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トイレ修理の料金相場は?自分で直せるケースや業者の選び方を紹介

富士水道センター編集部

トイレは毎日使うため、故障やトラブルに見舞われる機会も多いです。水漏れや詰まり、便座のガタつきなど、放置しておくと生活に支障をきたします。また、水道代のムダ遣いや衛生面の問題にもなりかねません。

そこで、当記事ではトイレ修理をするべき症状や故障の原因、自分でできる修理方法をご紹介します。トイレ修理を業者に依頼する基準や業者選びのポイント、日頃からできる予防方法も記載していますので、ぜひ参考にしてみてください。

トイレ修理が必要な症状7選

トイレ修理が必要な症状は、気づきやすいもの・見逃しやすいものに分けられます。水漏れのような気づきやすい症状や、水位が高い・低いといった見逃しがちな症状もあるので、トイレを使う際に意識してみるとよいでしょう。

以下のような症状を見つけたら、トイレの故障を疑ってみてください。

  1. 水が漏れている
  2. 水が流れない・流れが弱い
  3. 水が止まらない
  4. 水位が高い
  5. 水位が低い・臭いがする
  6. 温水洗浄便座や暖房便座の調子が悪い
  7. 便座・レバーがガタつく

1.水が漏れている

トイレの水漏れを放っておくと床が水浸しになり、水染みやカビの原因になります。床が腐食したり、異臭が発生したりするため、早めに対処するのが大切です。

水漏れの原因は、以下のようなものが考えられます。

  • タンクや便器のひび割れ
  • パッキンやホースの劣化
  • 接続部分の緩み

場所や程度によっては自分で修理することも可能ですが、部品やトイレ本体の交換が必要になる場合も少なくありません。
トイレの水が流れないか、流れが弱い場合は、つまりの可能性が高いです。トイレットペーパー以外のものを流したり、ペーパーを多量に流したりすると、トイレがつまりやすくなります。

 2.水が流れない・流れが弱い

また、トイレのタンク内の水量が減っていたり、止水栓が閉まっていたりする可能性もあります。トイレが流れない・流れが弱いと、普段通りトイレを使えません。日常生活にも支障が出るため、早めに対処したいところです。

 3.水が止まらない

トイレの水が止まらない場合は、タンク内部や配管の不具合が原因です。タンク内部にあるフロートバルブという部品が故障したり、パッキンやホースが劣化したりすると、水流が止まらなくなります。

水が止まらないまま放置しておくと、ムダに水道代を消費するだけでなく、タンク内部の汚れやカビの発生にもつながります。壊れた時に修理するだけでなく、寿命のあるパッキン・ホースを定期的に交換するのが大切です。

 4.水位が高い

トイレの水位が高い場合は、つまりやタンクに使われている部品の不具合が疑われます。水位を調節する部品が故障したり、メンテナンス不足だったりすると、水位の調整が正常に動作しないためです。

水位が高い場合は、水が溢れたり、流れ切らなかったりする恐れがあります。トイレの水位が高い場合はいったん使うのを止めて、不具合がないか調べましょう。原因が特定できない場合は、業者に依頼するのがおすすめです。

 5.水位が低い・臭いがする

トイレの水位が低いか、臭いがする症状は、排水管の不具合が原因です。掃除をしても臭いが続いたり、水位が低いままだったりする場合は場合は、修理する必要があります。

トイレから下水道はS字管とよばれる排水管で繋がっており、ここに水をためることで下水管からの逆流を防ぐ構造になっています。S字管に劣化やひび割れがあると、水位の低下や異臭が発生するため、早めの対処が必要です。

配管の故障は自力での修理が難しいため、業者に依頼しましょう。

6.温水洗浄便座や暖房便座の調子が悪い

温水洗浄便座や暖房便座などの機能性便座が動かない場合、故障が疑われます。不具合の原因は、以下の通りです。

  • 電源の故障
  • 配線の不具合
  • ノズルの汚れ・つまり
  • フィルターの汚れ・つまり
  • パッキンの劣化
  • ホースの劣化

機能性便座の故障を放置していると、冷却水やトイレ側からの漏水が電子回路に触れ、火事や感電のリスクがあります。漏水も見られる場合は下手に触らず、業者に連絡しましょう。

 7.便座・レバーがガタつく

トイレの便座やレバーがガタつくと、使用時に音が立って不快に感じたり、隙間に汚れやカビが溜まりやすくなったりします。便座やレバーを固定しているネジやナットを締め直すことで解決する場合もありますが、部品が劣化している場合は交換が必要です。

ガタつきを放置すると部品が壊れたり、外れたりする可能性があるため、早めに部品を交換しましょう。自力での交換も可能ですが、自宅のトイレの型番を見て、メーカーから新しい部品を取り寄せる必要があります。

 トイレ修理の前にやっておくべき応急処置3選

トイレの故障を見つけたら、修理の前に応急処置をしましょう。適切な処置をして、故障の原因を抑えれば、水漏れ被害の拡大を防げるでしょう。

トイレ修理の前にするべき応急処置は、以下の3つです。

  • 【水漏れ】止水栓を閉める
  • 【つまり】無理に流さない
  • 【迷ったとき】業者に連絡する

【水漏れ】止水栓を閉める

トイレから水漏れしている場合は、最初に水の供給を止めるのが大切です。トイレの配管に付いている止水栓や、元栓を閉めて水を止めれば、水漏れが一時的に止まります。被害を最小限に抑えるため、まず止水栓を閉めましょう。

出典:トイレ「止水栓の閉め方」|暮らしのお役立ち情報|LIXILリフォームネット

トイレの止水栓は、タンクの横や下、壁や床にあることが多いです。手で閉められるタイプ・マイナスドライバーが必要なタイプの両方があるため、作業時はドライバーを用意してください。ドライバーが無い場合は、500円玉のようなコインを使って閉めましょう。

【つまり】無理に流さない

トイレの水が流れないか、流れが弱い場合は、排水管のつまりが原因です。つまった状態で無理に水を流すと、紙や異物が奥に押し込まれて症状が悪化します。無理に流すと修理が困難になるため、つまったら流さずに放置しておきましょう。

また、水位が上昇して溢れたり、下水道から逆流したりする可能性もあります。トイレや部屋が汚損される危険もあるため、無理に流すのは厳禁です。ラバーカップでつまりが直らない場合は、業者に依頼しましょう。

【迷ったとき】業者に連絡する

トイレの故障を自力で修理できる場合もありますが、素人修理では症状が悪化するリスクがあります。ケガや感電などの被害に遭う可能性もあるため、修理方法がわからない場合や原因を特定できない場合は、業者に相談しましょう。

専門的な知識や技術をもつ業者に依頼することで、迅速かつ安全に修理してもらえます。症状を伝えればおおまかな原因を判断し、適切に修理してくれるため、素人が修理するよりも安全です。

トイレが故障する原因と修理法

トイレの修理方法は、原因によって異なります。故障の原因を見極めて、適切に修理しましょう。

原因と修理方法を下にまとめたので、修理の際に参考にしてみてください。

故障の原因

修理方法

トイレ・排水管のつまり

ラバーカップやワイヤーで詰まったものを押したり引っ張ったりする

タンク内部品の劣化

タンクを開けて、部品を交換したり調整したりする

パイプの接続不良

パイプの接続部分を締め直したり、パッキンやホースを交換したりする

パッキンの劣化

パッキンを交換する

温水洗浄便座の故障

電源や配線を確認したり、ノズルやフィルターを掃除したり交換したりする

温便座・トイレのひび割れ

便座やトイレ本体を交換する

トイレ・排水管のつまり

トイレがつまるのは、以下3つのいずれかが原因のケースが多いです。

  • 大量に紙を流した
  • 異物を落とした
  • 排泄物が長期的に堆積した

紙を大量に流したり、異物(スマホ・ペンなど)を落としたりすると、トイレがつまりやすくなります。また、流した排泄物が長期的に溜まって、次第につまることもあるので、日頃から掃除する習慣をつけましょう。

トイレのつまりを直すには、ラバーカップやワイヤーでつまったものを押したり引っ張ったりするのが効果的です。ただし、異物を落とした場合や長期にわたって堆積した場合は、自力での修理では改善しないケースもあります。

つまりの症状がひどい場合は、業者に依頼して高圧洗浄してもらったり、便器を外して配管を調べてもらったりすることになります。

タンク内部品の劣化

以下のような症状に該当する場合は、タンクの部品劣化を疑いましょう。

  • トイレの水が止まらない
  • 便器内の水位が高い
  • 便器内の水位が低い

トイレのタンクは水流を制御し、レバーをひねるたびに適切な水量を流す設計です。しかし、部品が劣化すると正常に動作しなくなります。

タンク内の部品が劣化した場合は、同じ規格の部品に交換したり、調整したりするのが効果的です。トイレの説明書を参考に、同じ規格の部品を用意すれば、理論上は自力でも修理できます。

ただし、トイレ内部の機構を理解するには専門的な知識が必要なので、基本的には業者に依頼して交換してもらうのが賢明です。

パイプの接続不良

パイプの接続部分は徐々に緩んでいくため、トイレの中でも特に水漏れしやすい場所です。トイレ周りの給水管や排水管に接続不良があると、水漏れしたり異音がしたりする場合があります。

パイプが接続不良を起こしている場合は、ナットを締めなおしたり、パイプを交換したりしましょう。

ナットが緩んで接続不良を起こしている場合は、締め直すだけで修理できます。モンキーレンチやスパナを用意できるなら、自分での修理も可能です。しかし、強く締めすぎると部品が破損するおそれもあるので、無理に修理しないようにしましょう。

また、パイプの交換は、素人では難しい修理です。業者に依頼し、代わりの部品に交換してもらいましょう。

パッキンの劣化

パイプやタンク内など、部品の接続部に付いているパッキンが劣化すると、水漏れや動作不良の原因になります。パッキンとは、部品の接合部に設置して、水漏れを防ぐ役割の部品です。

パッキンはゴム製のものが多く、経年劣化するため、交換期限が設けられています。交換期限が過ぎたパッキンを使い続けていると、劣化して水が漏れるため、定期的な交換が必要です。

パッキンの交換は自分でもできますが、元と同じ規格の部品を使わないと、不具合が出やすくなります。規格についての知識が無い場合や作業が難しい場合は、業者に依頼するのがおすすめです。

温水洗浄便座の故障

温水洗浄便座や暖房便座が動かなかったり、水漏れしていたりする場合は、電子部品の故障を疑いましょう。これらの機能性便座は電化製品なので、修理には専門的な知識や技術が必要です。

電化製品や電子回路に詳しくなければ、自力での修理は難しいでしょう。業者に依頼して、修理・交換してもらうのがおすすめです。

メーカーによっては、修理対応をしてくれる場合もあります。しかし、メーカーへ修理を依頼する場合、以下のような可能性があるため注意してください。

  • 平日しか連絡ができない
  • 連絡が返ってくるまでに時間がかかる
  • すぐに修理をしてもらえない

 便座・トイレのひび割れ

便座やトイレ、便器本体のひび割れの原因は、以下が考えられます。

  • 重いものを載せた
  • ものをぶつけた
  • 熱いものを流した

トイレの便座や便器には耐荷重量(重量制限)があり、制限を超えた重量がかかると破損することがあります。したがって、トイレの棚にものを出し入れするとき、電球を交換するときなどに、トイレの上に乗ってはいけません。

また、つまりを直そうとして熱湯を入れたときも、温度差で便器が割れることもあります。つまりを修理するためにお湯を流すときは、4~50度のぬるま湯を使いましょう。

便座や便器が破損した場合、基本的には交換する以外の修理方法がありません。業者に依頼し、交換してもらいましょう。

【注意】自分でトイレ修理してはいけないケース5選

故障の症状によっては、自分でトイレ修理すると、かえって症状を悪化させるリスクがあります。以下の条件に当てはまる場合は、自分で修理せず業者に依頼しましょう。

  • タンクレストイレの故障
  • 温水洗浄便座の故障
  • 便器と床の間からの水漏れ
  • 便器・タンクのひび割れ
  • 部品の交換

 タンクレストイレの故障

タンクがないタイプのトイレ(タンクレストイレ)は、自力での修理が困難です。タンクレストイレはタンクが無くても水流を制御できるよう、電子部品が含まれています。そのため、故障の多くは電子部品の不具合が原因です。

また、タンクレストイレから水漏れしている時に触れると、感電の危険性があります。故障が疑われるときは使用を止め、速やかに業者に連絡・修理してもらいましょう。

温水洗浄便座の故障

温水洗浄便座の故障が疑われるときも、自力での修理は控えましょう。故障かわからないときは、以下のポイントを参考にしてください。

  • 焦げたような臭いがする
  • 暖房便座が温かくならない
  • 暖房便座が異常に熱くなる
  • ひびが入っていたり割れていたりする
  • 便座がガタついている
  • 温水洗浄便座から水が漏れている
  • 電源コードやプラグに発熱・焦げがある

上のような症状がみられるときは、直ちに使用を止めましょう。放置していると感電や火災のリスクがあるため、迅速に修理を依頼するのがおすすめです。

便器と床の間からの水漏れ

トイレの便器と床の間から水漏れしている場合、排水管の故障か、パッキン・フランジの劣化が原因の可能性が高いです。どちらの場合も便器を取り外して修理する必要があり、自力での修理は難しいでしょう。

便器と床の間には配管の接合部があり、フランジ(配管同士をつなぐ部品)やパッキンが劣化すると水漏れします。便器を外すには専用の工具が必要なうえ、作業中に便器本体を割るリスクもあるので、なるべく業者に依頼しましょう。

便器・タンクのひび割れ

トイレの便器やタンクがひび割れた場合、自力で修理するのは難しいです。耐水テープやパテなどを使えば、一時的な応急処置はできるでしょう。しかし、再発する可能性が高いため、根本的な修理にはなりません。

ひび割れを放置していると、異臭や階下への漏水といったリスクがあります。トイレでひび割れを見つけた場合は業者に依頼して、便器やタンクを交換してもらいましょう。

部品の交換

トイレの故障は、部品の交換で直るケースも多いです。しかし、素人判断で部品を交換すると、さらなる故障を招く原因になります。

トイレの部品は、JISとよばれる規格で形状が統一されています。トイレで使われているような細かな部品は、規格ごとのサイズ差が小さいです。場合によっては、正しい部品でなくても取付できるため、素人が部品の選定をおこなうのは危険です。

完全に同じ部品を選ばないとトイレが正常に動作しないため、部品の交換を自分でおこなうのはおすすめしません。業者に依頼して部品の規格を調べてもらい、正しい部品と交換してもらいましょう。

自分でトイレ修理できるケース3選

トイレが故障しても、症状が比較的軽ければ、自分で修理できます。以下のような症状なら、問題なく修理できるでしょう。

  • つまり(軽度なもの)
  • タンクの水位調節
  • ナットの締め直し

 つまり(軽度なもの)

トイレットペーパーや排泄物がつまった程度なら、自分で修理できるケースも多いです。つまりを放置するとトイレを使えないうえ、水漏れや異臭の原因になるので、軽度のつまりなら自分で修理しましょう。

以下に、修理に使える道具と、修理の方法をまとめました。トイレがつまった時は、参考にしてみてください。

使う道具

修理方法

ラバーカップ

便器に当てて上下に動かす。空気圧を利用して、つまったものを押し流す。

バケツ

バケツの水を便器に流し入れ、水圧でつまりを押し流す。

お湯

4〜50℃のお湯を便器に流すことで、つまったものをふやかす。

クエン酸・重曹

2つを混ぜることで化学反応を起こし、泡や熱を利用してつまりを流す。

タンクの水位調節

トイレの水流が弱いときは、タンクを開けて水位を調整しましょう。トイレの種類によっては、水位を調節できるリングが付いているケースもあります。

水位調節リングがある場合、以下の手順で操作しましょう。

  1. トイレタンクの蓋を外し、水位調節リングを探す
  2. リングを引き上げてロックを外す
  3. 水位が低いなら右、高いなら左に回す
  4. リングを引き下げてロックする

水位調節リングがない場合は、フロートバルブの位置を調節することで、水位を調整できます。しかし、部品の交換や正しい部品の選定が必要になるため、水位調節リングのないトイレは業者に任せるのがおすすめです。

ナットの締め直し

トイレの配管から水漏れしている場合、ナットを締め直せば解消できる可能性があります。ナットは配管の接続部分にあり、六角形をした金属製の部品です。ナットが緩んだ程度の故障なら、レンチなどで締め直せば水漏れが止まります。

ただし、ナットが錆びたり欠けたりしている場合は、交換が必要です。無理に締めると破損するリスクがあるので、業者に交換してもらいましょう。

また、配管からの水漏れは、パッキンの経年劣化で起こるケースもあります。パッキンを交換すれば直る可能性もありますが、こちらも業者に任せるのが賢明です。

トイレ修理を業者に依頼する基準

トイレが故障したとき、業者に依頼するか、自分で修理できるかを判断するのは難しいです。ただし、自分で修理すると症状が悪化する可能性もあるため、できるだけ業者に依頼した方がよいでしょう。

以下の基準に当てはまった場合は、トイレ修理を業者に依頼してください。

  • 原因がわからない
  • 自分で修理しても直らない
  • 自分で修理するのが不安

 原因がわからない

トイレが故障した原因を見つけられなければ、自力での修理は難しいです。たとえば、同じ症状でも部品の交換だけで直るケースもあれば、複数の原因が重なっているケースもあります。

水漏れやつまりなどの表面的な症状がわかっても、原因や適切な修理方法まで判断するのは、素人には難しいでしょう。

原因が特定できないときは、自分でトイレ修理をしてはいけません。適切な修理方法を選べないと、余計に症状が悪化することも考えられます。業者に相談すれば、専門的な知識と技術で原因を特定し、適切な修理法を提案してもらえるでしょう。

自分で修理しても直らない

自分で修理しても症状が改善しない場合は、無理せずに業者に依頼しましょう。自力での修理で症状が改善することもありますが、効果がない場合や逆効果になる場合も考えられます。

また、部品交換を自分でおこなうのは危険です。正しい部品を選び、正しい向きや角度で取り付けないと、症状が悪化しかねません。修理費用がかさむリスクもあるので、自分で修理できないと思ったら業者に連絡しましょう。

自分で修理するのが不安

トイレが故障したときに自分で修理するのが不安な人は、業者に依頼するのが無難です。トイレは工業製品であり、規格や計算にもとづいて設置されています。素人判断で部品を交換したり調節したりすると規格が合わず、症状を悪化させる危険性もあります。

また、トイレは水や電気に関わる部分が多く、下手に修理すると危険です。専門的な技術・知識・道具がないまま修理すると、ケガや感電のリスクがあります。多少お金はかかりますが、トイレ修理のプロである業者に依頼した方が安全でしょう。

トイレ修理を依頼する業者の選び方

トイレ修理を請け負ってくれる業者の中には、悪質な業者も存在します。したがって、業者の選定は慎重におこなう必要があります。業者選びに迷ったら、以下のポイントを参考に探してみてください。

  • 運営・施工実績
  • 見積もりやアフターフォロー
  • 口コミ・評判

業者のホームページや広告には、運営や施工の実績を掲載しているケースがあります。長く運営している業者や、多くの施工実績がある業者は多くの経験を積んでいるため、信頼性や技術力が高いです。

また、見積もりやアフターフォローがあるかも確認しましょう。修理の内容や費用を事前に教えてくれたり、修理内容に不備があった場合は無料で対応してくれたりします。

実際に業者に依頼した方の声を知りたい方は、口コミ・評判を見るのも効果的です。業者の対応や腕がよい場合は、好意的な口コミや評判が多いと予想できます。

ただし、SNSの口コミや評判はサクラの可能性もあるので、参考程度に見るのがよいでしょう。口コミや評判を見たい方は、GoogleビジネスやYahoo!口コミをチェックするのがおすすめです。

【症状別】トイレ修理費用の相場

トイレの修理は業者に依頼する場合、費用が気がかりでしょう。依頼した業者の修理費用は適切なのか、不安に思われる方も少なくありません。そこで、おおまかなトイレ修理の費用相場を以下にまとめました。

修理内容

修理費用の相場

トイレのつまり抜き

5,500円~

配管のつまり抜き

5,500円~

タンク内の部品交換

8,800円~

温水洗浄便座の交換

3万円~18万円程

便器の取り外し・交換

3万円〜5万円程

※記載の価格は参考価格です。実際の価格とは異なる場合があります。

トイレのつまり抜き

トイレのつまり修理(つまり抜き)は、症状によって費用が変動します。内容を以下にまとめました。

症状

修理費用の相場

軽度のつまり(軽い作業)

5,500円~

中度のつまり(専門器具を使用)

8,800円~

重度のつまり(便器の脱着が必要)

30,000円~

※記載の価格は参考価格です。実際の価格とは異なる場合があります。

ペーパーや排泄物がつまった軽度の症状なら、費用はさほどかかりません。しかし、高圧洗浄機のような専門器具を使った修理や、便器の取り外しが必要となる、中~重度の故障だと費用が大きく上がります。

配管のつまり抜き

配管のつまり抜きは作業難度が高いため、費用も高額の設定です。

修理内容

修理費用の相場

高圧ポンプ・薬剤洗浄

4,400円〜8,800円程

排水管分解

8,000円〜30,000円程

高圧洗浄

35,000円~

※記載の価格は参考価格です。実際の価格とは異なる場合があります。

配管の手前でつまっているだけなら、高圧ポンプや薬剤を使った軽度の作業で済むでしょう。しかし、排水管を分解したり、高圧洗浄機を使ったりすると、修理費用が〇〇円まで上がる可能性もあります。

タンク内の部品交換

タンク内の部品が劣化しているケースの費用は、交換する部品の価格によって変わります。

交換部品

修理費用の相場

フロートバルブ

1,000円~3,000円程

パッキン

6,000円~15,000円程

ホース

6,000円~

※記載の価格は参考価格です。実際の価格とは異なる場合があります。

フロートバルブやフラッシュバルブといった水流を制御する部品の交換は、比較的高めの料金設定です。

温水洗浄便座の交換

温水洗浄便座の修理は、13,000円から請け負ってくれます。一方、本体の交換となると12万円以上かかることも多いです。また、別途交換作業費がかかることもあります。

※記載の価格は参考価格です。実際の価格とは異なる場合があります。

温水洗浄便座の耐用年数はおよそ10年といわれており、長く使っているとトラブルが起きやすくなります。故障を機に交換するのも、ひとつの手段です。

なお、温水洗浄便座は修理するより、交換した方が安く済むケースも少なくありません。業者と相談して、修理か交換かを決めましょう。

便器の取り外し・交換

便器の取り外しや交換は、他の修理に比べて費用が高いです。

修理内容

修理費用の相場

洋式トイレ本体費用

3万~12万円

洋式トイレ交換工事費

3万円~7万円程

タンクレストイレ本体費用

10万円~20万円程

タンクレストイレ交換工事費

15万円~30万円程

通常の洋式トイレより、電子回路の多いタンクレストイレの方が高額になります。また、便器を交換する際は、トイレルームの広さに合った便器を選ぶようにしましょう。

【予防】トイレ修理しないで済むように日頃から手入れしよう

トイレが故障した時に修理するのは必須ですが、日頃からメンテナンスを欠かさなければ、故障を予防できます。たとえ故障しても、軽度な症状で済むケースも多いので、日頃から手入れをしておきましょう。

トイレのメンテナンスには、掃除がもっとも効果的です。便器だけでなく、タンクや便座もきれいにしておけば、故障にも気づきやすくなります。また、年数の経ったトイレは故障しやすいので、メンテナンスを欠かさないのが大切です。

トイレ修理は業者に任せると安心

トイレは日常生活の中で利用する機会も多い分、故障しやすい設備です。日頃から故障しないようメンテナンスをおこない、故障した場合は業者に修理を依頼しましょう。自分での修理もできますが、軽度な症状の場合だけにしておくのが無難です。

記事の監修者

島尻 博富士水道センター

水道工事や各種水回りの修理に従事して35年間。大規模修繕工事の計画~実施までの対応も可能。保有国家資格(給水装置工事主任技術者、一級管工事施工管理技士、一級建築配管技能士)。2023年1月25日放送 テレ朝スーパーJチャンネルで強烈寒波の報道に出演。

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