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水道局指定工事店とは?信頼できる業者を選ぶために知っておきたい基礎知識

水のトラブル

富士水道センター編集部

水道局指定工事店とは、水道工事を行ううえで自治体から正式な指定を受けた業者を指します。

給水管の新設や改修など、工事内容によっては指定工事店でなければ対応できません。

指定を受けていない業者に依頼した場合、申請が通らず再工事となり、追加費用が発生します。

そのため、水道工事では価格や対応スピードだけで業者を選ぶ判断は危険です。

本記事では、水道局指定工事店の基本的な仕組みを整理し、工事内容ごとに適切な業者を判断するための基準を解説します。

水道局指定工事店とはどのような業者?

水道局指定工事店とはどのような業者?

水道局指定工事店は、各自治体の水道局から正式に指定を受けた水道工事業者です。

給水装置の新設や改造などの工事を適正に施工できる技術力と体制を備えており、水道法に基づく厳格な基準をクリアしています。

水道局指定工事店の定義と制度の成り立ち

水道局指定工事店とは、水道法第16条の2に基づき、各自治体の水道事業者から給水装置工事を適正に施工できる業者として指定を受けた事業者を指します。

この制度は1997年の水道法改正により創設されました。

改正以前は自治体が直接工事を管理していましたが、規制緩和の流れを受けて民間事業者への委託方式に移行しています。

指定工事店制度の導入により、一定の技術基準を満たした業者が給水装置工事を担当する体制が確立され、水道水の安全性と工事品質の確保が図られるようになりました。

指定を受けるために満たす必要がある要件

指定工事店になるには、給水装置工事主任技術者の選任が必須条件となります。

この資格者は国家試験に合格した専門技術者であり、事業所ごとに最低1名以上の配置が必要です。

また、工事に必要な機械器具を保有していること、適切な経営基盤を有していることも要件に含まれます。

申請時には事業所の所在地や技術者の資格証明書、工事実績などの書類を提出し、水道局による審査を受けなければいけません。

審査に合格すると指定工事店として登録され、給水装置工事を施工する資格が与えられます。

指定工事店が対応できる工事内容の範囲

指定工事店は給水装置の新設、改造、修繕、撤去といった給水装置工事全般に対応できる業者です。

具体的には配水管から分岐して各家庭や建物に水を供給する給水管の設置工事、水道メーターの取り付け、給水管の引き直しなどが該当します。

蛇口交換や給湯器への接続といった宅内の軽微な工事も施工可能です。

ただし、配水管本体の工事は水道事業者が直接管理する範囲となるため、指定工事店であっても対応できません。

指定を受けていない業者が給水装置工事を行うことは水道法違反となり、工事の有効性が認められないため注意が必要です。

参考:川崎市『指定給水装置工事事業者とは』

富士太郎
富士太郎
水道局指定工事店の業者の施工は、一定の品質が期待できるよ!

水道局指定工事店に依頼すべき状況は?

水道局指定工事店に依頼すべき状況は?

水道工事には指定工事店への依頼が法的に必要な場合と、任意で選べる場合があります。

給水装置の新設や改修など、水道法で定められた工事では指定工事店への依頼が必須です。

一方、修理や部品交換などの軽微な作業は、状況に応じて依頼先を選択できます。

新設や改修工事で指定工事店が必須となるケース

給水装置を新しく設置する工事や、既存の配管経路を変更する改修工事では、水道局指定工事店への依頼が法律で義務付けられています。

具体的には、新築住宅への給水管引き込み、増築に伴う配管の延長、配管ルートの変更を伴うリフォームなどが該当します。

これらの工事では水道局への申請手続きと完了検査が必要となるため、指定工事店でなければ施工できません。

指定工事店は適切な施工技術と水道法の知識を持ち、工事完了後の品質保証も行います。

無資格業者に依頼すると工事が無効となり、水道の使用許可が下りないリスクがあるため注意してください。

水道トラブルがおきたとき

蛇口からの水漏れやパッキン交換など、給水装置の構造に影響しない軽微な修理は、指定工事店以外の業者でも対応できます。

ただし、水道メーターから宅内側の配管破損や、給水管本体の交換が必要な場合は、指定工事店への依頼が必要です。

トラブルの原因が不明な段階では、まず指定工事店に相談すると適切な対応方法を判断してもらえます。

緊急性が高い水漏れでは応急処置として止水栓を閉め、その後に指定工事店へ連絡してください。

夜間や休日の緊急対応についても、多くの指定工事店が24時間体制で受け付けています。

富士太郎
富士太郎
指定工事店が対応できる範囲を知っておこう!

水道局指定工事店の調べ方は?

自治体の公式サイトから指定工事店名簿を確認する方法が最も確実です。

各自治体が公開する名簿には、指定番号や有効期限が記載されており、業者が実際に認可を受けているか判断できます。

ただし、地域名での検索には注意が必要で、対応エリアと営業所の所在地が異なる場合もあります。

自治体の公式情報から確認する方法

各自治体の水道局や上下道局のWebサイトには、指定給水装置工事事業者の一覧が公開されています。

サイト内検索で「指定工事店」「給水装置工事事業者」などのキーワードを入力すれば、PDFやExcel形式の名簿が見つかるので試してみてください。

名簿には事業者名、所在地、指定番号、指定年月日が記載されており、業者から提示された情報と照合できます。

自治体によってはオンラインで検索できるシステムを用意しており、事業者名や指定番号から直接調べることも可能です。

不明な点があれば、水道局の窓口へ電話で問い合わせてください。

指定番号や有効期限のチェックポイント

指定工事店には各自治体が発行した固有の指定番号が付与されています。

HP等に掲載されていることが多いので、確認してみてください。

この番号を自治体の名簿と照合すれば、登録の真偽が判明します。

指定には5年間の有効期限があり、更新していない業者は工事を行う資格を失っています。

名簿で指定年月日を確認し、5年以上経過している場合は更新済みか業者へ直接確認が必要です。

また、指定が取り消された事業者は名簿から削除されるため、掲載されていない業者への依頼は避けてください。

富士太郎
富士太郎
安心して依頼したいね!

水道局指定工事店を選ぶ際に確認すべき点は何がある?

水道局指定工事店を選ぶ際に確認すべき点は何がある?

水道局指定工事店を選ぶ際は、見積書の内容、保証体制、緊急時の対応力を必ず確認してください。

信頼できる業者を選ぶことで、工事後のトラブルを防ぎ、長期的に安心して水回りを使用できます。

見積書の記載内容

「一式」と表記された項目が多い見積書は、後から追加費用を請求される可能性があるので注意しましょう。

施工箇所ごとに作業内容が分かれていると、何にいくらかかるのかを把握しやすくなります。

有効期限が記載されていない見積書は、価格の根拠が不明確です。

見積書を受け取った際は、不明点をその場で質問してください。

曖昧な回答しか得られない場合は、別の業者への依頼を検討しましょう。

工事後の対応や保証内容の確認方法

保証内容は工事契約前に書面で確認してください。

保証期間、保証範囲、無償対応の条件が明記されているかをチェックします。

施工不良による水漏れや破損が保証対象に含まれているかは特に重要です。

工事後に不具合が発生した際の連絡先と対応時間も確認してください。

保証書は工事完了後に必ず受け取り、大切に保管しましょう。

口頭での約束のみでは、後日トラブルになった際に証拠が残りません。

定期点検サービスの有無も、長期的な安心につながります。

アフターサービスが充実している業者は、施工品質にも自信を持っています。

連絡体制や緊急対応の可否を判断する基準

緊急時に対応できる業者かどうかは、24時間受付体制の有無で判断できます。

水漏れなどの突発的なトラブルは、夜間や休日に発生する可能性もあります。

問い合わせ時の対応速度も重要な判断材料です。

富士太郎
富士太郎
あいまいなところがある業者は要注意!

【要注意】悪質な水道業者一覧はどこ?急増する高額請求トラブルと信頼できる業者の選び方

よくある質問

よくある質問

水道局指定工事店でなければ修理できない工事は何ですか

給水管の新設や引き直し、メーター周辺の工事など、水道局への申請が必要な給水装置工事は指定工事店のみが対応できます。

蛇口交換やパッキン交換など、申請を伴わない軽微な修理は指定外業者でも可能です。

水道局指定工事店に依頼すると費用は高くなりますか

指定工事店だから高額になるわけではありません。

工事内容が適正で申請や検査を含むため、結果として不要な追加工事ややり直し費用を防げます。

賃貸住宅でも指定工事店を選ぶ必要はありますか

給水管や共用部に関わる工事では指定工事店が必要です。

専有部の簡易修理でも、管理会社や大家が指定を求める場合があります。

指定工事店かどうかはどこで確認できますか

各自治体の水道局公式サイトで指定工事店一覧を確認できます。

業者が提示する指定番号と有効期限を照合することで判別できます。

指定を受けていない業者に依頼するとどうなりますか

水道局への申請が通らず、工事のやり直しが必要になります。

その結果、追加費用や使用停止といった実害が発生します。

まとめ

水道局指定工事店は、給水装置工事を水道法に基づいて行える正式な業者です。

給水管の新設や改修など、水道局への申請が必要な工事では指定工事店以外は対応できません。

一方で、すべての修理に指定が必要となるわけではありません。

工事内容が申請対象かどうかを事前に確認することで、不要な費用や手戻りを防げます。

業者を選ぶ際は、自治体の公式情報で指定の有無と有効期限を必ず確認してください。

条件を満たす業者に依頼することで、工事の正当性と施工後の安心が確保されます。

記事の監修者

島尻 博富士水道センター

水道工事や各種水回りの修理に従事して35年間。大規模修繕工事の計画~実施までの対応も可能。保有国家資格(給水装置工事主任技術者、一級管工事施工管理技士、一級建築配管技能士)。2023年1月25日放送 テレ朝スーパーJチャンネルで強烈寒波の報道に出演。

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