
  4. ぬるま湯を少しずつ注ぐ
  5. 30分ほど置いて水で流す

薬剤より刺激が穏やかな一方、排水管の奥で固まった油には効果が届きにくい方法です。

塩素系クリーナーと同じ日に使う場合は、間に十分な水洗いを挟みましょう。

ラバーカップやペットボトルで圧力をかける

排水口の浅い場所に油汚れがたまっている場合は、ラバーカップ(スッポン)が有効なことがあります。

シンクにカップが浸かる程度の水をため、排水口に密着させてゆっくり押し込み、勢いよく引きましょう。

これを数回繰り返し、水の流れを確認します。

ラバーカップがなければ、ペットボトルの口を排水口に当てて押し、空気を送り込む方法も試せます。

より強い力をかけられる真空式パイプクリーナーもありますが、原因が分からない状態での繰り返し使用は避けたいところです。

固形物を落とした可能性があるときは、圧力をかける道具は使わないでください。

ワイヤーブラシや排水ホースの分解は慎重に

ワイヤーブラシ(ワイヤー式パイプクリーナー)は、排水管の奥の汚れを削り取るための道具です。

ただ、蛇腹ホースや古い排水管では、強く押し込むと破損や水漏れにつながるおそれがあります。

針金ハンガーを伸ばして代用する方法もありますが、専用の道具ではないため、先端を丸めて浅い位置だけに使いましょう。

シンク下の排水ホースを外して洗う方法もあるものの、中の水がこぼれたり、元どおりに戻せなかったりするリスクがあります。

抵抗が強い、奥で引っかかるといった場合は、作業を中止してください。

配管の材質や状態が分からないときは、手を出さないほうが無難です。

賃貸や集合住宅で油を流したらバレる?

賃貸や集合住宅で油を流したらバレる?

賃貸住宅に住んでいる方の中には、「油を流したことが管理会社にバレるのでは」と不安に感じる方もいるでしょう。

一度流しただけで何も起きていなければ、過度に心配する必要はありません。

しかし、詰まりや逆流が起きた場合は話が変わります。

集合住宅では排水管が他の部屋とつながっていることが多く、トラブルが自分の部屋だけで済まない可能性があるからです。

ここでは、賃貸ならではの注意点を解説します。

詰まりが起きれば原因は判明しやすい

排水管の詰まりを業者が点検・清掃すると、取り出された汚れの状態から原因はおおむね判断できます。

長年蓄積した油脂の塊は見た目にも特徴があり、油が原因であることは隠しにくいものです。

ただし、油による詰まりは、多くの場合一度の失敗ではなく日々の積み重ねで起こります。

前の入居者の使い方や経年劣化が影響しているケースもあるため、すべてが自分の責任になるとは限りません。

大切なのは、隠そうとするよりも、早めに状況を伝えて被害を広げないことです。

結果として、そのほうが費用負担や近隣トラブルを抑えやすくなります。

他の部屋に被害が及ぶおそれがある

マンションやアパートでは、床下の排水管が建物の共用排水管につながっている構造が一般的です。

自分の部屋から流した油が共用部分で詰まりを起こすと、別の部屋の排水口から汚水が逆流することも考えられます。

階下への水漏れが発生した場合は、その損害の賠償を求められる可能性もあるでしょう。

こうした事態を防ぐためにも、集合住宅では特に油の処理に注意が必要です。

万が一に備えて、加入している火災保険の個人賠償責任補償などの内容を確認しておくと安心かもしれません。

補償の範囲は契約によって異なるため、保険会社に問い合わせてみてください。

まずは管理会社や大家さんに連絡する

賃貸で排水の流れが悪くなったら、自己判断で修理業者を呼ぶ前に管理会社や大家さんへ連絡しましょう。

詰まりの場所が専有部分か共用部分かによって、修理の手配方法や費用の負担先が変わるためです。

勝手に業者を手配すると、後から費用を請求できなくなる場合があります。

連絡する際は、いつ頃から症状が出たのか、どのような状態なのかを具体的に伝えるとスムーズです。

ただし、水が逆流してあふれそうなど被害が広がるおそれがあるときは、緊急連絡先へすぐに連絡してください。

夜間や休日でも対応窓口が用意されていることが多いので、契約書類を確認しておきましょう。

業者に相談すべき目安

業者に相談すべき目安

自分で対処しても改善しない場合や、症状が重い場合は、無理をせず水道修理業者に相談するのが賢明です。

無理な作業で配管を傷めると、詰まりの解消に加えて部品交換や水漏れ修理まで必要になり、かえって費用がかさむことがあります。

ここでは、業者を呼ぶべき症状の目安と、依頼した場合の費用や作業時間の相場を紹介します。

事前に目安を知っておけば、見積もりの妥当性も判断しやすくなるはずです。

こんな症状が出たら業者に相談

次のような状態が見られる場合は、排水管の奥や屋外の排水桝で詰まりが起きている可能性があります。

症状 判断の目安
水がほとんど流れない 排水管が強く詰まっている可能性が高い
排水口から逆流する 水の使用を止め、早めに相談したい状態
掃除しても臭いが続く 見えない部分に汚れが残っている
シンク下から水漏れする ホースや接続部の破損が疑われる
屋外の排水桝からあふれる 屋外配管まで汚れが蓄積している

何度掃除しても詰まりが再発する場合も、根本的な原因が残っていると考えられます。

作業時間の目安と業者選びのポイント

軽度の詰まりであれば、30分程度で作業が終わることがほとんどです。

一方、高圧洗浄などが必要になると、1~2時間以上かかる場合もあります。

業者を選ぶ際は、見積もりが無料か、作業前に料金を提示してくれるかを確認しましょう。

自治体の「水道局指定工事店」であるかどうかも、信頼性を判断する材料のひとつになります。

口コミや施工事例を公開している業者であれば、対応の様子もイメージしやすいはずです。

極端に安い料金を強調する広告には、追加料金が発生しないか注意してください。

使用済みの油の正しい捨て方

使用済みの油の正しい捨て方

詰まりを防ぐ一番の方法は、そもそも油を排水口に流さないことです。

使用済みの油は、量や状況に合わせて適切な方法で処分しましょう。

どの方法でも共通するのは、油を十分に冷ましてから扱うことと、住んでいる自治体のごみ分別ルールに従うことです。

ここでは、家庭で取り入れやすい処分方法を5つ紹介します。

方法 向いている油の量
紙に吸わせる 炒め物後などの少しの油
牛乳パックに入れる 揚げ物後のまとまった油
凝固剤で固める 揚げ物後のまとまった油
片栗粉・小麦粉で固める 少なめの油
回収サービスを利用する まとまった量の植物油

キッチンペーパーや新聞紙に吸わせる

炒め物の後など、フライパンに残った油が少ないときは、紙で拭き取って捨てる方法が手軽です。

キッチンペーパーや新聞紙、古布などで油を吸い取り、可燃ごみとして処分しましょう。

拭き取るだけで洗い物の際に排水口へ流れる油が大幅に減り、食器洗いも楽になります。

ただし、油を含んだ紙は条件によって発熱し、自然発火する危険が指摘されています。

紙を水で湿らせてから使う、熱いうちに袋に詰め込まないといった工夫を取り入れてください。

拭き取った紙を排水口に流すのは、詰まりの原因になるため厳禁です。

牛乳パックやビニール袋に入れて捨てる

揚げ物の後などにまとまった量の油が出た場合は、牛乳パックを活用する方法があります。

パックの中に水で湿らせた新聞紙やキッチンペーパーを詰め、十分に冷ました油を注ぎ入れます。

口を閉じてガムテープなどでしっかり封をし、可燃ごみとして出しましょう。

ビニール袋を使う場合も、必ず吸収材を入れてから油を注ぎ、袋を二重にすると漏れにくくなります。

処理した油を夏場に長時間放置すると、気温の上昇で発火するおそれがあります。

できるだけ早めにごみに出すよう心がけてください。

市販の凝固剤で固める

スーパーやドラッグストアで販売されている油処理用の凝固剤を使えば、油をロウのように固められます。

一般的には、油が熱いうちに凝固剤を入れて混ぜ、冷めて固まるのを待つだけです。

固まった油は鍋やフライパンからはがし、可燃ごみとして処分できます。

製品によって使用量や手順が異なるため、パッケージの表示に従って使いましょう。

油が冷めてしまった場合に再加熱する際は、火事を防ぐためコンロから目を離さないでください。

完全に固まっていない状態で捨てると袋から漏れることがあるので、しっかり固まったのを確認してから処分しましょう。

片栗粉や小麦粉で代用する

凝固剤が手元にない場合は、片栗粉や小麦粉で代用する方法もあります。

油と同量かやや多めの粉を少しずつ加えて混ぜると、油に粘り気が出てまとまってきます。

まとまった油はビニール袋などに入れて口をしっかり縛り、可燃ごみとして出しましょう。

ただし、凝固剤のようにしっかり固まるわけではなく、ドロッとした半固形状になるのが一般的です。

油の量が多いと大量の粉が必要になるため、少なめの油を処分するときの選択肢と考えるとよいでしょう。

賞味期限切れの粉を活用すれば、無駄なく使えて経済的です。

回収サービスを利用してリサイクルする

使用済みの食用油は、自治体やスーパーなどで回収している場合があります。

回収された油は、バイオディーゼル燃料や航空燃料などの資源として再利用されています。

例えば東京都では「東京油田」という取り組みを通じて、家庭の使用済み食用油を回収しています。

持ち込む際は、油を冷まして揚げカスなどを取り除き、ペットボトルなど指定の容器に入れましょう。

回収の対象が植物性油に限られていたり、専用ボトルが必要だったりする場合もあります。

お住まいの地域の自治体ホームページや、近くの店舗で回収条件を確認してみてください。

油詰まりを繰り返さないための毎日の習慣

油詰まりを繰り返さないための毎日の習慣

油による詰まりは、日々の小さな習慣の積み重ねで起こります。

裏を返せば、普段の後片付けを少し見直すだけで、詰まりの多くは予防できるということです。

特別な道具や手間はほとんど必要ありません。

ここでは、今日から始められる予防の習慣を4つ紹介しますので、無理のない範囲で取り入れてみてください。

調理器具や食器の油を拭き取ってから洗う

予防の基本は、洗う前に油を拭き取ることです。

フライパンや鍋はもちろん、目玉焼きの油が残った皿や、ドレッシングが付いたボウルも拭き取りの対象になります。

キッチンペーパーやいらない布、使い古しの新聞紙などでさっとぬぐうだけで、排水口に流れる油の量は大きく減ります。

油の量が多い場合は、先に容器へ移して適切に処分しましょう。

拭き取ってから洗うと、洗剤の使用量が少なく済み、スポンジも長持ちします。

排水管のためだけでなく、家事の効率化にもつながる一石二鳥の習慣といえるでしょう。

洗い物の最後にぬるま湯を流す

食器洗いが終わったら、40~50℃程度のぬるま湯を少し流しておくのも効果的です。

排水管内に残ったわずかな油分を柔らかくし、壁面への付着を防ぎやすくなります。

油は冷えると固まりやすいため、最後にぬるま湯で仕上げる習慣が役立つのです。

ただし、ここでも熱湯の使用は避けてください。

排水ホースや排水トラップなどの部品に負担がかかり、破損の原因になります。

給湯器の温度設定をあらかじめ確認しておくと、毎回迷わずに済むでしょう。

排水口とごみ受けを定期的に掃除する

排水口のごみ受けや排水トラップは、食べカスと油汚れがたまりやすい場所です。

週に1回程度を目安にごみ受けを外し、ブラシで汚れを落としましょう。

月に1回程度、液体パイプクリーナーで排水管内のぬめりを予防するのもおすすめです。

使用する際は、製品の使用量と放置時間を守り、最後に水で十分に洗い流してください。

取り外せる部品を掃除するときは、取扱説明書に従い、無理に分解しないことが大切です。

夏場は雑菌が繁殖しやすいため、掃除の頻度を少し増やすと衛生的に保てます。

調理で使う油の量を見直す

そもそも使う油の量を減らせば、後片付けで流れる油も少なくなります。

例えば、油をスプレーボトルに入れて吹きかけると、必要な分だけ使いやすくなるでしょう。

フッ素加工のフライパンを使えば、少ない油でも焦げ付きにくく調理できます。

揚げ物の油は、汚れが少なければ漉して保存し、2~4回程度再利用することも可能です。

再利用の際は、色が濃い、粘りが強い、嫌な臭いがするといった劣化のサインに注意してください。

劣化した油は無理に使わず、ここまで紹介した方法で処分しましょう。

まとめ

キッチンに油を流してしまったときは、まず追加で油を流さず、排水口に残った油を拭き取り、水の流れを確認しましょう。

一度だけで異常がなければ、すぐに詰まるとは限りません。

ただし、油は冷えると固まり、食べカスと絡んで排水管を少しずつ狭めていきます。

熱湯を一気に流す、大量の水で押し流す、洗剤を混ぜるといった行動は避けてください。

軽い詰まりならぬるま湯と洗剤や液体パイプクリーナーで改善が期待できますが、逆流や水漏れがある場合は業者への相談が安心です。

賃貸では、まず管理会社へ連絡しましょう。

使用済み油は紙に吸わせる、凝固剤で固める、回収に出すなど正しく処分し、拭き取ってから洗う習慣で再発を防いでください。

よくある質問

よくある質問

Q. 少量の油を一度流しただけでも業者を呼ぶべきですか?

A. 一度流しただけで排水に異常がなければ、すぐに業者へ依頼する必要はありません。

まずは水の流れや臭いに変化がないか様子を見ましょう。

流れが悪い、ゴボゴボと音がする、逆流するといった症状が出た場合は、専門業者への相談を検討してください。

Q. 油を流したあとにお湯を流しても大丈夫ですか?

A. 熱湯を一気に流すのは避けてください。

油が一時的に柔らかくなっても奥で再び固まりやすく、配管や部品を傷めるおそれもあります。

お湯を使う場合は40~50℃程度のぬるま湯を少しずつ流すのが基本です。

Q. 液体パイプクリーナーとクエン酸を一緒に使ってもいいですか?

A. 塩素系のパイプクリーナーとクエン酸や酢などの酸性のものを混ぜると、有毒なガスが発生するおそれがあり危険です。

別の洗剤に切り替える場合は、必ず水で十分に洗い流してから使ってください。

作業中は換気も忘れないようにしましょう。

Q. トイレに油を流すのは問題ありませんか?

A. トイレにも油を流すのは避けましょう。

油は水に溶けにくく、排水管の中で冷えて固まり、詰まりや汚れの蓄積につながる可能性があります。

食用油は紙に吸わせたり凝固剤で固めたりして、自治体のルールに従って処分してください。

Q. 賃貸で排水が詰まったら自分で業者を呼んでもいいですか?

A. まずは管理会社や大家さんに連絡し、対応方法を確認するのがおすすめです。

詰まりの場所によって修理の手配先や費用負担が変わるため、自己判断で業者を呼ぶと費用を請求できなくなる場合があります。

ただし水があふれそうな緊急時は、緊急連絡先へすぐに連絡しましょう。

記事の監修者

島尻 博富士水道センター

水道工事や各種水回りの修理に従事して35年間。大規模修繕工事の計画~実施までの対応も可能。保有国家資格(給水装置工事主任技術者、一級管工事施工管理技士、一級建築配管技能士)。2023年1月25日放送 テレ朝スーパーJチャンネルで強烈寒波の報道に出演。

- 関連記事 -

トイレの水位が低い原因と直し方|臭い・コポコポ音が出るマンションでの判断基準
洗濯機の水漏れ、放置は絶対NG|発生箇所別の原因と今すぐできる対処法を一挙解説
シンク下の嫌な臭いを根本から解決|原因の見分け方と掃除方法、業者に依頼すべき判断基準まで解説
水道管工事の種類とは?工事が必要なサインと業者の選び方を徹底解説

- 新着記事 -

【漏水】水道代が急に上がったら要注意!戸建て・マンション別に自分でできるチェック手順
トイレが詰まったのにラバーカップがないときは|ペットボトルで作る即席スッポンと3つのNG行動
キッチンに油を流してしまった!詰まりを防ぐ応急処置と正しい捨て方
ページTOPへ