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漏水した際にまずやるべきことは?応急処置や水道代の減免制度などを解説

富士水道センター編集部

自宅で漏水が発生した際に、まず何をすればいいかわからない方は多いのではないでしょうか?

業者に修理を依頼したいけど、どこに頼めばいいか悩む方もいるでしょう。

また、「漏水によって水道代が余計にかかってしまうのでは」と不安に感じるかもしれません。

本記事では、漏水が起きた際に自分でできる応急処置や原因別の対策、業者に修理を依頼する際のポイントや水道代の減免制度などを解説します。

漏水について悩んでいる方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

 自分でできる漏水調査の方法3つ

自分でできる漏水調査の方法3つ

自分でできる漏水の調査方法は、以下の3つです。

  • 水道料金を確認する
  • 水道メーターを確認する
  • 実際に見て触って確認する

それぞれの具体的な方法を見ていきましょう。

水道料金を確認する

普段よりも水道料金が高くなっている場合は、どこかで漏水が起きていると考えられます。

ただし、料金の支払いを口座引き落としにしている場合は、水道料金が増えていても気づきにくいかもしれません。

口座の取引情報をチェックしたり、毎月の料金表を確認したりしない限り、水道料金の詳細がわからないからです。

そのため、漏水調査も兼ねて家計簿を記録し、毎月の水道料金をチェックする習慣をつけるとよいでしょう。

水道メーターを確認する


水道メーターのパイロットを確認することで、漏水の有無を判断できます。

パイロットは水が流れると断続的に回り続けます。

そのため、自宅のすべての水道を使用していなくてもパイロットが回り続けるのであれば、どこかで漏水しているかもしれません。

漏水の場所を特定する場合は、各箇所の止水栓を順に閉めていきます。

一つずつ閉めながら、パイロットが動いているかどうか確認しましょう。

そして、止水栓を閉めた時点でパイロットの動きが止まったところが漏水している場所です。

実際に見て触って確認する

 

不自然に濡れている箇所がある場合は、漏水を疑いましょう。

たとえば、洗面台下の収納部分が濡れていたり、トイレの床が不自然に濡れていたりする場合は、漏水している可能性が高いと言えます。

それでも確信が持てない場合は、ティッシュやタオルを使い、漏水を確かめてみてください。

漏水の疑いがある箇所にティッシュやタオルを置いて、しばらく経った後に濡れていたら、そこから漏水している可能性が高いでしょう。

漏水した際に自分でできる応急処置3つ

漏水した際に自分でできる応急処置3つ

漏水した際に自分でできる応急処置は、以下の3つです。

  • 止水栓を閉める
  • 接続部のネジやナットを締める
  • 漏水箇所にテープやタオルを巻く

応急処置は、漏水の被害を最小限にするために重要です。

どれも簡単な作業なので、ぜひ参考にしてみてください。

止水栓を閉める

漏水を発見した際は、まずは止水栓を閉めましょう。

止水栓を閉めると水の流れを止められます。

水の流れが止まれば一時的に漏水もしなくなるため、被害の拡大を抑えられるのです。

また、止水栓を閉めずに修理をしようとしても、漏水が止まらず作業の邪魔になってしまいます。

なお、止水栓の種類によってマイナスドライバーが必要なものもあります。

接続部のネジやナットを締める

蛇口や排水管などの接続部は、ネジやナットが緩むと漏水しやすい作りです。

その場合、緩んでいる箇所を締めなおせば、漏水を止められます。

ネジやナットを締める際は、スパナやモンキーレンチなどの工具が必要です。

締めすぎるとネギやナットが破損し故障する危険性があるので、締め具合を確認しながら慎重に作業しましょう。

ネジやナットの緩みを改善しても漏水が続くようであれば、パッキンやフィルターなど内側の問題を疑ってみてください。

漏水箇所にテープやタオルを巻く

漏水箇所が特定できており、修理が必要な部分が小さい場合はテープで応急処置もできます。

ホームセンターで売られている防水補修テープが漏水処置に適しているため、あらかじめ購入しておくとよいでしょう。

また、漏水の量がごく少量であれば、漏水している部分にタオルを巻いて一時的に水をタオルに吸収させる方法もあります。

ただし、修理箇所が大きい場合や漏水の量が多い場合、テープやタオルで止めるのは難しいため、すみやかに修理業者に相談してみてください。

【場所別】漏水の主な原因と対策

【場所別】漏水の主な原因と対策

漏水が発生するのは、主に以下のような場所です。

  • キッチン
  • 洗面台
  • お風呂場
  • トイレ
  • ウォシュレット
  • 各種蛇口

それぞれの場所別に、原因と対策を解説していきます。

キッチン

キッチンからの漏水の原因と対策は、以下のとおりです。

水漏れの場所

原因

対策

キッチンの蛇口

・部品の劣化および破損 

・給水ホースの劣化

・シャワーホースの劣化

・劣化した部品を交換する 

・給水ホースやシャワーホースの交換をする

キッチンの給水管

・蛇口と給水管をつないでいるナットの緩み

・給水管についている止水栓や逆止弁の劣化

・給水管自体の劣化

・蛇口と給水管の接続部分を締めなおす

・止水栓や逆止弁の交換をする

・蛇口と給水管との接続部分のナットを交換する

キッチンの排水管

・排水管のひび割れ

・排水ホースの割れ

・シンクと排水トラップの継ぎ目の劣化

・排水トラップと排水ホースの継ぎ目の劣化

・排水管や排水ホースの交換をする

・シンクと排水トラップの継ぎ目を補修する

キッチンの漏水は、「蛇口・給水管・排水管」のいずれかの場所にある部品が劣化、または破損していることが考えられます。

洗面台

洗面所からの漏水の原因と対策は、以下を参考にしてみてください。

水漏れの場所

原因

対策

洗面台の蛇口

・パッキンやバルブカートリッジの劣化

・パッキンやバルブカートリッジの交換をする

洗面台の排水管

・排水トラップの老朽化

・排水トラップのナットを締めなおす 

・排水トラップを交換する

洗面台のシャワーホース

・シャワーホースの破損

・シャワーホースを交換する

洗面所の漏水が起こる場所は、大きく分けて「蛇口・排水管・シャワーホース」の3つです。洗面台からの漏水を発見したら、上記3つを確認してみてください。

お風呂場

お風呂場からの漏水の原因と対策は、以下のようになります。

水漏れの場所

原因

修理方法

浴槽の蛇口

・パッキンやバルブカートリッジの劣化

・パッキンやバルブカートリッジを交換する

浴槽の排水管

・排水トラップの老朽化

・排水トラップのナットを締めなおす

 ・パッキンを交換する

シャワーヘッド

・ナットの緩みやパッキンの劣化

・ナットを締めなおす 

・パッキンを交換する

・シャワーヘッド本体を交換する

お風呂場の漏水の原因は、蛇口や排水トラップ、シャワーヘッドなどの部品の劣化や緩みです。自己判断でムリに作業すると、余計なダメージを与える可能性もあるため、必要に応じて水道業者に依頼しましょう。

トイレ

トイレからの漏水の原因と対策は、以下の通りです。

水漏れの場所

原因

対策

トイレタンク

・給水管と接続しているナットのゆるみ

・継ぎ手部分のゴム製パッキンの劣化

・ボールタップの破損

・浮き球の破損

・ゴムフロートの劣化

・オーバーフロー管の破損

・止水栓を閉める

・劣化した部品と新しい部品を取り替える

便器

・便器のひび割れ

・排水ソケットの劣化

・便器本体を交換する

・排水ソケットを交換する

給水管

・パッキンの劣化

・給水管本体の劣化

・止水栓を閉めてから交換をする

トイレの漏水は給水管やトイレタンク、便器といったさまざまな場所で発生します。

トイレの漏水修理には専門的な知識が必要になります。心配な場合は水道業者に状況確認を依頼しましょう。

ウォシュレット

ウォシュレットからの漏水の原因と対策は、以下の通りです。

水漏れの場所

原因

対策

洗浄ノズル

・ノズルの汚れ

・ノズルの破損

・ノズルを清掃する

・ノズルを交換する

給水フィルター

・フィルターの目詰まり

・給水フィルターの破損

・フィルターを清掃する

・フィルターを交換する

水抜栓

・水抜栓の破損

・パッキンの劣化

・水抜栓を清掃する

・パッキンを交換する

ウォシュレットの場合、洗浄ノズルや給水フィルターなどの各部品の汚れや劣化が漏水につながります。

ウォシュレットは家電製品で、漏水修理には専門的な知識が必要です。

とくに温水タンクや操作パネルなどは、電子機器が含まれており慣れていない人が修理するのは危険です。

基本的には専門の業者に修理を依頼しましょう。

各種蛇口

各種蛇口からの漏水の原因と対策は、以下のようになっています。

水漏れの場所

原因

対策

吐水口

・吐水口のネジの緩み

・パッキンの劣化

・ネジを締めなおす

・パッキンを交換する

ハンドル下のナット

・ナットの緩み

・ナットを締めなおす

パイプの根本

・カートリッジの劣化

・パッキンの劣化

・カートリッジを交換する

・パッキンを交換する

各種蛇口の漏水は、吐水口やハンドル下のナット、パイプの根本などでよく発生します。

また、蛇口はさまざまな場所にあり毎日使用するため、漏水のリスクが高い場所です。

各場所の蛇口に応じた対策を行いながら、自分で修理するのが難しい場合は専門業者に依頼することをおすすめします。

漏水の修理を業者に頼む際のポイント3つ

漏水の修理を業者に頼む際のポイント3つ

漏水の修理を業者に頼む際のポイントには、以下の3つが挙げられます。

  • 保証内容や保証期間をチェックする
  • おおよその料金相場を把握しておく
  • 即日対応してくれるか確認する

信頼できる業者を選ぶための重要なポイントなので、ぜひ参考にしてください。

保証内容や保証期間をチェックする

漏水の修理業者を選ぶ際は、保証内容や保証期間が充実している業者を選びましょう。

修理後に再び漏水が発生しても、保証内容によって期間内は無料で修理してくれる業者もあります。

なお、業者によっては再修理の際、追加料金が発生する場合もあるので事前に確認しておくことが大事です。

口頭だけではトラブルになる可能性もあるため、契約書を交わしておき、安心して修理を依頼できる状態にしておきましょう。

おおよその料金相場を把握しておく

漏水の修理業者を選ぶ際は、相場に近い料金か確認することが大切です。

業者によって値段設定が異なり、中には相場よりもかなり高い値段にしている場合も考えられます。

業者に頼む前に、料金の相場を調査しておきましょう。

また、実際に修理業者に依頼する際は、漏水の状況を詳しく伝えることが大切です。

業者の担当者も詳しい状況がわかれば、修理費用について細かい説明がしやすくなります。

見積もりを依頼する際は、料金の確認を忘れないようにしましょう。

即日対応してくれるか確認する

漏水によって水が正常に使えなくなると、生活に悪影響が生じます。

できれば1日でも早く修理するほうがいいため、すぐに対応してくれる業者を選ぶといいでしょう。

漏水の状態がひどい場合は、放置すると床や壁などに水が浸透して腐食する可能性もあります。

その場合、漏水以外の修理費用が必要になるかもしれません。

即日対応してくれる修理業者を選ぶことで、漏水の被害を最小限に抑えられるでしょう。

悪質な水道業者の一覧はある?見分けるポイントや依頼してしまった場合の対処法を解説

漏水で高くなった水道代の減免制度の申請方法

漏水で高くなった水道代の減免制度の申請方法

漏水で高くなった水道代の減免制度の申請は、以下の手順で行いましょう。

【手順】

  1. 最寄りの水道局やサービスセンターに問い合わせる
  2. 業者に修理を依頼する
  3. 必要書類を提出する

それぞれの詳しい内容を解説します。

なお、水道代の減免制度は自治体によって内容が異なり、適切な使用のうえで漏水が発生した場合に限り、減免制度が適用されます。

最寄りの水道局やサービスセンターに問い合わせる

漏水によって高くなった水道代減免制度については、漏水が起きた時点でまず最寄りの水道局やサービスセンターに問い合わせをしておきましょう。

漏水箇所を伝えることで、内容に応じた手続きの案内が受けやすくなります。

自治体によっては、申請時に修理箇所の図面や写真が必要だったり、指定業者が手続きを代行したりすることがあるため、最初の段階でしっかりと連絡を取っておくようにしましょう。

なお、東京都の水道局では、「ご家庭の水道設備はお客さまの財産であり、お客さまの責任で管理していただくものです。たとえ、漏水があったとしても、水道メータで計量した水量に対する料金はお支払いいただくことになります。」と回答されています。

参考:東京都水道局

業者に修理を依頼する

問い合わせが済んだら、業者に連絡して漏水箇所の修理を依頼しましょう。

業者については、問い合わせの時点で水道局から指定される場合もあれば、個人で依頼するケースもあります。

どちらの場合でもすみやかに連絡し、少しでも早い漏水の解消が重要です。

業者に依頼する際は、減免制度を利用するために修理代金の見積書や請求書が必要になる場合があります。

そのため、受け取った書類は大切に保管しておいてください。

また、申請書類に業者記入欄がある場合は、事前に業者に伝えて記入してもらいましょう。

必要書類を提出する

漏水により高くなった水道代の減免制度申請には、以下のような書類が必要です。

  • 申請書
  • 修理代の見積書
  • 修理業者の請求書

上記はあくまで一例で、漏水の減免制度に必要な書類は自治体によって異なります。

そのため、最初の連絡時点で必要な書類についても聞いておきましょう。

自治体によっては、自治体のHPで申請書類を事前にダウンロードする必要があります。

必要な書類だけでなく、書類の準備の仕方についても聞いておくとよいでしょう。

漏水を発見したら早めに業者に依頼しよう!

漏水を発見したら早めに業者に依頼しよう!

漏水は自宅のさまざまな場所で発生するため、各場所の原因に応じた対策が必要です。

ネジの緩みやパッキンの劣化などであれば自分でも修理できますが、専門的な知識が必要な場合もあります。

そのため、漏水を発見して自分で修理するのが難しいと判断した場合は、すみやかに専門の業者に修理を依頼してください。

その際は保証内容や料金などに注意しながら、信頼できる業者を選びましょう。

記事の監修者

島尻 博富士水道センター

水道工事や各種水回りの修理に従事して35年間。大規模修繕工事の計画~実施までの対応も可能。保有国家資格(給水装置工事主任技術者、一級管工事施工管理技士、一級建築配管技能士)。2023年1月25日放送 テレ朝スーパーJチャンネルで強烈寒波の報道に出演。

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