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ティッシュをトイレに流しても大丈夫?つまる原因と5つの解決策を紹介

富士水道センター編集部

ティッシュをトイレに流しても、トイレットペーパーと同じ紙類だからとくに問題はないだろうと思いますよね。ただ、原則ティッシュはトイレに流せるように作られていないため、場合によってはつまってしまう可能性があります。

そこで今回は、誤ってトイレにティッシュを流した場合の対処法や、万が一ティッシュがつまった際の解決策などを解説します。また、ティッシュがトイレにつまる原因を知ることで、トイレを丁寧に使う意識も身につくので、ぜひ参考にしてみてください。

ティッシュをトイレに流しても大丈夫?

トイレに流していいものは、基本的に排泄物とトイレットペーパーのみです。ティッシュはトイレットペーパーと違い水に溶けにくく、排水管につまることがあるので、ティッシュをトイレに流す行為はNGとなります。

排水管は排泄物がスムーズに流れる構造になっているため、1枚や2枚程度のティッシュを流したからといってすぐにつまることはありません。だからといって、毎日のようにティッシュを流したり、大量のティッシュを一度で流そうとするとつまりやすくなります。何よりトイレでは、ティッシュではなくトイレットペーパーを流すようにしましょう。

ティッシュがトイレにつまる3つの原因

ティッシュがトイレにつまる原因は、以下の3つです。

  1. 大量に流す
  2. 水に濡れてもほぐれない
  3. 少量ずつ蓄積される

基本的に、ティッシュをトイレに流すとつまるリスクが高まります。そのことを頭に入れた上で、それぞれの原因について解説します。

1.大量に流す

ティッシュを大量に流すとトイレはつまりやすくなります。トイレットペーパーの場合も、一度に多くの量を流すとつまる危険性がありますが、ティッシュはよりつまる危険性が高くなるのです。

なぜならトイレットペーパーは水に濡れると細かくなりますが、ティッシュは濡れていても塊のまま流れていくからです。また排水管はできるだけ少ない水の量で流れるよう、細い構造になっています。

そのため、大量のティッシュを流すとうまく流れてくれません。ティッシュだけでなく、トイレットペーパーを流す際も量には十分注意しましょう。

2.水に濡れてもほぐれない

ティッシュはトイレットペーパーのように、水に濡れてもほぐれません。そのため、トイレに流しても形が崩れず塊のまま流れ、つまりの原因となります。

トイレットペーパーは水に濡れるとほぐれやすい作りになっています。一方、ティッシュは水に濡れても破れにくい性質があり、そもそもトイレに流すべきものではありません。

同じ量を使う場合、トイレットペーパーよりティッシュのほうが値段的に高くコスパが悪くなります。また、同じ紙類でも用途が異なると、性質も大きく変わってきます。トイレットペーパーとティッシュそれぞれの特徴を把握し、あらかじめつまる原因や危険性を理解しておくといいでしょう。

3.少量ずつ蓄積される

トイレットペーパーは水に濡れると細かくほぐれるため、排水管の途中で止まっても徐々に流れてくれます。一方、ティッシュの場合は細かくほぐれず、水が流れる道を狭くしてしまいます。

数回流しただけで水の流れに大きな影響はないでしょう。しかし、少量ずつでも毎日のように流すことで、ティッシュが排水管の途中に蓄積される可能性があります。

ティッシュを大量に流すとつまるリスクは高まりますが、少量ずつ流したとしても徐々につまっていきます。そのため、トイレットペーパーがないからといった理由で、ティッシュを流し続けることはやめておきましょう。

ティッシュをトイレに流してしまった!つまったときの7つの解決策

誤ってティッシュをトイレに流してしまった場合は、以下7つの解決策が効果的です。

  1. まずは時間を空けて様子を見る
  2. 手でつまったティッシュを取り除く
  3. すっぽん(ラバーカップ)を使う
  4. ぬるま湯でティッシュをふやかす
  5. パイプクリーナーを使う
  6. 重曹と酢を混ぜてティッシュを溶かしやすくする
  7. 針金タイプのハンガーを使う

すべて自分でできる方法なので、ぜひ実践してみてください。では、それぞれの詳しい内容を見ていきましょう。

1.まずは時間を空けて様子を見る

流してしまったティッシュが少量の場合は、一度時間を空けて様子を見ましょう。水にふやけて流れやすくなるかもしれません。可能であれば半日ほど使用せず、その後試しに水を流してみてください。いつもどおりスムーズに流れるようであれば、とくに心配する必要はないでしょう。

ただし、うまく流れたからといって引き続きティッシュを使用するのは避けましょう。ティッシュはあくまでトイレットペーパーがない場合の緊急用として使ってください。トイレ用のペーパー類以外をトイレに流すのはNGです。

2.手でつまったティッシュを取り除く

ティッシュが排水口付近まで出てきている場合は、直接手で取り除く方法もあります。ただし素手は不衛生なため、ゴム手袋の使用がオススメです。ゴム手袋がすぐに準備できない場合は、ゴミ袋でも代用できます。その際、肘付近までしっかり覆えるものか、破れていないかなどを確認してから使用してください。

手で確認してもつまったティッシュに届きそうにない場合は、中止しても大丈夫です。ティッシュが奥までつまっていると、どれだけ手を入れたとしても取り除くことはできません。そのときは他の方法を試したり、専門業者に頼んでみたりしてみるといいでしょう。

3.すっぽん(ラバーカップ)を使う

すっぽんの使用は、トイレのつまり解消に効果的な解決策です。すっぽんの使用手順は以下のとおりです。

  1. 止水栓を閉める
  2. 便器内の水の量を調節する
  3. 床や壁を養生する
  4. すっぽんでつまりを解消する
  5. バケツで水を流してつまりを確認する

また、すっぽんは和式トイレ用や洋式トイレ用、節水トイレ用など、用途によって形状が異なるため自宅のトイレに合ったタイプを選びましょう。

すっぽんを使ったトイレのつまり解消法については、以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。

4.ぬるま湯でティッシュをふやかす

ぬるま湯でつまったティッシュをふやかすことで流れやすくなります。ぬるま湯を使う際のポイントは、以下のとおりです。

  • 湯温は40〜60℃くらい
  • バケツに入れて高い位置から注ぐ
  • お湯を入れたら1時間放置する

熱湯を使うと便器の故障につながるので、お風呂よりも少し熱めのお湯を使うことがポイントです。また、高い位置から注ぐ際に汚水が飛び散ったり、便器の水があふれたりしないように注意しましょう。

時間を空けたら、バケツに水を入れて便器内に水を流してみてください。通常どおりに水が流れて水位が減っていれば、つまりが解消されている証拠です。

5.パイプクリーナーを使う

パイプクリーナーは用途別にさまざまなタイプがあるため、購入前には必ずトイレ用であるかを確認しましょう。たとえば、キッチン用の場合は、油汚れや食べ物のカスなどを溶かす効果があります。しかし、トイレットペーパーや排泄物の除去には向いていません。

パイプクリーナーの中には、汚れを取り除くために熱を発生させるタイプもあり、トイレで使うと便器や排水管の故障の原因となります。使用前は必ず説明書を確認しておきましょう。そのほか、あらかじめ排水管の流れをよくしてつまりを防ぐタイプのパイプクリーナーもあるので、予防策として使用するのもいいでしょう。

6.重曹と酢を混ぜてティッシュを溶かしやすくする

自宅にあるものでパイプクリーナーを作ることもできます。準備するものは以下の3つです。

  • 重曹
  • ぬるま湯

アルカリ性の重曹と酸性の酢を入れることで化学反応が起き、二酸化炭素の泡が発生することでティッシュや排泄物汚れの付着などを溶かしやすくする効果が期待できます。

手順は以下のとおりです。

  1. まずは便器内の水をできるだけ減らす
  2. カップに重曹と酢を2対1の割合で混ぜる
  3. 混ぜたものは直接便器に入れる
  4. ぬるま湯(40〜60℃)を入れる
  5. 1時間放置する
  6. バケツで水を流してつまりを確認する

この方法はあくまでつまりを解消しやすくするだけなので、すっぽんを使ったり、勢いよく水を流したりすることで、つまり解消の効果をより高めることができるでしょう。

7.針金タイプのハンガーを使う

針金タイプのハンガーを使うことで、つまりを解消することが可能です。

具体的には以下の手順で行います。

  1. ハンガーの取っ手部分を切って一本の針金状にする
  2. ペンチを使って便器に入れる側の先端を丸くする
  3. 便器の奥に入れて小刻みに動かす

簡単にいうと、針金でつまったティッシュを動かして流れやすくします。ただし、あまり力を入れすぎると便器を傷つけたり、針金が折れて奥に入ってしまったりする危険性があります。少し試してみて難しい場合は、無理せず諦めることも必要です。また、先述の「手で直接取り除く」方法を試してみて、ティッシュに触れられる場合は、ハンガーを使ってみるとつまりを解消できる可能性が高いでしょう。

ここまで、自分でできるさまざまなつまり解消法を紹介しましたが、それでもつまりが解消しない場合は、さらなる故障を防ぐためにも専門の業者に頼みましょう。

ティッシュがトイレにつまったときにやってはいけない5つのNG行為

ティッシュがトイレにつまったとき、以下の5つの行為は避けたほうがいいでしょう。

  1. もう一度水を流す
  2. 熱湯で流す
  3. パイプユニッシュを使う
  4. トイレの奥までブラシや棒を突っ込む
  5. 力技で解決しようとする

以上の行為は、つまり以外のさらなるトラブルにつながる可能性があるため避けましょう。

では、それぞれ詳しい内容に触れていきます。

1.もう一度水を流す

ティッシュがトイレにつまった場合、レバーやボタンを使ってもう一度流すのは避けましょう。一度流してしまうと途中で水を止められず、あふれる危険性があります。

誤って流すことを防ぐためにも、あらかじめ止水栓を閉めて水が流れないようにしておくことが大切です。

つまりが解消されたか確認する場合は、必ずバケツなどに水を入れて、つまり具合を見ながら流すようにしましょう。

2.熱湯で流す

先述のとおり、ティッシュのつまり解消に40〜60℃のお湯の使用は有効ですが、熱湯の使用は避けてください。基本的に便器は熱湯に耐えられる作りになっていません。

最悪の場合、便器の一部分がひび割れしてしまい、そこから水漏れを起こすかもしれません。また、ひび割れが原因でトイレ使用時にけがをするおそれもあります。

さらなる故障を防ぐためにも、お湯を使う場合は、必ず40〜60℃程度のぬるま湯を使用しましょう。

3.パイプユニッシュを使う

パイプユニッシュは、排水管のぬめりや汚れを落とす効果はありますが、つまったティッシュを溶かすことはできません。

パイプユニッシュの公式サイトでも、『トイレのつまりの原因となるペーパーなどは、「パイプユニッシュ」/「パイプユニッシュ プロ」で分解することはむずかしいので、ラバーカップ(棒の先にゴム製のお椀状のものがついたもの)等で物理的に取り除いた方が効果的です』と回答されています。
引用:パイプユニッシュ公式サイト(SGジョンソン社)

ティッシュがつまっても、パイプユニッシュは使わず、まずはぬるま湯やすっぽんなどの解決策を試してみましょう。

4.トイレの奥までブラシや棒を突っ込む

ティッシュがつまっても、ブラシやハンガーのようなものを無理やり突っ込むのはやめましょう。万が一先端が破損すると、さらなるつまりの原因になり、便器を傷つけてしまう可能性もあります。

棒状のものを排水管に入れる場合は、余計な力を入れなくても届く範囲に留めておきましょう。それで解消されない場合は、別の解決策を試したり専門の業者に相談したり、他の方法を検討するといいでしょう。

自分でトイレのつまりを解消できなくても、業者に任せれば簡単に解決できます。余計な故障を招かないためにも、無理に直そうとするのはおすすめしません。

5.力技で解決しようとする

トイレのつまりに対して力技は通用しません。たとえば、以下のような行為です。

  • 水を高い位置から勢いよく流す
  • 力を入れてすっぽんで何度もに引き抜く
  • ブラシや棒を力で無理やり突っ込む

水をより勢いよく流しても、便器内の汚水が飛び散るリスクが高くなります。すっぽんは力を入れたとしても、引き抜く力に大きな違いはありません。ブラシや棒を無理やり突っ込んだりすると、便器を傷つけたり先端が破損したりする危険性が高まります。

一通り解決策を試してもつまりの解消がほとんどない場合は、専門の業者に相談して、適切な方法でつまりを解消してもらいましょう。

トイレでティッシュしかない時につまらせない3つのコツ

トイレットペーパーがなくなり予備を買い忘れたため、どうしてもティッシュを使うしかない状況もあるかもしれません。その際に、トイレをつまらせない3つのコツを紹介します。

  1. 少量ずつ流す
  2. トイレで流せる製品を使う
  3. そもそもトイレに流さない

どれも簡単ですが、非常に重要なポイントなので、ぜひ参考にしてください。

それぞれ詳しい内容を解説します。

1.少量ずつ流す

ティッシュはトイレットペーパーのように、水に濡れても細かくなりません。そのため、ティッシュを流さなければいけない場面では、細かくちぎったり枚数を分けたり、排泄物とは別に少量ずつ流すようにしましょう。

細かくちぎれば塊になることは防げますし、さらにこまめに流せば、つまるリスクもより下げられます。

また最近のトイレは、拭く前に洗い流せる温水洗浄便座機能が付いているものもあります。ティッシュの使用を最小限に抑えるためにも、温水洗浄便座機能を効果的に使うといいでしょう。

2.トイレで流せる製品を使う

トイレットペーパー以外にも、水に流せるティッシュがあります。赤ちゃんのお尻拭きのような商品はトイレに流せるタイプもあるため、トイレットペーパーとは別に予備でひとつ置いておくと、もしものときに役立つでしょう。

また外出先のトイレでも、トイレットペーパーがない状況が考えられます。そのようなときのために、トイレで流せるティッシュ類を持ち歩いておくのもオススメです。トイレ以外にも、手を拭いたりちょっとした掃除にも使えたりして便利です。

ただトイレに流せるタイプとはいえ、一度に大量のペーパーを流すとつまりの原因になるので、流す量には十分注意しましょう。

3.そもそもトイレには流さない

つまりを発生させないためには、そもそもティッシュをトイレに流さないことが重要です。衛生面や気分的にいいとは言えませんが、ティッシュをトイレに流さずビニール袋に捨てる方法があります。

ただし、しっかり封を閉めないと異臭の原因となるので注意してください。不快感はあると思いますが、トイレットペーパーを購入するまでの限定的な対策と割り切り、少しの間我慢しましょう。

ティッシュをトイレに流さなければ、絶対につまることはないため、もっとも効果的な対策といえるかもしれません。

自分でつまりを解消できない場合は業者に依頼しよう

ティッシュをトイレに流すとつまる確率が上がります。そのため、可能であればティッシュは流さないほうがいいでしょう。

ただ、どうしてもティッシュしかない状況だと、流すしかない場合もあるでしょう。そういったときは、細かくしたり小分けにしたりするなど、少量ずつ流すとつまりにくくなります。

トイレはティッシュだけでなく、トイレットペーパーでもつまる可能性があり、自分でつまりを直そうとするとさらなる故障を招くおそれもあります。安全かつ適切な方法で直すためにも、つまったときは早めに専門の業者に相談することが重要です。

記事の監修者

島尻 博富士水道センター

水道工事や各種水回りの修理に従事して35年間。大規模修繕工事の計画~実施までの対応も可能。保有国家資格(給水装置工事主任技術者、一級管工事施工管理技士、一級建築配管技能士)。2023年1月25日放送 テレ朝スーパーJチャンネルで強烈寒波の報道に出演。

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